この時刻の電車は下りが意外に混んでいる。勝手に下りは空いているとの認識違い。たぶん通勤電車の事情に疎くなっていたためだ。観光協会に教えてもらった三崎口方面への5番バス停にいったら、4番乗り場だった。バスも学生で混んでいたが竹川に着くころはさすがに空いてきた。そこからは極めて不親切な登山道。道標などないし道が住宅街で屈折甚だしい。高みを目指して雨の中、25000の地図通りに他人の私有地を突っ切って近道をして登る。ひと登りで武山不動に。立派な不動尊で駐車場まであるから他に良い車道があったのだろう。雨が降ったり止んだり。とうとう雨具全部を着込む。多少の雨ならいい加減な雨仕舞で済ますがどうもこの雨はやみそうにない。しかも不動を過ぎると予想以上に人並みの山道。先ごろの台風の倒木が片づけられているとはいえ道をふさぐ。稜線の樹は、
枝分かれして、常緑樹、団栗が落ちているところを見るとウバメガシの大木かも知れないがわからない。天気が良ければ見晴台からのあるべき景色を皆で乏しい想像力で補う。低山だがここは本来景色がいい所。惜しむらくは紅葉はゼロ。落葉樹がなく根から枝分かれした大木が多く植林は無い。海に近い為か変な林相だ。砲台山の山頂は昔通りの複雑な長い巻き道を伴う道。山頂のコンクリート造りの高射砲台跡はつわものどもの夢の跡を思わせる。
枝分かれして、常緑樹、団栗が落ちているところを見るとウバメガシの大木かも知れないがわからない。天気が良ければ見晴台からのあるべき景色を皆で乏しい想像力で補う。低山だがここは本来景色がいい所。惜しむらくは紅葉はゼロ。落葉樹がなく根から枝分かれした大木が多く植林は無い。海に近い為か変な林相だ。砲台山の山頂は昔通りの複雑な長い巻き道を伴う道。山頂のコンクリート造りの高射砲台跡はつわものどもの夢の跡を思わせる。
三浦富士山頂はここも景色はいいはず。偶然止んだ雨を幸いに急いで昼食。下りは当初計画の津久井浜駅にせず京急長沢駅に急遽変更。雨も一向に止まず、風も出てきて、長いコースを避ける。此の下り道の入り口はわかりにくい。道標は無い。それに山頂から直接下らず少し5万の「長沢集落5」方面に行ってから右にコースをとる。津久井駅方面への尾根を右に見て海に向かって南下するのだが最初の急な降りを過ぎればなだらかな道。あまり歩いていない道らしく途中ロープなどが張ってある。見え隠れしていた住宅公団風の団地が近づきあっという間に長沢駅。時間も早かったので、濡れた雨具などを着替え暖かいコーヒーでもと珍しく優雅な気持ちになったが周辺に喫茶店等は皆無。やむなく、閉店していた商店の軒先で侘しく着替えをしてコンビニの飲みもので我慢し、長沢駅から10分おきの横浜方面への電車に乗る。交通は便利で近いし雨が降ってもいいところだ。
今回は、久しぶりの雨天登山訓練。近場、危険がない、本降りではない、適当に寒い時期が訓練に向く。雨中の装備着脱や昼食休憩の取り方、歩行順序と速度、杖使い、滑落防止、寒さ強風対策等の課題に挑戦する。いかなる突然の雨にも備えるのは登山では常識。そのために適宜雨中登山の体験を要す。日本は3日に1日が雨。雨中の登山は普通の事だから。
- 近場で、大した雨でなく、適当に寒く、危険がなく、雨中登山訓練に適した今回のコース。しかし登山ではコースより、季節、風雨の時間と強さ、勾配が問題。
- 雨中の急な登り降りでの転倒、滑落の危険回避は課題。午後3時までには下山する事。雨天では、早く懐中電灯が必要になる。寒さで体力が早く奪われる。
- ゴアテックスなどの雨具でも全身が濡れることの体験は貴重。濡れると寒さに体温が奪われて低体温症になる。乾いた衣類に着替える場所など山中にはないのが普通。
- 雨天時の登山は帰宅後も続く。特に靴の手入れ。靴は帰宅その日のうちから2日間の日陰干し、下敷きを取って干すこと。下敷きの下は濡れていると靴が傷む。出来れば靴紐も取ること。
- 杖は延ばしてバラバラにして乾かす。畳んだ杖の中に水が入っている。
- コアテックス雨具は、ぬるま湯で洗剤を少し使い手洗い。良く洗い落とす。日陰干し
- 雨具の帽子カバーは大きく出来ているので、帽子カバーの下に「つばのある帽子」をかぶらないと視野が狭くなり歩行上危険が増す。帽子の飛散防止紐をつけなければ強風雨時に役に立たない。
- あえて山中では人の為に傘は使わない。傘は同行者の視界を著しく妨げ危険。
- 風雨の中に土に座して休憩する恐怖感に耐える体験をする。雨中では休憩時間がほとんどなくなり、連続歩行が疲労を蓄積させ事故につながる。体力の相違が出やすい。
実施日;2019年11月28日(木)90% 小雨、曇り。
集合;横浜駅 京浜急行改札口コンコース側 7時25分(電車は7時35分発)(各自切符購入。京浜急行、横須賀中央駅まで)。
コース;(徒歩時間は約3時間)
横浜発7時35分――「京浜急行横須賀中央駅」着8時04分
(注)バス停へは、東口から歩道を渡り左に降りて信号を越えた4番から乗車。
バス発8時17分、(三崎口行)――竹川バス停下車9時00分(進行方向50m、左折して「里川橋」を渡る)――十字路9時40分――武山10時30分(アゼリア小休止。武山不動、展望台。中継所塔のフエンス横、階段降る)――20分ーー砲台山11時――(30分)――三浦富士11時30分――(30分)――京浜急行「長沢駅」着12時30分(雨具整理後13時10分解散――横浜14時30分。
持ち物;弁当、水筒、雨具、杖、防寒具。非常用品。
リーダー;勝巳。憲治。吉生(写真)。達也(時間記録)。
地図;「浦賀」25,000分の一
参考 三浦市観光協会 046-822-8301
京急バス衣笠営業所 046-851-5500
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