青春18キップの旅の最近のブログ記事
【第1日】
善右衛門さん夫妻と私は横浜駅に集合。孝儀さん夫妻は上野駅に直行。列車は始発らしく少し寒くガラガラ。
水戸までは常磐線が珍しい。天気は雲ひとつない。世間はこの年末の忙しいのに出かけるのは暇な5人の変人と思いきや、私を除き、多忙な中での時間のやりくりであることが判明し、思わず口数が減る。ただし少しの間だけだったが。
猛吹雪の中を背を丸め、ふらつく足に、襟をかき合わせ雪を払う越後の豪雪に挑戦と意気込んで、ビールで前途の困難に闘うべくカンパイして上野を出発したが「トンネルをぬけると雪国」ではなく、陽気が立ち登り、のどかな冬日の田園風景。遠くの山に申し訳程度の雪らしきものがある。青空に白い雲。さんさんと降る陽光のもと何もない十日町の駅前に降り立った時など、リックを背負い、紙袋を下げ、雪靴や、重いコートの重装備の着膨れの一行9人は紛れもないホームレスの集団移動。
(記録担当 勝巳)
前回12月に青春キップの旅で飯田線を満喫したが参加者の人数に端数が出て1枚余ってしまった。教えてもらったチケット屋に売却しに行ったら1枚がなんと500円。ばからしくなって、それなら買い足して有志を誘ってまた青春キップの旅をしようと3枚の残切符を買ったらこれがなんと1枚当たり2700円。通常は2300円なのにプレミアが付いていた。ずいぶんと悪徳商売をするものだ。500円で買って2700円で売るのだから。買ってしまった以上何としても参加者を募らねばまた買い叩かれて売るはめになる。心当たりの「毎月青春キップの旅をしそうな変人」を探し回りやっと3人を確保した。迷惑な話だろうが時間はあるはずだしと自分勝手な言い訳をする。
青春キップの旅も今回で5回を数えます。春・夏・冬の年3回実施している。健ハイ2100の会としても年間計画2回実施、今年で3年目であります。この冬で6回目となるところ、夏の計画がリーダの都合とサブリーダの体調不良が重なって中止となった計画を今回再現です。
【第1日】4月4日(水)
横浜乗車5名、東京乗車2名のメンバーが湘南新宿ラインの車中で朝の挨拶をした時は、全員立っているほど水曜日の通勤電車は混み合っていた。赤羽乗換の時、前の方にあるボックス席を取り、一同やっと旅路についた気分。車外の景色は見慣れているので皆おしゃべりに熱中。宇都宮・黒磯・郡山の乗換客は青春キップ組が多いのか見知った顔が多い。
気の利いた人たちはせわしなく師走の街を行きかうのに、気の利かない我ら4人。早朝出勤の群集に遊離逆行していくその先は吹雪き荒れ狂う鉛色の日本海のはず。国境の山々を越えて延々たる鉄路の旅だ。
ひたすら忍耐をとの決意も霧散したこと
そもそもJR東北線が悪い。上野から野辺地まで当然東北線が通じてると思ってたら、なんと、盛岡から先はJR東北線が突然切れていたのである。そのくせ、八戸からはまた青森まで、東北線と表示してある。このなくなってる区間は、第三セクターとやらで我らの青春18キップは使えない。
3月29日9時30分、横浜駅中央通路の改札口に4人。それぞれ、たそがれの年に似合わず、結構にこやかに談笑している姿は、よそ目には紅顔可憐な青年の爽やかさをいっぱいにしているように見えたはず。全員そろって有人の改札口へ。一列になり人数再確認してリーダーのシッカと持つ青春キップを提示し駅員のキップの検印を受けてホームに入る。これで、第一の関門は通過。