サロン119 東京湾「海ほたる」裏側探検 (2019.10.9 台風接近情報有れど。快晴、無風)

user-pic
0

DSCN3062.JPG行先;「東京湾アクアライン。木更津アウトレット」
参加者;7名(男5.女2)

    吉生(リーダー、車、写真)。憲治(車、写真)。三貴也。美奈子。達也。亮子。勝巳(記録)。
集合出発;10月9日 8時発 二俣川農協裏。

大型の台風が来るとの情報だが全くの快晴。絶好の行楽日より。

DSCN3072.JPGこの時間の出発は高速の渋滞にぶつかるがそこは勝手知った地元。裏道から簡単に渋滞を避ける。海ほたるは、イメージが三浦半島から房総半島南端への架橋と思いがちだが実際は川崎から木更津。不思議に思う。これでは両半島の振興ではなく、単に首都圏の交通緩和。東京湾の入り口をまたぐ橋の方が夢があるのに。
東京湾の船の多さと多様性に今さらのように驚く。どこを見ても大小の船が勝手に走っているようだが実際は方向が一定している。朝の荷揚げの為かほとんどの船が太平洋から東京湾の内陸をむかっている。船は用途に応じて造られオーダーメイドが多くそれぞれ主張があって頼もしい。こうして眺めていると日本経済も大したものと急に愛国的な気分。子供のころ船員に憧れたことが懐かしい。
DSC02513.JPG何度もこの道は通るがトンネル見学はしたことがない。急な階段があるが大丈夫かと事前確認が厳しいのでかなり緊張したが何のことは無い。これでおわり?程度。いつもの山登りのお蔭だ。
要は、トンネル内での非常事態にどう対処できているかの説明がメイン。自動車道の下に緊急用道路が作られ消防自動車も通れる。そこへ避難するのだが、地震などの時に海面下数メートルだから水が入らないのかとの質問に「水は入りません」との返事。海底に居て非常事態でも水が来ないと想定する心臓はこのトンネル並みに大したものだ。東北大地震の3月11日千葉の山からの帰り道、健ハイの車はこの橋をまさに渡ろうとしていた。DSC02514.JPGまだ、地震直後で通行禁止の規制もなく上手くいけば渡れるかもしれないと蛮勇を出して橋に侵入。途中で接続部分に衝撃減少のための砂が溢れているのでこれは危ないと引き返した。そのまま侵入していたらたぶん海底で閉じ込められていたはず。この思い出のせいで海底トンネルの安全には命のトラウマがある。やはり海の底や山の土の中は怖い。出来れば大空の見える陸の上を行きたいのだが経済性はそれを許さない。この橋ができたときに1兆4000億の経費が掛かったそうだが「無駄」との意見に地元代議士は「そんなことを言うやつには非常事態で逃げてきてもこの橋を使わせない」と発言し物議をかもした。もちろん使わない。いや、当然のことだが、そDSCN3065.JPGんな事態には使えないのがこの橋だ。そのいわくつきの安全性の心臓部である緊急避難通路が見学の対象。どうもトンネル内火災の対策もチャチ。消防対策も消防士は常駐していなく災害や火災時に木更津からやってくるのだが、木更津だってそんなときは大混乱だろうに、海底トンネルに来る余裕があるのかなど、どうも心配になってきた。見学すれば安心できると思っていたのが逆。災害時に事後になって常套句の想定外などと言わないでほしいのだ。アクアラインはそれなりの経済効果を見通しているなら安全への対策は完全であってほしい。その割にはこの橋の安全に対しては喧伝されていないように思う。その証拠に、安全施設見学者から料金を取る。むしDSCN3066.JPGろ、「こんなに安全にしているからぜひ見てください」と無料で大いに宣伝してこそ本来のあり方と思うが。大規模な洪水対策地下施設や、巨大ダムでも無料見学させるがどうもここの姿勢は違う。「どこが運営しているのか」の質問には説明者は戸惑っている。たぶん複雑に組織があって説明しにくいのだろう。東日本高速道路が所有、東京湾横断道路株式会社が運営する一般国道409号線である。安全対策に経費はつきもの。その前提としている収支は赤字のはず。800円の社会実験料金は知事の当選公約の為だったが、その時予想した通行車両の数は予想数に達していない。その上、この海底トンネルは東京湾の深いヘドロの中にあり、地震が頻発する。問題は多いし、赤字だし、安全対策に十分な費用をかけているはずがない。300mごDSCN3067.JPGとに非常口があって、そこからスロープで下ると避難場所。そこへは煙は来ないように気圧を0,1%高めに調整してあるし非常用電話は管制センターに直結しているので大丈夫と言う。そんな程度で本当に大丈夫?それでは海水のトンネル内への流入の問題はどうなっているのか。説明している真面目な若い女性の「水は大丈夫です」の一言ではかたずけられない。原発は絶対安全と言っていたし、年金も100年は大丈夫と言っていた事もあるので。
安全を信用したいのでどんな直下型地震にも海水の流入は無いと所有者でも運営管理者でも設計者でも建設度土木会社でも誰か言ってくれないか。政治家以外なら信用するから。 そうでないとトンネル内で地震が来ても簡単には道路の更に下の海面下数十mもの穴に潜る気がしない。
でも、見学は実に有意義だった。回答はともかく災害時どうするかを考える機会を与えてくれたから。この経験は10月末に訪れる六ヶ所村の原発施設の時も参考になるはず。
DSCN3069.JPG木更津のアウトレットはデカイ。いままでのどの同種施設より大きい。でも平日のためか、消費税を上げたためか閑散としている。店は御多分もれずほとんど外国語表示。千葉県民は外国語が好きなのかもしれないが極端だ。それも読めない。変な発音をすれば田舎者と思われるので声も出せないし、聞くこともできない。お客を委縮させて誰が満足しているのだろう。二俣川の店さえ英語表示の氾濫だから致し方ないのか。
従って店名の読める店で買い物。あとの店は眺めるだけ。そんな店の店員どうしが「入らないで帰った」と私に聞こえるように笑ってしゃべっていた。
俺が総理大臣になったら日本中の店は全部日本語にする。「外国語表示の店をなくす」ことを唯一の公約にして立候補したら応援をしてくれ。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kenhai2100.com/cp-bin/mt/mt-tb.cgi/2239

コメントする

カウンタ

月別 アーカイブ