この、千国街道沿いに祭られた道祖神は、五穀豊穣、子孫繁栄を願い、二十三夜塔は月待ちの祭りに、庚申塔は天帝の嫌猜を恐れ、要は、村に悪弊が入らぬよう、旅人の安全を願ったもの。江戸時代から村々で絹に包まれるように守られた日本人の心だ。なぜか、道祖神に出会うと人は合掌する。素直な心で。
場所: 長野県安曇野周辺(北アルプス展望ハイキングコース。と安曇野散策)
実施日: 2023年5月8日(月)?9日(火)
参加者:(6名) 勝巳、才美、憲治、吉生、亮子、和子。
集合: 二俣川駅改札口5月8日(月) 6時40分 雨天決行
切符購入(5月8日)月 乗車券―JR新横浜――JR柏矢町(はくやちょう駅)大糸線、特急券―八王子8時33分発(特急あずさ5号)――松本駅(5月9日)火、乗車券―安曇沓掛(あずみくつかけ)――新横浜、特急券―穂高16時発(特急あずさ46号新宿行)――八王子
昨年4月実施コースと少し違い、花を見ながらゆっくり歩くという計画だったのだが、甘かった。もちろん桜は満開ので、これでもかこれでもかと押し寄せて来るし、途中の清水寺の桜は、優しい色の暖かな香りる見事な花。帰り道では長閑な畑にブドウの棚が連なり、何処か浮世離れしている。山は近くであっても春の中に霞でいる。低く連なる山は、新緑の森に色濃く桜が浮き上がる。山桜が点在。まさに春の山、一斉に芽吹く。風に花びらがはらはらと降りかかる。本物の藪鶯がなく。なんという所だ。酒の名前ではなく本物の春爛漫にであう。野は広々、関東平野が広い。大きな新しい豊そうな農家は別荘の様に連なって、風景は南面に明るく眼がまぶしい。日は高く、暑い。水が欲しい。このままだと熱中症になりかねない。まだ3月なのに。
実施日:2023年3月22日(水)―23日(木)1泊2日 少雨決行
集合: 横浜駅JR改札口(みどりの窓口前)3月22日6時50分
参加者: 勝巳、才美、達也、茂子、吉生、恵美子、亮子、和子(計8名)
コース:
3月22日(水)晴れ 小湊鉄道、いすみ鉄道全線乗車。花畑散策横浜発7時01分発(横須賀線千葉行10番線)――千葉8時24分着(内房線木更津行乗換)8時28分発――五井着8時43分(9時05分小湊鉄道乗換、)――上総中野10時23分着(10時26分発(いすみ鉄道乗換)――JR大原11時28分着(11時58分発外房線木更津行き乗換)―――和田浦着13時18分、13時20分。宿に荷物置き(黒滝方面散策出発)――13時40分花見の老人会6人と出会う――14時元郵便局員に近道案内をいただく――15時花園広場花見の老人会5人と出逢う。――15時20分黒滝着――農家でミカン購入――宿帰着16時45分――18時30分鯨料理フルコース夕食
実施日: 2023年2月16日(木)快晴 寒い。無風。
参加者:(7名) 勝巳(リーダー、記録)、才美、達也(行動記録)、茂子、吉生(写真)、亮子、良信、
集合: JR真鶴駅改札口9時30分
コース:(徒歩5時間)12000歩
希望ヶ丘発7時43分――海老名着8時02分(小田急乗り換え8時13分発)――小田原着8時59分(JR東海道線9時08分発)――真鶴着9時20分,
真鶴駅発9時30分(タクシー利用)――湯河原美化センター(焼却場)10時
――さつきの郷(友逢の鐘)――鎌倉幕府開運街道10時30分――南郷山12
時30分――幕山13時30分――幕山梅園15時―バス――湯河原着15時30分(解散)
持ち物:昼食弁当、杖、登山靴、手袋、マフラー、雨具(防寒具兼用)水筒。非常用品
日程: 2023年1月12日(木)日帰り 快晴。無風
集合: 横浜駅京浜急行笠継地(地下)午前7時30分
参加者:5名,勝巳(記録)、才美,吉生(写真)、亮子(写真)、恵美子
コース:(快晴。無風。温暖。徒歩約3時間)
