No.349 御座山(おぐらやま 2112m)(2016.10.27)

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PA270631b.jpg長野県南佐久の最高峰。カラマツの紅葉とアルプス展望の深山。
日時;2016年10月27日(木)
集合;車2台利用  二俣川農協裏集合(出発)10月27日(木) 6時。
参加者(8名);勝巳、才美、憲治、貞子、吉生、進、亮子、一朗。

白岩コース 徒歩6時間程度
二俣川農協裏出発6時――上信越道 佐久IC――小海9時30分着――県道2号――県道124号北相木村役場――白石バス停(わかり難い白岩登山口入口)――高原野菜畑(迷いやすい農道)――最高部駐車場(白岩登山口)1460m 11時発――尾根(物見岩)――長者の森コースとの合流点11時30分――見晴台12時30分――前衛峰1992m 13時20分――御座山(下りは同じ道)14時――駐車場着16時着(解散)――小海18時30分――長坂1C――中央道――二俣川20時30分ごろ。
費用;6000円程度(交通費のみ)。
持ち物;懐中電灯(事前にかならず点灯点検を)、雨具、昼食弁当(途中購入可)、秋の山の為防寒具、杖、医薬品、非常食、水1リットル、その他一般用具。
リーダー;勝巳(記録)、サブリーダー;憲治(会計)、亮子、進、吉生(写真)。
地図;1/25000「信濃中島」。
CIMG0039a.JPG山から帰った次の日、所用で東京に出たが、氷雨にあって寒さに震えた。昨日山で好天に恵まれた幸運をつくづく思った。
当初計画の栗生コース(北側からの登頂)は、急坂と鎖場がありしかも前日来の雨で滑りやすい為急遽日当たりの良い南からの白岩コースに変更。徒歩時間は60分程度伸びるが安全第一に。事前情報では、白岩コースは開拓農園の中を通るため、地元では余り歓迎せず「長者の森」コースをお勧め。しかしこれだと往復2時間のロスになるので白岩登山口に向かう。難題は、狭い林道での農作業の車との擦れ違いと、数台しかない駐車場に先に登山者が駐車しているかがわからないこと。もし駐車できなければ、改めて長者の森登山口に回ることとして入り込む。農作業はこの時期すでに終わっていて、畑は取り入れ後の黒い土の原になっている。此の為か行きかう車もなく、何とか迷いながらも目的地に着いた。こう書くと簡単に行き着いたように思えるが、実際は、長者の森への標識ばかりで、白岩登山口への標識など見当たらない。ほとんど隠してあるように設置された標識をやっと見つけるのに何度も狭い林道を行き来した。地元が何を考えてるかは瞭然としている。農作業の邪魔になる登山者の侵入を避けているのだろう。もっとも、車の擦れ違いはほとんどできない狭い道がうねうねと続いているため、ここに登山者の車が入り込んだら農作業は支障を来すに違いない。登山者は道を通させて頂いているのだという謙虚さは当然だ。
PA270625b.jpgこんな好天に登山者の駐車がないのは相当事前周知が徹底しているのだろう。
底抜けの青空。まだ少し早い紅葉もそれなりに美しい。道はクヌギやカラマツが続き深山の趣がある。一気に物見塚にも立ち寄らず長者の森コースとの合流点である尾根道に着く。順調だ。道は落ち葉を踏む音と爽やかな秋の風に満ちている。木漏れ日の中の優雅な散歩である。クヌギ林の秋の斑な木洩れ日は静かで品格がある。動物たちが遊んでいそうな光の林が続く。見晴台を過ぎ、石楠花の群落を過ぎて山頂の一角を占めていそうな前衛峰1992mに到達が13時過ぎ。南アルプスが見える。早朝6時横浜を出発したがやはりここは遠い山奥だった。駐車場からの徒歩出発は11時になり当初計画1時間遅れ。このまま進めば帰りは懐中電灯を使いかねない。これから行く山頂への道はいったん山口坂に下り岩の多い急坂を山頂へ登り返す。この道は疲れた体では往復1時間はかかる。一部登頂に向かうものと「長者の森合流点」で全員再集合を約し、遅い昼食後それぞれ出発。帰り道は、西に傾いた疎林の落ち葉を踏み飛ばしながら快適に下る。たまに、八ヶ岳の山頂らしき風景に林越しにで逢う。風は冷たく秋の2000mの深山の日暮れはやはり寒い。此の山にも熊の餌はすくなそうだった。何とか、懐中電灯を使わずに、しかも希望者は山頂に達した。早く降りないと、狭い林道で暗くなり運転も厄介だ。
PA270621a.jpgこの山はコースによっては駐車する場所までの道が狭いことに加え、2~3台しか駐車できない、少し遠いが長者の森(30台可能)から登るのがよい。今回のコースでは、わかり難い標識に惑わされたが、日暮れ前に下山し秋の光の山を満喫できた。それにしても地味な山である。「信濃中島」の25000分の一地図を購入するのに、横浜の大きな書店を3件も回らなければ買えない。それだからいい山なのだが。
帰り道、清里の野菜売場では思いのほか寒かった。八ヶ岳の銀色の空に逆光する黒々とした巨大な壁のようなシルエットは神々しくも気高く圧倒される。

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