No.383日の出山(902m) (2019.4.22)

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久しぶりの奥多摩。ケーブルを使うハイキングコース。
IMG_2761a (002).JPG日時;2019年4月22日(月)晴れ 暖か。
集合;各自、JR青梅線「みたけ駅改札口」8時20分。
参考)(多方面からの電車コースがあり全員集まるのが不便の為現地駅集合)。
参加者;(5名)
勝巳(リーダー、記録、写真)。才美。憲治(サブリーダー、写真、会計)。貞子。和子。

電車はドア傍のスイッチを押さないと乗り降りできない。東北のローカル線と同じ。いまどき近郊にこんな電車は無い。青梅線と、五日市線は忘れられた路線だ。駅も一部を除くと錆びだらけの無人駅程度。駅前も畑と森。まったく驚く風景だが、それもこれも奥多摩は東京都だから都内と同じと思い込んでいた当方の誤解。乗っている人もみんな自然のまま。登山者も老人中心でおとなしい。渓谷沿いの道路も狭いし、急斜面の山は迫っている地形だけのせいではない。連休前の平日だったからかもしれない。この風景は昔登っていた奥多摩と変わらない。当時の五日市線は蒸気機関車だったが。ともかく横浜から奥多摩への路線は乗車時間1時間30分なのに、乗換は4回。所要時間は2時間30分かかる。これは植民地の鉄道に良くある。資源を全て海から持ち出すには海への路線を便利にし、住民が利用する都市間の横への路線は全くかまわない。青梅線の歴史が示すように東京集中にだけ今も関心があるようだ。御嶽駅は無人。運転交代で待っている若い女性の運転手が一人いたが偶然らしい。バス停は駅から坂を10分。これが駅前乗換を期待していたため山以上に疲れる舗装道路だ。
IMG_2757a (002).JPGケーブルカーは高度差400mを超えるので登りを稼げる。山頂は、大小の宿坊でししめきあい茅葺屋根の古民家の連座風景は昔そのもの。ただ、人がいない。宿泊客がいない。風呂あります等の看板があるくらいだから山上で水に苦労しているのかもしれない。登山には無縁の宿坊で通り過ぎるだけ。石畳の道は細いが完全だ。遠くの大岳、高岩山方面には点々と満開の山桜。やがて「故狸荘」と言う古色蒼然とし閉店している茶屋の所でリックを置き、広大な御岳神社を往復する。再び日の出山に向かう道標は完全。地図も何もいらない。周囲に宿坊がなくなると快適な高低差の無い桜と、はたまたヒノキ林の森の道。正面に目指す山が出るころ厄介な階段登りだがこれも少しの辛抱。山頂には地元の小学生の団体が元気よく登って来ていた。山頂の混雑は予定事項なので手前で昼食を済ませておいた。早々に山頂を離れ滝本集落に行くため尾根道をクロモ岩に向かう。途中、消防学校の生徒数百名に出会う。元運動部らしい清楚さで礼儀正しい。道は太く完全に整備されている。クロモ岩とか、顎掛岩とか岩場らしい名前だが危険個所は全く無い。ただ、道標が多すぎて多少混乱するが。顎掛岩は、日本武尊が遠征の折に関東平野を見るためにここに顎を掛けたという例の看板があったので顎を掛けたが山ばかりで関東平野など見えない。私が大和武尊ではない為だろう。道は小気味よい上下を繰り返し下り続け大きな舗装道路の滝本の集落にでる。立派な民家を過ぎると、廃屋らしき建物が多数。構造から別荘として建てたのだろうが苔むして傾いている。夢の跡のように侘しい。温泉に入るつもりだったが途中団体が先行しているのであの後に入るのはどうもと言う意見一致で中止。つるつる温泉バス停から2時発の武蔵五日市行きのバスに乗るが変な格好のバスでやたら揺れるし遅い。小さな子供は大喜びだったが。
IMG_2759a (003).JPG今回は少人数で気楽なハイキング。登りにケーブルを使った分下りだけ長く続いた印象。道はしっかりしていて小学生の遠足も来て保証付き。横浜からは結構面倒な交通経路だが案外近い。奥多摩はここが前哨。これから奥に大岳、御前、三頭山、さらには三峰、奥秩父へと続く。一泊して少し奥に入るのがいいが、そこにはケーブルは無い。全部上り下りする覚悟が求められる。
山はすっかり春盛りだがやっぱり燕に逢えない。何か異変かと心配している。
コース;(徒歩4時間)
バス御嶽ケーブル駅行8時36分に乗車――ケーブル山頂駅9時15分――(徒歩開始)――30分――御岳山10時(御岳神社)――60分――日の出山11時(直前昼食、営業日注意の山荘。公設トイレ有の場所)――20分――クロモ岩11時30分――20分――顎掛岩12時――30分――不動尊(新旧道分岐)13時――20分――三ツ沢分岐13時30分――10分――つるつる温泉着13時40分――14時バス発――20分――武蔵五日市発14時39分(JR乗り換え)――拝島着14時56分(八高線)――八王子着15時12分――町田着15時49分(小田急)――大和16時14分――希望ヶ丘着16時30分。
持ち物;一般登山用品 昼食弁当、雨具、杖、非常用品、水1L。

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