京急横浜発、特急7時49分――三崎口着8時43分――バス8時49分発――城ケ島白秋碑前バス停9時10分――徒歩――県立城ケ島公園10時――安房埼灯台広場10時30分――宮柊二歌碑――角川源義句碑――ウミウ展望台11時――馬の背洞門11時30分――海岸線ハイキングコース13時――城ケ島灯台、――長津呂崎――旧京急ホテル(工事中)――城ケ島バス停12時30分――渡船(500円)――産直センター――三崎港(昼食)13時――バス停三崎港――京急三崎口駅14時――横浜15時(解散)
実施日: 2022年10月1日(土)暑い快晴
場所: 「都立水元公園」「柴又帝釈天}「矢切の渡し」散策
集合: 横浜駅、中央コンコース(みどりの窓口前)午前7時
参加者: 10名(男5,女5)
吉生(写真)、憲治(幹事)、貞子、勝巳(幹事、記録)、才美、達也(行動記録)、茂子、邦子、亮子、ゲスト1名
コース: 横浜発7時12分(京浜東北線)――西日暮里8時07分着、8時17分発。―金町8時33分着――北口よりバス―水元公園着8時30分??野外ステージ公園、水生公園小休止10時―― 11時サンクチアリー、メタセコイアの森―水元大橋小休止―12時睡蓮池―12時江戸川堤―12時30分矢切の渡し(30分乗船、松戸側往復400円)―13時30分帝釈天参道―13時30分昼食、とらや―14時ー15時自由散策―15時京成柴又駅(解散)横浜(17時ごろ)
実施日:2022年7月14日(木)小雨。一時豪雨、曇り
参加者: 10名(男4,女6) 憲治(リーダー運転、会計)、貞子、勝巳(記録)、才美、三貴也、美奈子 吉生(運転、写真)、邦子、亮子、和子
集合: 二俣川。農協裏 7月14日午前7時30分(車2台利用) コロナを避け、人混みがなく、誰でも行けて、涼しい場所として選定
コース:(徒歩3時間程度) 海老名――小田原道路――箱根東海道――鎌倉道石仏群――「箱根湿生花園」2時間程度散策――乙女茶屋――日帰り温泉「一の湯」――東名御殿場IC―――二俣川着17時ごろ
持ち物:水1L。雨具。昼食弁当(途中購入可能)。虫よけ、日よけ、帽子。
はきなれた靴
箱根の印象は、熱海とセット。日本のラスベガスという姿。、小学校の修学旅行で十石峠からの曲がりくねったバスで黒い温泉卵を食べすぎてしたたか車酔い。その後青年を過ぎ壮年になり雪の白銀山の藪漕ぎなどを経て次第に変わってきた。老年の今は、「箱根は素晴らしい」と豹変した。自然風景は変わらないのに、自分の見方だけで、こんなに大きく変わる。箱根もいい迷惑だろう。
実施日: 2022年6月25日(土)快晴。山頂は霧、曇天、強風。
参加者: 憲治、貞子、勝巳、才美、吉生、亮子、和子
コース:(健ハイ体力測定コース)
集合:小田急線、新松田駅改札口8時40分
新松田駅バス発8時55分―関本着9時12分―タクシ― 最乗寺最奥駐車場9時30分(測定登山開始。行程は各自自由。)―最乗寺バス停発14時50分―関本―バス―新松田駅―海老名乗換(解散)――二俣川16時ごろ
コロナと、悪天候で何度も中止、何年振りかの体力測定コース。やっと懸案の標識整備が吉生さんの努力で完成。新緑の気配を残す路は、緑陰で、適当に風もあり快適な環境。全体に路が荒れている。たぶん、直近の強風、豪雨があったためだろう。そのためもあってか、低山特有の登山路を外れる適当な路が多く、迷う。慣れた山も、やっぱり山だ。
目的が各自の体力を把握することであり、コールや到達目標はもとよりない、その分、気楽。だが自己判断と自主性が問われる。単独行の一面を持つ。
連日快晴快適。春セミ鳴く新緑の深い森の樹々。行きかう人なく裏磐梯は静かだ。万山と鬱蒼たる若葉と蒼き水満る湖。これこそ我が遠き過ぎ去った原風景。行けども行けども豊かな森。まさに新緑の息吹。ここ裏磐梯の探勝路に無駄は一切ない。曲がりくねり、行きつ戻る道にすべて意味がある。花に立ち止まり、春蝉の合唱に、修行僧の声を聞く。道は更に深く森に囲まれ、人跡は朽葉に埋もれ、すべてが苔むす原生に包み込まれる。黒く太い蔦が生き物のごとく孤独に絡みつく大木はそれでも悠然と初夏の若葉風に輝いている。
