No.354 西丹沢、前衛「世附権現山」(よずくごんげん山)1018m (2017.2.24)

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P2240016.JPG近くて、人が登らない西丹沢入り口の静かな山。急坂や、道がわかり難くその上崩壊個所があったりと、小さいからと山をなめてはいけない典型的な山。その分、バラエイーに富んでいる。近くに同じ名前の山がある(1138m)。

image (7).jpg日時;2017年2月24日(金)曇り、時々晴れ、風なし。
集合;小田急線「新松田駅」改札口 2月24日(木)7時15分(バスは7時25分発)。
参加者;5名 憲治(リーダー)、進、勝巳(サブリーダー、記録)、吉生(写真)、亮子(写真)。
コース;徒歩時間 6時間
新松田駅発7時25分――道路渋滞(タクシー利用者は7300円)――浅瀬入り口バス停発8時30分――南東尾根東電巡視路――560m 10時――661m 11時――756m 11時30分――世附権現山山頂12時――二本杉峠765m 13時――細川橋バス停14時30分――タクシー(7400円)――新松田駅15時――反省会(ビール乾杯)――海老名16時30分(解散)。
持ち物;昼食弁当、雨具、懐中電灯、防寒具、杖、水筒、手袋2枚、非常食、マフラー等。
山を侮る原因は近場で低山。それがいかに自然に対する不遜な考えかを思い知ることになる。今回はその典型。当初予定の山頂からの焼津バス停への道は不明の為、急遽二本杉峠から下山に変更。思ったより立派な道標があるのにこの始末。予感は浅瀬登山道入り口に「初心者はこのコースは不向き」の看板である。初心者と言われると素直に従えない悪い癖が出る。
P2240021.JPG登り始めは東電の巡視路で勾配こそきついが立派な登山道。「山と高原地図」にも、25000にも登山道の表記こそないが神奈川県が建てた道標もしっかりしている。錆びついた古い鹿避けの鉄条門をいくつか越え植林地帯を過ぎてかなりの急こう配が続く。ここを降りたくないと思うほどの勾配。尾根に出ると風景は一変。弱い冬の光に、ドングリの生る木の落葉を蹴飛ばしながら富士を左に見て快調に歩む。ミツマタの花が散見される。やがて道はまた手を使っての急登で忙しい。なかなかの静寂。渓も山も深い。鹿の足跡がここが動物の楽園を示している。ピークに名前がないので、現在地は高度計に頼る。急坂は登るにしろ下るにしろ時間がかかる。リーダーの休憩や食事の時間の巧妙なリードで山頂に着く。ちょっとした広場。枯れ葉に座る。ここから焼津バス停へ下る道が見つからない。山頂の道標もその道は示していない。尾根筋を地形から判断してこのへんに分岐があるはずと思われるのに。この分だと見つけても下山道は悪いはず。25000の等高線は雄弁にそのことを語っている。急遽、二本杉峠へ。これとて簡単ではない。何しろ前回歩いたのは2005年11月。若かった。案内書では崩落個所があるとのことだが、そんな記憶は全くないので高をくくる。そのしっぺ返しにあう。崩落場所のトラバースは誠に厄介。自分が上手く渡れても後続者が転落する情景が頭をよぎる。どうやって怪我人を救助するかなどの思いがよぎる。登山は団体であっても行動は自己解決で孤独だ。石川さんのリードで何とか渡ったらまた崩落現P2240029.JPG場。それが何度も続く。時間が容赦なくかかるが危険個所では不思議に疲れは感じない。これで雪でも降ってきたらと余計な心配をする。流石にこれだけ下れば堰堤が木間切れに見え隠れしてきて細川橋のバス停に着く。久しぶりに中川タクシーで松田に向かう。反省会のため新松田でビールにあり着く。無事に下山後ビールが飲めるのは格別。丹沢は近くて便利だ。山蛭さえいなければだが。
課題
地図上、危険と表示されている登山道は倍程度時間を取ること。メンバーを選ぶこと。25000にも表示されていないルートは案内書で簡単に書いてあってもそれなりの覚悟で臨むこと。 バス時刻表をどう間違えたか混乱。確認必要。

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