No.378錦秋の秋田・森吉山、太平湖等を訪ねて (2018.10.15~17 2泊3日)

user-pic
0

PA170862b.JPG1日目:2018年10月15日 (1日目記録担当;達也)
本年7月の八幡平、乳頭山に続き東北・北秋田の"花の100百名山"でもある森吉山に向かう。角館からの秋田内陸縦貫鉄道は東側の奥羽山脈と西側の出羽山地の1,000mから2,000m級のなだらかな山並みを眺めながら北上する。沿線は黄金色の田んぼと刈取り済の田んぼが続き秋の終わりである。阿仁川沿いの長閑な田園農地が心を和ませてくれる。

マタギの人形と4~5人の案山子が出迎えてくれた阿仁マタギ駅で出迎えの車に乗り、中の又渓谷をさかのぼり安の滝歩道入口に到着。渓谷沿いに2km, 60分ほど登ると、PA150791 (2)b.JPG日本の滝100選で2位にランクされた安の滝傍に到着した。落差90mの秀麗な二段構造の滝で、厳しい岸壁に懸かる白い廉状の流れが周辺の紅葉に映える。今年は台風の影響なのか、山一面の紅葉とはならずちょっと寂しいながらも、自然の景色は素晴らしい。滝の虹を惜しみながら先ほど来た道を下山開始、40分ほどの渓流沿い歩きを楽しんだ。

宿に向かう前に、奥阿仁の観光スポットの一つ、伝説の里・根子集落を訪れた。昭和40年にやっと開通したというトンネルを抜けるとマタギと番楽で知られる根子地区がある。四方を山に囲まれ、平家或は源氏の落人によって開かれた隠れ里。貸切りの古民家、二又荘では国の重要無形民俗文化財 "根子番楽" と "旅マタギ"が伝承されている由。秋の日暮れはつるべ落とし、山際に迫った夕日を浴びながら森吉ぶなホテルに急いだ。

参加者:三貴也、美奈子、憲治、貞子、邦子、亮子、和子、茂子、達也、合計9名。(男3PA150849 (2)b.JPG、女6)

第一日ルート;
東京駅発7時36分(秋田行 こまち3号乗車)――角館着10時39分――秋田内陸鉄道(切符購入¥1,110)角館発11時02分(急行もりよし2号鷹巣行乗車) ――阿仁マタギ駅到着11時47分→宿の送迎車11時50分発→安の滝駐車場着12時10分――安の滝往復約2時間(14時15分帰着)――15時00分 キャンプサイト着――根子集落着15時30分古民家・二又荘見学→16時00分 投宿 宿泊:阿仁の森 ぶなホテル 〒018-4624 秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝206 Tel:0186-82-2400。

IMG_20181016_093127.jpg2日目:10月16日(火)曇時々晴 北東の風強 4時頃から雨(2日目記録担当;貞子)
昨夜の夕食は地場の茸野菜の料理ときりたんぽ鍋,これでもかと鉢数多く量的にもてなされ、年甲斐もなく我を忘れ目先で食べ過ぎた感がある。
今日の予定は秋田の秘境 北奥州の最奥部にある樹氷平を経て森吉山(1,454m)に登山予定。

朝食は8時。普段、日常の食事は軽いが旅先ともなれば食欲がわく。だがそれにしても宿のオーナーの心意気が田舎料理で持てなそうと朝食にも品数多く、皆さん昨夜の食傷気味が影響して大半の鉢盛を手つかずで残す様となり申し訳がなかった。
9:15 阿仁スキー場のゴンドラで山頂駅樹氷平へ。ブナ林の紅葉のコントラストの美しDSC02172.JPGさ、雄大な景色を楽しみながら8合目に到着。案内板には"散り始め"と書いてある。

