サロン115 引地川の桜(2019.4.4)

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DSCN2231.JPG日時;2019年4月4日(木)晴れ。暖か。
集合;小田急線「桜ケ丘」駅11時
参加者;6名 吉生(リーダー、写真)、憲治、貞子、勝巳(記録)、才美、三貴也。

桜は引地川に限る。近くて、素朴で、風景は謙虚。此の品格ある花に誠に相応しい、例年花の盛りには人が大勢来ているのに今年は少ない。たぶんまだ寒いので満開をDSCN2223.JPG待っているのだろうが実のところ今日が満開。暖かい。ここの桜の見どころは引地川の両岸に垂れ下がる花のトンネルである。引地川に花びらが流れ、花影がうつり水面は桜色になる。ベンチもないのでその両岸の草の上に適当に腰掛ける。この辺が素朴でいい。春風に散る花弁の下でともかく弁当。桜ヶ丘駅近くの弁当屋で買ったのにまだ温かい。アルコールもなく、歌もなく、うるさいスピーカーもなく、世間ずれのしてない花見である。ただ花を愛しむゆかしい花見である。空は晴れ、春の光に満ちて、皆のんびりしている。これこそが花見で上野公園の映像と別世界。途中のミツマタの花の寺などに立ち寄って高座渋谷、湘南台間を電車移動してから「大庭城址公園」(おおば)まで結構歩く。炎天下なら日射病になる速度で黙々と行く。川鵜がいて白鷺がいて車もない田中の道をひたすら歩き童謡の世界を漂う。紫の花に覆われるだろDSCN2233.JPGうレンゲ畑さえ残っている。引地川もこの辺りに来ると川幅はかなり成長する。小糸川が合流するがその前ですでに水量多く成ってきたがどこから増えてきたのかは不明。やっと城址公園に入る急階段に辿り着く。この城は古い山城で太田道灌が築いた扇谷上杉氏の城。森を抜けひょいと城址高台に出ると風景が一変し桜山。また桜山。陽光豊かな芝生の中に思い思いに寛ぐ家族連れがいて、子供たちは声を上げて走り回っている。歩き疲れた身には幸せとはこんなことだろうと映る。たどり着いた城址は意外に大きく綺麗で、ゆったりした石畳の散歩道が続き、花見時にありがちなゴミなど全くない。城のいわれに北条氏や秀吉の名前が出てくるからかなり古い城址。以前健ハイで近くを通り過ぎたとき「大庭遊水地」の名を見たがその近くにこんな花の城跡があったとは。広場に立ち入り禁止の標識や、ロープでの規制など一切DSCN2255.JPGない。三々五々に桜の下にのびのびと寝ころんでいる。碑文が語る遠い昔の権力闘争など低次元に見える。大庭城址公園と引地川の花見はセットに限る。途中のどかな田園の道が更にその良さを引き立てるからだ。「2時間ほどの散歩」が倍くらいになった感じだったが充分元は獲れた。
帰りのバス便が悪く、リーダーは悪戦苦闘したが城址下の大きなコンビニ前からバスで湘南台駅へ。バスが終点で停まった真ん前に今はやりのステーキレストランが偶然あってそこに当然の様に捕まる。計画的ではない。
教訓――桜山は近くに探しだせ。
教訓――田舎道は童謡の道。だが侮るな結構疲れる。

コース;徒歩3時間30分程度(約23000歩)。
桜ヶ丘駅集合11時――引地川桜散策、昼食12時――高座渋谷駅13時発――(電車)――湘南台駅――引地川沿いの田園散歩道(2時間)――大庭城址公園15時――大庭公園下バス停――湘南台駅16時30分(解散)。

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