サロン118 藤沢、紫陽花の道。遊行寺等散策(2019.6.17)

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DSCN2830ax.JPG日時;2019年6月17日(月)晴れ。
参加者;8名(男5、女3) 吉生(リーダー写真)。勝巳(記録)。才美。憲治。貞子。三貴也。達也。邦子。
計画日程を悪天候の為に変更し今日を迎えたがズバリ結果は快晴。少し炎天下は暑いが日陰は涼しい。

10時の集合時間前には全員集合。藤沢駅改札口から出発。まずは紫陽花ロードを目DSCN2813ax.JPG指すが途中、立ち寄るのは、かつては東海道の宿場として栄えた藤沢の文化遺跡ともいえる町並み。やたらに寺が多い。かなり観光に力を入れていて交差点などにかならず標識とその建物の由来などが書かれている看板がある。伝統の街らしく、古い大きな商家や倉がまだ残っている。それに調和付随し珍しい店もある。「紙や」、「畳や」、「中古品や」など立ち寄るのも楽しい。
道は街中を行き、やがて「境川」を渡る藤沢橋を超えれば紫陽花ロード。数日雨が降らなかったためか、もう盛りの時期を少し過ぎていたためか、紫陽花にいささか元気はないが、種類も多く参加者のようにまだまだ美しさを境川縁に長く姿を落とす。川は流れDSCN2815ax.JPGも速く、意外に太く、水量も多い、此のあたりは海が近く、川が海に終わる場所の為か、けなげにも最後の勇壮をみせている。
2003年5月、この道を歩いたはずだがうろ覚え。斑な記憶をたどる。やがて左に藤沢市民病院の巨大な建物、右に旧大清水高校。ここは前回歩いた時には高校が廃校になっていたが今回「藤沢清流高校」として蘇えっていた。付近は小中学校や森に囲まれた浄水場などがあり、田園地帯。大きな小学校で生徒はいるのかと疑うほど周囲に田園が広がる。
街に戻り、遊行寺に向かう。有名な寺で大学駅伝ではおなじみだ。境内は粛然として風格がある時宗の総本山。大きな瓦屋根が周囲を圧倒している。本堂は閉まっていDSCN2816ax.JPGて、よくあるお寺商売は全く見当たらない。流石は、総本山。身がしまる。
江の島街道が街の真ん中を貫いているためか杉山検校さんの立てた道標や、関連の工作物が多い。江の島の弁天さんに21日間こもっただけで新療法を会得し大金持ちになったのだから今の医学部など到底及ばない。何がって入試は無く、膨大な月謝や寄付はいらず、修行期間は無いに等しい。これだけそろえばかなわないだろう。
以前北海道の日本海側を歩いていたら「雷電温泉」という一軒家に出あった。断崖にへばりついているところに義経の伝説。なんでも宿の女中とシベリヤへ逃げるため涙で別れるとき、「来年は来るからな」と言ったのDSCN2835ax.JPGを「雷電が来る」と聞き間違えてその名が温泉になったそうだ。これに比べれば義経の首洗い井戸など信憑性がある。奥州で自害しその首実検に鎌倉に送られ実験後片瀬の浜に捨てられた首が潮に乗って漂着したのが藤沢のここ。村人がこの井戸で首を清めたそうだ。近くにはご丁寧にも弁慶の首塚も取り揃えている。 罪のない伝説は庶民の娯楽だ。伝説の人物小栗判官には、和歌山県の熊野古道の山奥の温泉で出会ったが藤沢の遊行寺にも墓がある。てるてる姫の墓だってある。小栗判官の物語を全国に広めたのは案外この付近の人が始めかも知れない。その辺の事は熊野古道の記録を参照していただきたい。
「藤沢山無量光院清浄光寺」が遊行寺の本名。時宗の総本山だけあってずいぶん立派だ。銀杏の木さえ市の天然記念物。由緒ある寺と観光化は反比例する。
DSCN2841ax.JPG「藤沢市ふじさわ宿交流館」は休み。月曜だから。そもそも目的は市民と、観光客の交流を深め、市の活性化を図るとして造られているのに「今日は休み」とはどうだろうか。箱モノはすぐに不相応に金をかけて作り、立派な能書きは述べるが、運営はかくのごとし。云いすぎになったが、これは暑い午後の陽に蒸されたせいでもある。
昼飯のメキシコ料理を標榜する店は、ハンバーグや卵焼きなどフランチャイズ店のメニュウ。しかし、安い。大もり。どこかの大学の近くの食堂なみ。味も悪くは無いが驚いたのは一人でやっていて、料理が早く出ること。結構店は大きく昼食時間でもあって客の出入りもある。全部一人。この辺がメキシコ料理流なのかな。
DSCN2847ax.JPG計画策定者は高齢者集団の自動車道の先導だけでも大変だし、監視して振り返らなければどこかに行ってしまう人達だからご苦労は傍目以上。暑い陽光を一身に受け、先頭を汗をかきながら行く責任感に頭が下がる。
今度、健ハイでもツアー会社並みに旗を造ろう。目印なら源平の赤旗でもいいが変に勘ぐられるから白旗。これだって降参と思われる。何か金を使わず、軽くて、小さくたためて、広げれば大きく、目につきやすく、そんな旗を寄付してくれないでしょうか(ただし、ビニールの壊れた傘の類はご遠慮させていただきます)寄付して頂ければ、計画策定者が大いに喜びナポレオンの軍隊のように先頭を切ってさっそうと街中を行くに違いない。

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