ユガテから顔振峠 (2016.10.1)

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IMG_2038a.JPGよくもまーこんな山を。名前も変だし、コースも道が入り組んでる。でも東急東横線沿線で、せいぜい吾野周辺だから山上の集落での道迷いも一興。何度かの悪天候による中止を経てのやっとの実施。それも「雨の山も粋」この時期の雨は炎天下の低山より(♪雨に歩けば)の調子と軽く見ていたのだが。思いのほか歩かされた。

日時;2016年10月1日(土曜)曇天。僅かな小雨。風無。
参加者; 4人 勝巳(リーダー、記録)、才美、一朗、亮子(写真)。
集合;横浜駅 JR中央改札口(地下、みどりの窓口側)午前6時50分。
横浜発6時58分東京メトロ副都心線Fライナー急行(飯能行)――飯能着8時26分(乗換え8時28分発西武線秩父行)――東吾野着8時43分。
コース;徒歩時間は5時間程度
横浜――東吾野駅着8時43分(9時出発)――福徳寺9時15分――虎秀――ユガテ集落10時30分(早昼食)――エビガ坂11時30分――鉄塔工事現場12時―― 一本杉峠分岐――舗装林道――諏訪神社13時――顔振峠13時30分(昼食平九郎茶屋)――摩利支天14時30分――吾野駅15時20分着――小手指乗り換え――横浜17時30分。
持ち物;杖。雨具。昼食。等一般登山用品(交通費片道1200円程度)。
地図;「越生」「正丸峠」「原市場」。
雨の山にも行っていないといざという時に困るので、この程度の山ならいい訓練になるしせっかくの雨具も使ってみたいしなどと呑気に構える。雨を避けてか東吾野で下車した登山者は、大きな荷物の2人がいるだけ。口も利かずにさっさとどっかに行ってしまい、残るは我々4人のみ。曇天で今にも降りそうだが雨は降っていない。歩き始めて案IMG_2034.JPG外早く福徳寺に着く。重要文化財の阿弥陀堂は鎌倉時代の美しい建物。その横の山道に入る。飛脚道と言う昔の連絡用裏道。維新の飯能戦争に敗れた侍がこの道を逃げてきたが、結局自害23歳だったという。ユガテを目指す道はほとんどが植林の杉と桧の山。それにしても静かである。近くの山で土曜日、たぶん混んでいるだろうと思っていたが、ほとんど誰にも逢わずに拍子抜け。ユガテに着いた。パンフレットによると天井の楽園だが、見方のよっては正しい表現だ。2~3軒の綺麗なこざっぱりした農家。秋の花の満ちている広い畑。それが暗い植林の山道から突然現れるのだから。出会った農作業の方から、ユデカの由来を聞くがどうもはっきりしない。(湯が天)と書くという。かって温泉でも出てそれが天国に近いようなところだったのでなどと勝手に想像する。トイレも、立派なベンチも、適当な広場もあってこんなところにテントを張ったらいい星が見られるだろうなどと思いながら早めの昼食をする。面白いことに、ユガテの集落に入って、急に道が草生し、細くなってわからなくなる。山の中の方が広い道なのだ。たぶん、住む人が数名しかなく、車も入れない為に違いない。憧れのユデカ集落を過ぎエビガ坂を超える道は結構な上り下りである。途中の送電用の鉄塔工事は、土曜で誰も居ない。大がかりなヘリを使う現場をまじかに見る。まだ電線は張られていない。昨日来の雨で道はすべり時間がかかる。一本杉峠から、単調な上り下りを避けて、大きな舗装林道を選ぶがかなり大回り。おかげで越上山は次回に残すこととなる。途中、せっかく持ってきた雨具をちょっと使う。舗装道にうんざりしたころ、阿寺の諏訪神社の高い石段下に着く。石段で弁当を食べていたノルウエーから来た若い女性は見事な日本語。それにしても神主もサボッテ今日は留守なのに、こんなところまでよくもノルウエーからはるばる来CIMG9916.JPGたもんだと、その冒険心、探究心にほとほと感心する。すぐに、顔振峠。茶店で値段だけ結構なソバを食べる。車で来る人が多い茶店らしく事務的だ。トイレ設備はいただけない。茶店の横から登山道が始まる。途中、山上の集落が点在する景色は秀逸。何とも懐かしい風景だ。まだ、林道を歩いているが雨は降らない。もうけものだ。やがて人家が出てくるが別荘らしき空き家が多い。生活の臭いがするまでにはかなり下る。駅は見えてるのに川向うに遠い。今日は結局降らなかった。駅でビールを買う事も出来ぬまま(売ってない)、電車に飛び乗る。車中、話ができる程度に余力はある一日だった。

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