ここで周辺散策組と森吉登山組に分かれ、それぞれに出発する。10:00石森(1,308m)に着く。
この分岐は左は森吉神社避難小屋―― 一の腰1264m、右は阿仁避難小屋――森吉山1454m。
裾野にはブナ林を中心とした広葉樹林が広がり1,000mを超すとオオシラビソがある。
そしてこの森がツキノワグマ ニホンカモシカ等の哺乳類やクマゲラ イヌワシの鳥類の希少種の生育地になっているそうだ。 厳冬期には蔵王、八甲田山、森吉山と3大樹氷林であるここのオオシラビソの木々に雪がつもりモンスターの樹氷に大変身する。ナナカマドの葉は既に落ちて赤い実が鮮やで美しい。阿仁避難小屋を経て稚児平へ。
登山道はなだらかで整備され歩きやすく、山装備もない軽快なハイカーを3組ほど見かける。
DSC02180.JPGこの辺りはさすが花の百名山と言われている通り チングルマ イワカガミ等のお花畑の散り後が見られる。次回は夏のお花の時期に訪れたいと思う。 森吉山頂上は天候に恵まれると360°の広大なパノラマからは白神山地 鳥海山 男鹿半島などの眺望が楽しめる。
空模様は強風が時に続き、黒雲の流れが速く見られるので降られる前に下山を開始する。
ゴンドラ裾野駅から宿迄は舗装道路を20分ほど散策しながら宿にもどる。
森吉登山組;リーダ憲治、邦子、和子、貞子。
樹氷平散策組;三貴也、美奈子、達也、茂子、亮子。

森吉登山コース(記録 貞子)
9:00ブナホテル出発――9:15ゴンドラ麓駅――9:35樹氷平山頂駅――10:15石森1308m――10:35阿仁避難小屋――11:10稚児平――11:25森吉山1454m――11:40下山――12:15――阿仁避難小屋(昼食)――13:20ゴンドラ山頂駅――13:40裾野駅――2:40ホテル帰着。

IMG_8030.JPG3日目 10/17(水曜日) 曇りのち晴れ(3日目記録担当;貞子)
秋田県 最後の秘境小又峡を目指します。
9:30北清水桟橋より遊覧船に乗船。ここ太平湖は森吉ダム建設に伴い出来た周囲30Km、深さ58mの人造湖です。当時は13世帯の集落だったそうです。湖には大小13の渓谷渓流が注ぎ、イワナ、サクラマス、コイ、ワカサギ等が多く生息している。遊覧船は新緑シーズンの6月から紅葉シーズンの10月までの期間限定の運行です。

湖の淵にはツキノワクマが冬眠した岩の隠れ家がありました。又、周りの山々は山の幸に恵まれたくさんのキノコが採れるそうです。
9:50 下船、小又峡は森吉山東麓のノ口川原生林を源として大小100余りの瀑布、おう穴、深淵からなる原生峡で、県の名勝天然記念物に指定されている。 1.8Kmの遊歩道には、曲滝、ガマ淵、化ノ淵等個性あふれる滝が続き終点の高さ20mの三階滝は迫力満点で圧倒されました。
IMG_7995.JPG12:00 乗船、12:40車で阿仁合駅に向かう。13:43秋田内陸縦貫鉄道に乗車。15:10 角館に到着。15:51東北新幹線乗車。19:04東京駅到着。当初の予定より1時間早く到着。

余談ですが、小又峡ではグーグルマップのスタッフがヘルメットの様などでかいカメラを背負い(15個のカメラが内蔵してある)太平湖、小又峡を撮影していました。三ヶ月後には、アップされるそうです。ご覧ください。

コースタイム;(着/発)
阿仁の森ぶなホテル(/8:00)――太平湖グリーンハウス(9:00/)――遊覧船乗船(/9:30)――小又峡(9:50/)――三階滝(10:50/)――乗船(/12:00)――グリーンハウス(/12:40)――阿仁合駅(/13:43)――角館乗車(/15:51)――東京駅(19:04/)。
太平湖参加者;憲治(リーダー)、邦子、和子、亮子、貞子(記録)。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kenhai2100.com/cp-bin/mt/mt-tb.cgi/2093

コメントする

カウンタ

月別 アーカイブ