宮ケ瀬湖沿革 神奈川県では昭和22年に相模湖ダム、昭和45年には城山ダムが完成した。その後も相模川流域では人口の増加が進行し、上水道や工業用水道の需要は2ダム完成後も県民700万人の供給が追いつかない状態であった。
宮ケ瀬ダム湖は更なる人口増や工業の進展開に備え、昭和44年に予備調査、昭和46年特定多目的ダム事業としてスタートした。
「堤高156m、総貯水容量2億トン」という首都圏最大級のダム計画は発表から29年後の平成12年12月に完成し、今現在、横浜市、川崎市、相模原市、県人口920万人の90%に上用水と流水電力量24.000Kwの発電に貢献している。
総事業費は完成時3.970億円であった。
ダム工事の悲哀は流域の人たちの生活基盤ばかりか、昔より多くの人々がなれ浸しんだ中津渓谷をも水没することとなった。
川魚料理屋や民宿などをはじめ300戸の人々の水没移転補償交渉は長期化し、昭和52年に補償費国庫補助の嵩上げ対象となり、宮の平上流の代替地を造成することで妥結した。
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平成30年9月19日(水) 晴、日差しは暑さの名残、ただし木陰に吹
く。風は秋を感じられる絶好のウォーキング日和。
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小田急線本厚木駅9時20分 本厚木駅9時50分発神奈川中央交通バス宮ケ瀬
行き乗車50分670円 復路は清川村15時発乗車50分670円。
16時本厚木駅着 解散。
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三貴也、吉生(写真)、貞子、憲治(記録)、ゲスト(美保、世義、伊
久枝)。
夏休みも終わり宮ケ瀬宮の平湖畔園地エリアはひっそりとしていて、1時間
に1本のバスから降りたのは我グループと他には2人だけ。
数軒ある商店も昼近いのに閉まり、今日は平日のせいなのか寂しい限り。
宏大に緑のジュータンを敷いたような湖畔イベント緑地を通り抜け、水の郷大
つり橋を渡り対岸のダムサイトに向かうべく遊覧船乗り場へ向かう。
このイベント緑地は毎冬季の11月24日から12月25日の期間17時~22時に
イルミネーション電飾60万個を使用して、山間の暗闇に幻想的な装飾を醸す。
イベントはかなり人気があり期間中は25万人も来場する一大的な催しとなって
いる。
ダムは最深部270m、生態系保護で釣りは禁止の湖面を、遊覧船に乗り対岸ダム
に5分ほどで到着。
船着場が減水の為湖水面が低く、やたら階段を上らなければ平地に出られない。
エネルギー館前の木陰で老齢グループが所々でおしゃべりをしているが、11時
からの観光放水を見物したあとと見えて賑やかに食事休憩中のようだ。
我グループはダムの上背堤を渡り歩き、ダム下流に向かい下ってゆく。
あいかわ公園の冒険広場につき、東屋そばの木陰を見つけ昼食をとる。
14時からの放水に合わせダムサイトに行くと、自家用車で来たと見える家族組
が数多くおり、絶景の見物場所を独占している。
放水は2つの流水口から6分間続き、水量は1秒に30立米とのことだが想像の
つかない水量だ。
帰路はパークセンター広場を横切り山道を下り降りた清川村バス停から15時発
の本厚木行きに乗車する。
かなりの人達が見物していたのでバスは混むと覚悟したが、自家用車の方が殆
んどと見えてバスは空いていた。
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