総括;徒歩4時間程度だが雨中登山でもあったので十分以下の目的は達成できた。
施策の目的
現状体力を自ら正確に把握し、「気が先行し、体がついていかない。昔の体力を過信する」ための高齢者特有の山岳事故を防ぐために実施する安全対策上、恒例の大切な行事。
この意味では、通常の登山とは趣を異にする。
引き続き登山計画に参加希望者は常に自己体力の正確な把握が欠かせない。自分の体力を知ることで、団体スポーツである登山に同行する他人への迷惑を回避することにもなる。毎年、場所、時期、コース、時間帯を同じにして、正確な現在時点の体力を確認する。
此の為、途中で引き返しも当然可。(少雨の時も、雨中の登山訓練を兼ねて実施)。
記録
参加者;9名
勝巳(リーダー、記録)、才美(サブリーダー)、憲治(サブリーダー)、幸子、亮子、(その他4名)。
実施日;2016年5月9日(月) 小雨、曇り。
集合;小田急線「新松田駅」改札口 午前7時50分(バスは8時03分発)。
コース;約4時間程度
新松田――バス――関本(タクシー1370円)大雄山最乗寺奥の院入り口駐車場8時45分――(健ハイコース)――明神岳コース途中の急なガレ場跡迄往復11時発――最乗寺バス停12時40分――土産や昼食バス13時30分発――関本バス乗り換え――新松田――海老名(解散)。
持ち物;雨具、杖、昼食、水1リットル、医薬品、等。荷重4KG~8KG理想。
地図;「関本」1/25000
小田急線が多少遅れたが、時間通りのバス乗車。この時点では、薄曇り。山はいくらか、雲が厚い。タクシーで降りてから、奥の院の登山口までの間に、ぽつぽつ雨が落ちてきた。もともと少雨決行の訓練を兼ねているので、そのまま計画を続行。予報は1週間前は曇り、だったが、昨日見ると朝曇り9時ごろから小雨。いつも、予報が悪い方に変わってくる。 登山口の、道標が見えにくいとの前回参加者からの指摘もあって、雑巾と特大のマジックインクを持参。書き足したが、どうもこれ以上はよく見えない。数年後には、道標を作り直す必要がある。雨は降ったり、やんだりだったが、だんだん降っている時間が長くなり、高圧鉄塔を過ぎ、林道に出るころは小雨が常態。林道登り口での道標の手入れと、休憩も早々にする。やけに、雨に煙る新緑の森が静かで神秘的である。深い霧雨の森の散策。
雨の登山道は、誰も無口だ。やがて雨音が雨具を叩くようになる。休憩もする気になれないまま、60分のスパンで登り続ける。どこかで、判断して、撤退すべきだが、せっかく来てすぐというわけにもいかず、引き換えし点を探した結果、妥協点はガレ場跡だった。ここから山頂までの往復は60分強か。丁度登り始めて2時間。この先は、例の狭い谷底の曲がりくねった道だ。きっと、雨水が狭い足元を流れて泥の道はくるぶしまで浸すだろう。風景は雨雲流れる森が続くだけ。ころあいは充分だ。ここで今日はここまで。早速、立ったままで小休止。杖を伸ばし、靴ひもを締めて、今来た道を引き返し始める。さっきより、道に泥水が跳ねる。所によって道に雨水が流れていて真中は歩けない。昼食は立ったままではせわしないので、バス停前のお土産屋にすることとして、すきっ腹で歩き続ける。それでもくだりはやっぱり楽である。奥の院登山口で全員集合を確認する。あとは自動車道を石楠花の花を見ながらお土産屋まで。12時30分に着いた。弁当は持参しているが、此処で着替えて、濡れたものを整理できるので、無理にでも昼食らしきものを注文する。店は、親切に、ストーブをつけてくれた。何かほっとする暖かさだ。13時30分発のバスが入って来たのを店先から確認して、他の客2名と乗る。雨は先ほどより小雨になっている。たぶん、海抜が低くなったからだろう。
雨中訓練 雨の中を歩くことは高齢者が起こしやすい転倒等の危険を伴うため極力避けているが雨中登山の訓練は欠かせない。日本の山は3日に1日は雨天であれば尚更である。
参加者;9名
勝巳(リーダー、記録)、才美(サブリーダー)、憲治(サブリーダー)、幸子、亮子、(その他4名)。
実施日;2016年5月9日(月) 小雨、曇り。
集合;小田急線「新松田駅」改札口 午前7時50分(バスは8時03分発)。
コース;約4時間程度
新松田――バス――関本(タクシー1370円)大雄山最乗寺奥の院入り口駐車場8時45分――(健ハイコース)――明神岳コース途中の急なガレ場跡迄往復11時発――最乗寺バス停12時40分――土産や昼食バス13時30分発――関本バス乗り換え――新松田――海老名(解散)。
持ち物;雨具、杖、昼食、水1リットル、医薬品、等。荷重4KG~8KG理想。
地図;「関本」1/25000
小田急線が多少遅れたが、時間通りのバス乗車。この時点では、薄曇り。山はいくらか、雲が厚い。タクシーで降りてから、奥の院の登山口までの間に、ぽつぽつ雨が落ちてきた。もともと少雨決行の訓練を兼ねているので、そのまま計画を続行。予報は1週間前は曇り、だったが、昨日見ると朝曇り9時ごろから小雨。いつも、予報が悪い方に変わってくる。 登山口の、道標が見えにくいとの前回参加者からの指摘もあって、雑巾と特大のマジックインクを持参。書き足したが、どうもこれ以上はよく見えない。数年後には、道標を作り直す必要がある。雨は降ったり、やんだりだったが、だんだん降っている時間が長くなり、高圧鉄塔を過ぎ、林道に出るころは小雨が常態。林道登り口での道標の手入れと、休憩も早々にする。やけに、雨に煙る新緑の森が静かで神秘的である。深い霧雨の森の散策。

雨中訓練 雨の中を歩くことは高齢者が起こしやすい転倒等の危険を伴うため極力避けているが雨中登山の訓練は欠かせない。日本の山は3日に1日は雨天であれば尚更である。
- 雨の登山は、休憩を取りにくく歩行時間が長く疲労状態での歩行となりやすいこと。
- 衣類は下着まで濡れ、風が出れば思ったより寒いこと、寒さは惨めさを誘う事。
- リックの中もいつの間にか濡れるために個別用具ごとの綿密な防湿工夫が必要な事。
- もとより道は滑りやすい為所要時間は50%余分になること、軍手、2本杖は必携。
- 靴が浸みて足指を損傷したり、足釣りの原因になる為、防水加工をしておくこと。
- 雨具を頻繁にかつ短時間で着脱する必要がある為、雨中での雨具の出し入れや着装の習熟に加え、可能な限り衣類や携帯を濡らさない、それが全員同レベルでできること。
- 出来れば夕暮れから夜間の登山道での懐中電灯を使うことや、雨中でのビバークも経験すること等、(必要な用具、ツエルト、の装備、などを含む)。 これらは、机上でも、晴天の登山でも経験できない。今回は貴重なことを思い出させた。
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