小野湖半探勝路に至っては、まさに人跡未踏。もちろん国土地理院の2万5千分の一に点線ですら道の記載はない。小さな沢を渡る二本の丸太橋の苔にもこの森の威厳と、深さがある。渡る風は樹々の命を天地に嗅ぐわす。木こりがトロッコを腰を折って押していたあの芥川龍之介の「トロッコ」の胸むしるトロッコ道跡が深く緩やかに森をくねっていく。時たまクマよけの笛が現実に引き戻す。標高800mを正しく春蝉が教えてくれる。山を彷徨するには、宿は雨露がしのげれば十分という価値観を木っ端みじんに砕かれる。高級な宿泊も悪くないと思うのは寄る年波で感性が堕落したためか。狭い宿の玄関に子供の自転車があり、温泉には、サロンパスかケロリンの椅子、窓を開けっぱなしにするな、「カエルや蛇が入るから」の張り紙。胡坐をかいて食べる湯気出る食事、部屋の裸電球を消すと、いっぺんにかび臭い漆黒の世界。早朝冷気含む布団の中で階下の台所の音を聞く。みそ汁の香が漂う。これこそが至福の宿とあえて、長い間求め続けたてきた。私はいつも旅をしていた。旅行ではなく。でも、高級旅館も旅として素直に受け入れる年になった。磐梯山の大噴火は明治21年。火山にとってはつい昨日のこと。多くの犠牲の跡にこの風景が生まれた。湖沼群が、この森が、生まれた。そこに立っている。風景に見入っている。 憲治さんの行動時間管理を頼りに怪我も、迷子も、忘れ物もなく、天気に恵まれたが 今後も、こんな旅はできるだろうか。こんな場所を探し求めよう。裏磐梯はすべて、探勝路として表示されている。名称は景色にふさわしい。
実施日時: 2022年5月20日(金)
集合: JR東海道線 「根府川」駅 改札口 9時
参加者:(6人)男女各3、
勝巳(リーダー。記録)、憲治(サブリーダー)、貞子、吉生(写真)、亮子、恵美子(初参加)
コース概要:(徒歩4時間)
根府川駅発9時――国際高校前――県農業センター――牧板川橋10時――米神水源地10時30分――文三堂11時――石橋山古戦場11時30分――佐奈田霊社――みかん畑11時30分――紀伊神社13時――早川漁港(魚市場)13時30分昼食――JR早川駅14時30分(解散)
(参考) 希望ヶ丘発7時27分――横浜着7時43分ー?乗換ー?(横浜発7時55分発6番線 ホーム東海道線熱海行き)――根府川着8時57分
持ち物: 履きなれた靴。(多少登り下りあり、杖有効)。水筒。マスク、非常用品(けが薬、
足つり薬、突発の雨、地震などでの交通遅延等も考慮のこと)
地図 「小田原南部」(2万5千)
実施日: 2022年4月22日(金)
集合 : 横浜駅横須賀線10番ホーム7両目付近 7時30分
参加者: 6名(他にゲスト参加1名)
勝巳、才美、憲治、貞子、吉生、亮子
コース概要: (徒歩約4時間、後半かなり暑い)
横浜発横須賀線、成田空港行7時38分発――JR佐倉駅着9時07分--観光協会-- 彫刻通り―武家屋敷9時30分--ひよどり坂--侍の杜--大手門跡--佐倉 営跡10時30分--佐倉中学--自由広場--三の門跡--堀田正睦公像--佐 城址公園--天守台跡--国立歴史民俗博物館(昼食12時30分)--姥が池--菖蒲園--佐倉市立美術館--佐倉市立美術館--厚生園入り口--旧堀田邸跡
(さくら庭園)13時30分――タクシー佐倉駅着14時30分――横浜着16時30分
枝分かれして、常緑樹、団栗が落ちているところを見るとウバメガシの大木かも知れないがわからない。天気が良ければ見晴台からのあるべき景色を皆で乏しい想像力で補う。低山だがここは本来景色がいい所。惜しむらくは紅葉はゼロ。落葉樹がなく根から枝分かれした大木が多く植林は無い。海に近い為か変な林相だ。砲台山の山頂は昔通りの複雑な長い巻き道を伴う道。山頂のコンクリート造りの高射砲台跡はつわものどもの夢の跡を思わせる。
