No.536真鶴から南郷山(610m)。幕山(625m)  記録

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実施日: 2023年2月16日(木)快晴 寒い。無風。

参加者:(7名) 勝巳(リーダー、記録)、才美、達也(行動記録)、茂子、吉生(写真)、亮子、良信、

集合: JR真鶴駅改札口9時30分

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コース:(徒歩5時間)12000歩
希望ヶ丘発7時43分――海老名着8時02分(小田急乗り換え8時13分発)――小田原着8時59分(JR東海道線9時08分発)――真鶴着9時20分, 真鶴駅発9時30分(タクシー利用)――湯河原美化センター(焼却場)10時 ――さつきの郷(友逢の鐘)――鎌倉幕府開運街道10時30分――南郷山12 時30分――幕山13時30分――幕山梅園15時―バス――湯河原着15時30分(解散)

持ち物:昼食弁当、杖、登山靴、手袋、マフラー、雨具(防寒具兼用)水筒。非常用品

いつもの湯河原駅と違い、真鶴駅下車。白銀林道から、南郷山経て幕山梅林に至る、楽々なお花見コース。梅も満開の何の問題もない散歩と思いきや。さにあらず。
makuyama-5.JPG 東北本線、宇都宮の手前に「雀の宮」という駅がある。昔話に出てくるような、のどかな駅を思わせ心豊かになる。今回は少し話が違って、竹藪の「雀のお宿」に侵入した。 もともと、箱根は竹が多い。多年生常緑竹の「ハコネダケ」がはびっこっている。高さは2?3m。直径も1?2?。かわいらしい竹を想像するが、これが曲者。この竹が密集しているヤブコギは相当きつい。特に雪のあるときは、登山道の両側から竹が雪の重みで倒れこみ、完全に行くてをふさぐ。先頭を行くためか、両腕で、竹を払い、杖で叩いても凍り付いてびくともしない。視界はなく、這うようにして竹の束のトンネル下をくぐるが、前後の人は見えない。
makuyama-1.jpg密集した葉は雪が氷付き頑として行く手を阻む。道を誤ったかと不安になるが、僅かに竹が切れてまた竹やぶに入る。それがまだか、まだかと続く。快晴なのに、雪に雨具はびっしょりと重い。弾力のある枝が容赦なく顔面を打つ。眼を守るのがやっと。濃い竹やぶで声が聞こえるのみ。道は、雪解けと枯葉で、本来ならスパッツ装備の世界。何年か前、この近くの白銀山をヤブコギ覚悟で歩いたが、その時の苦しさを忘れ、竹林の藪漕ぎの辛さを軽く見ていた。どんな低山も、油断してはならないと後悔する。makuyama-3.jpg
だいたい、南郷山にはこのコースで登らない。途中で出会った人もことごとく幕山方面からきている。山頂で、敗残兵みたいな姿をこぎれいなハイカーに「何してんの」と眺められる。同じ山、同じ日、同じ時間でもコースによってこれほどの違いがある。何とか南郷山をクリアして白銀林道から幕山の登りにかかる。makuyama-6.JPG
寄る年並の藪漕で疲れ、ゆるい坂も苦しい。幕山山頂は快晴の枯草敷き。遅れを取り戻すため、すぐに下山にかかる。海に近い低山は思いの他アルバイトを強いられる。この山の下りは毎度うんざりする。公園に梅花は少ない。あれだけ苦労してたどり着いたのだから、せめて、梅が満開であってくれという儚い望みは、自然の前にあっけなく絶たれた。雪の竹藪のヤブコギは、侮るなとまた諫められた。makuyama-7.JPG

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