サロン116東京の古い商店街を歩く(2019.4.24)

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kenDSCN2408.jpg日時;2019年4月24日(水)曇り時々小雨
参加者;(5名) 吉生(リーダー写真)、憲治、勝巳(記録)、才美、邦子。

青物横丁から、戸越銀座へ行くと言ったら、「懐中物に気を付けろ」と散々の悪評。青kenDSCN2383.jpg物横丁の響きはのどかで、どこか懐かしい。猫が昼寝し、お婆さんが孫と日向ぼっこをし、洗濯物がひらひらしている昭和の裏路地を連想する。なのに駅を出るとレマン湖のほとりの国際観光都市の名を冠して、ジュネーブ通りと看板がある。青物横丁の響きとジュネーブは違和感。かなり心臓の強い人の命名だ。街は旧仙台藩の屋敷跡からなっているので、青葉通りとか、仙台坂などの地名が散在した大小のビル街。仙台味噌の大きな醸造樽がある大正時代の木造建物に立ち寄る。店員も男性の中年で愛嬌もない武士の商法。三菱鉛筆のどこか鉛筆のような印象の本社ビルがあったり、品川区総合庁舎、品川郵便局などがあり、この辺が、品川区の中心地に違いない。それにしてもいまどき鉛筆だけであんな立派な本社ビルを持てるのかと勘ぐる。リーダーの吉生速度に置いて行かれないよう小雨の中必死に後を追う。知らないkenDSCN2393.jpg街を歩くのは実際より長く感じ、正味疲れる。やがて鳥居を思わせる戸越銀座商店街入り口看板に至る。道路は石敷で幅広く、電柱は無いくすっきりした商店街は親しみが持てるこぎれいさ。物価も横浜に比べれば2割は安い。コロッケが名物と言う庶民性が売り。商店街は一本だけ長く続きクロスする商店街は無い。コロッケをかったら食べ歩きかと聞かれた。それが自然な商店街だ。やがて戸越銀座を超えて、複雑に入り込んだ道を選びながら武蔵小山商店街に至る。こちらは商店街全体に天蓋があって、店も若干だがこ綺麗。道行く人もそれなりに見えるから不思議だ。やたらと美容院らしき店が多い。この辺の人は毎日美容院へ行くのだろうか。焼き鳥屋、ラーメン屋、食堂風のすし屋、焼肉屋、どんぶり飯や等軒を連ねる。言ってみれば、B級レスkenDSCN2399.jpgトランのオンパレード。そのうちの一軒に入る。当然だが平日のこの時間店内は高齢の女性ばかりが楽しそうに大声で会話している。さっきまで外で散々待たされたときは、食べ終わったらなんですぐ出ないのだと文句を言っていたが、こう楽しそうにしている姿を目の当たりにするとなんだか一緒にいつまでも居たくなる。もちろん味はA級で安い。料理の出も早い、此の商店街は生活の臭いの中にも一寸した贅沢を味逢える微妙なバランスを保っている。戸越銀座は成熟した商店街なら、此処は、青年の力がありどちらも住みやすいに違いない。近郊にはこのような街が私達を待っている。
知らない飾り気のない街にこそ過ぎ去った日々を思い出させてくれるものがある。

コース;(徒歩2時間)
集合;2019年4月24日(水)9時25分 横浜駅京急中央改札口。

青物横丁10時――戸越銀座商店街11時――武蔵小山商店街11時30分(小さなフライパンで)昼食――武蔵小山駅前 解散13時30分。

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