恒例会場。正確には数えていないがこの場所での新年山行は20回をこえている。
場所が近く交通の便があり、3時間程度のハイキングで、野外で鍋ものができる大きな広場があり、安全で誰も参加でき、それに穏やかな海が眺望できる南にむいて芝生の広がりがあり、それにトイレまである登山者にめったに出会わない山、更に初詣が出来る「寺」まであるところなど都市近辺には探してもめったにない。新年会用に特別にあつらえられた場所だ。今回も好天に恵まれた、かなり前から日程を組むリーダーは天候を読むことから始まり、当日の鍋料理も含めてご夫妻で大変な準備だろう。その上、あらかじめほとんど作成済みの食材の持参までし、会場で料理まで作ってくれるに及んでは頭が下がる。
全体綜合
春3月に会員の提案でこのコースの企画準備開始。早速環境省発行のコース全区分地図を手に入れ山岳フエアや、観光協会から情報をこまめに収集分析。その結果トレイルは一般的な自然歩道程度と判断、特に地理院発行の二万五千の地図を準備するまでもないと甘く見た。実態は天気に恵まれたにもかかわらず悪戦苦闘。東西に尾根が海に傾斜するのを南北に歩くのだから谷と尾根を繰り返し登り降りするのは致し方ないが、なんでこんなに階段や急坂が続くのかとぼやきたくなる。その代り、森は原始のままに深く、世界最大の海は悠然とし、所によっては一日歩いても電柱一本見事にない。たまに小さな漁港にぶつかるが空き家と塩の香と波が奏でる小石の音だけで赤トンボの羽音すら聞こえるようだ。特に田野畑周辺は昔役人が赴任するために来て余りの厳しい道のりに引き返したという場所がいまだに地名に残る。今日でもその通行の困難さが見渡せる真木沢の思案橋、松前川の谷を渡る思惟の大橋などがある。この手の話は四国高知の檮原にも学校に赴任する先生があまりの山奥の道に引き返す峠の名前がいまだに残っている。いずれも、住民の微かな優越感と諧謔の匂いをさせて微笑ましい。そんなところだからこの道は飛びぬけた贅沢時間を存分に味あわせてくれる。今回は、周遊切符の関係で3泊4日に無理に押し込んだ為、徒歩コースを車移動で食い散らかさざるを得なかった。もっと、地を這うように体にしみいるような旅をしたら、一揆の事や、厳冬の山河、山漁村の真の生活や古きアイヌや縄文遺跡の事等の風景に深く出くわすに違いない。
それでも高齢者11人の集団としては企画や事前調査、困難な昼食手配、複雑な会計などの担当者を始め参加者全員の協力のもとよくぞ頑張り誰一人として事故もなく歩き通したのはさすがだ。
この東北の果つる道に今だ未練がある。残した魅力にあふれた未知は大きくそして多い。
全体記録;勝巳
登山記録 前期;達也
登山記録 後期;亮子
全行程6泊8日を新緑の6月と紅葉の10月に分けて実施。前期4泊5日。後期は2泊3日。
自然豊かなブナの原生林の新潟と長野県境を巡る全長70Kmを超すロングトレイル。
予想される雨天の中、連日歩く体力と気力を要するが幸い好条件に恵まれ、長期日程に伴う事故もなく充実感に満ちた山行となった。
総括;徒歩4時間程度だが雨中登山でもあったので十分以下の目的は達成できた。
施策の目的
現状体力を自ら正確に把握し、「気が先行し、体がついていかない。昔の体力を過信する」ための高齢者特有の山岳事故を防ぐために実施する安全対策上、恒例の大切な行事。
この意味では、通常の登山とは趣を異にする。
引き続き登山計画に参加希望者は常に自己体力の正確な把握が欠かせない。自分の体力を知ることで、団体スポーツである登山に同行する他人への迷惑を回避することにもなる。毎年、場所、時期、コース、時間帯を同じにして、正確な現在時点の体力を確認する。
此の為、途中で引き返しも当然可。(少雨の時も、雨中の登山訓練を兼ねて実施)。
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