No.375 榛名山(掃部ケ岳1,448mかもんがたけ)(2018.6.15)

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DSCN2662a.JPG信越線に乗ると赤城に対して左側に変わった山群。榛名山と言う山は無いがその山群の雄。雑木林の山道。観光地の山頂の湖は、「湖畔の宿」の名曲を生んだ。この曲を歌える人はかなり古い(老人ホーム入所試験に出る)。
日時;6月15日(金)日帰り、高崎雨、山中は曇り、寒い。風無く眺望無し。
集合;JR横浜駅中央改札口(みどりの窓口付近)6時40分(6時51分発に乗車)。 切符は各自購入。往復でジパング可(横浜ー高崎間200Km以上)。 参加者;7名 勝巳(リーダー、記録)、達也、茂子、吉生(写真)、邦子、貞子、(ゲスト1名)。

DSCN2652a.JPGコース;徒歩4時間弱
横浜6時51分発JR高崎行(東海道本線)――高崎着9時10分――群馬バス高崎駅西口発9時30分――榛名湖畔バス停着10時55分1310円――徒歩――湖畔の宿記念公園入口経由――国民宿舎(榛名荘)横の登山口11時40分――硯石分岐11時40分1,300m――掃部ケ岳13時(13時30分下山)――湖畔の宿記念公園登山口15時――トイレ休憩――榛名湖畔バス停15時30分発乗車――高崎16時55分着――JR高崎発17時13分湘南新宿ライン国府津行――横浜着19時38分――登頂記念大パーテー(解散)20時30分。
持ち物;雨具(梅雨真最中)、杖、昼食弁当。非常食。薬品。懐中電灯。水筒(1リットル)。等
地図;「榛名山」「伊香保」25,000
今回は雨を覚悟、数日前から天気図を気にするが、前線は幸い太平洋側に少し離れ始めている。これなら出発時の沿岸の多少の雨を除き、内陸の群馬榛名は、悪くても小雨と決め出発。高崎まで、6人の家の近所の女子高生と一緒。陸上競技に前橋まで行くとのこと。こんな早い時間に親は弁当作りも大変だろうし、でも、ジャージの背中にDSCN2658a.JPG校名のあるジャンバーを着たその悪びれのない格好は何とも清々しい。席が空いても決して座らなかった。先生も一緒でなかったのに立派な生徒の学校だ。生徒の一人が、「岡山のおばあちゃんに逢いたい」とこの年寄りに話す。良い育ちをしている家庭を思わせ何とも微笑ましくうれしい。
高崎駅から2番乗り場のバス停までは本格的な雨の中150m。高崎経済大学へ行く生徒で途中まで満員。皆地味な学生達で久しぶりにまともな学生に出会った。大学を過ぎると、客は我々のみ。早速下車後の雨仕度に取り掛かる。バス停の屋根もない中で雨具を着用するのは、シャワーの中で衣類を着るに等しい。出発時から雨具の下はびしょ濡れになり一日中不快な思いをする。空いてる車中で良かったが、長時間の山道の雨中のバスで、雨具着用の変な動きをしたためか、車酔いでダウン。湖畔について救われる。観光地だから仕方ないが、やたらと旅館と駐車場の大看板が多いのに、登山口への標識は皆無。天気は持つだろうが、道は雨でよくないに違いないので急遽コースを変更「湖畔の宿記念公園」から登ることとしたが登山道が見つからなく仕方なく更に国DSCN2659a.JPG民宿舎「榛名荘」まで歩く。小雨煙る国民宿舎の庭で小学生がキャンプ。薄い煙が立ち上り、此処まで嬉しそうな声が届く。そこの登山道の看板だって、道路わきのガードレールに30センチほどのみすぼらしい切れ端にペンキの標識があるだけ。此の観光地での、山歩きの位置づけが良くわかる。登りはすぐに丸木の階段。前日からの雨で滑る。丸太道で転ぶと大体大けが。慎重に丸太道を避けて脇道を選びながらゆっくり登る。新緑のみずみずしい雨上がりの森。風もない。たまに雲が降りてきて周囲の森を幽玄に隠す。登りは寒くないが、休むと寒い。海抜1,300m近い為もあるが今日の天気によるに違いない。途中熊に注意の新しい看板。此のあたりでも熊さんが散歩するようだ。山頂からは、下に白い雲の平原が見渡せるだけ。湖さえ見えない。下りは時間のかかる危険な道を考え、最新のテクニックで遠隔写真を撮り終え早々に下山開始。途中の標識もない分かれ道で、「湖畔の宿記念公園」への道と思しきに下る。今日登ってきた丸太の道はこの雨上がりに下れば間違いなく転倒する。
登りの道を避けたおかげで、道は周囲の笹に覆われ狭いが丸太は一切ない。途中、杖を崖下に放り投げて四本足でやっと降るところがあったが短い。出たところが湖畔の宿記念公園。やはり登り口に標識は無い。下ってくることは出来るが、ここから登るのはそうとう度胸がいる。この高さの山には作業道が多く下手をすると登り直しになり山頂には行けずリーダー泣かせ。大幅にコース変更をしたが、この雨上がりの滑る道ではこのコースしかない。温泉も時間的にせわしいのでたまたま開いている茶店で甘酒などでがまんする。
DSCN2665a.JPGバスが出るまでダウンを着るのが丁度いい寒さになっていた。6月中旬と言うのに山はわからないものだ。下界には衣類を着る時期があって外すとかなり気になるが、山はそうではない。寒ければ夏でもダウンでも防寒着でも着るのが正しい。それが自然に出来ればまともな登山者だ。ファッションや商売上手な山の道具屋に負けたり山頂に立つことだけが登山と思っているうちはまだまだだ。衣類に限らず、コースや、時間配分等、何が山では大切かを絶えず学んで行きたいものだ。
高崎駅に着きすぐに湘南ライナーに乗る。幸い全員座れたがそこそこ混んでいるには驚いた。途中、横浜で反省会と称する夕食会をしようとの提案。時間が遅いのに珍しいしいこと、たまにはこんな解散もいい。こうして元気にビールを囲んで早朝からの疲れをガマンしこんなパーテーができることは山の役得。例えそれが夕食を作る手間を省くためであっても。
今日一日の多くの会話を通じて滑舌がいい。ボケも少しもしかして治ったようだ。

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