No.360 明神岳・体力測定登山 (2017.5.8)

user-pic
0

IMG_3283.jpg実施日;2017年5月8日(月)快晴。暖か。半袖で十分。風ややあり。
参加者(6名);

  • 第1班 憲治(車両)、貞子、茂子(記録)。
  • 第2班 勝巳(記録)、進(車両、写真)、(ゲスト 輝夫)。
30分時間差を設けて各班出発。山頂で時間差通りの差で集合。帰りは全員一緒。
快晴に恵まれ、連休後のそれでなくても静かな健ハイコース。他の登山者には一人だけコース中であっただけ。下界は夏日なのに、山の新緑はまさに薫風。山全体がスミレや豆桜満開の春を謳歌。大空を渡る風の音が心地いい。黄砂のお蔭で、富士や、矢倉岳がうっすら茶色く煙っているのもそれほど気にならない。途中、前回登った人が立派に修復した指導標識を多少手入れ。持参した工具が能率を上げる。山頂は、さすがIMG_3248.jpg他のルートで来た人達がいたが、それとて静かなもの。所要時間も登り3時間下り2時間の行程通り(標識補修時間は除く)。途中箱根シロカネ草と言う絶滅危惧種らしい花に感動した方がいたが、いまだに、その少女のような感覚はむしろ貴重な絶滅危惧種。と言うよりも貴重な天然記念物。このコースに鹿害、猪害は見られない。もちろん山蛭もいない。人も来ない。近郊の山でめったにない環境下にある。しかも豊かな森の中を危険もなくゆったりと歩く。
普段の山では出来ないことを少しずつ試す。今回はいわゆるウオーキング用の靴での登山。よく若い人などに見かけるが使ったことがなかった。結果は、やはり登山には向かない。くるぶしまでカバーしないので、小石や、木の枝が靴に入り込み気になってしょうがない。これで、天候でも悪くなったら、泥道でどうなるのだろう。加えて、滑りやすい。靴の底だけの問題ではなく、靴全体で滑りは防ぐものだ。それにしては華奢な靴の寸法丈。結果として何時、捻挫してもおかしくない。軽さは特徴だがこの程度なら最近の登山靴と変わらず、数時間も歩けば軽さのIMG_3282.jpg恩恵は無くなる。第2の実験は、雨具を簡易化し上着だけにした。いつもの雨具完全装備より軽いが、60年登って初めての事で不安である。同行した人もいくら数日間快晴でもそれはよくないとの意見。まったく同感である。雨具は非常時の寝袋にすらなるものだ。雨具の重さなどは登山の税金のようなもの。その他、持参する食料を変えるなど、この山はいい実験場である。それぞれ工夫すれば、体力測定に加えた新たな効果が期待できる。途中、かねて気になっている枝道が何本かあった。調査目的で道に迷いこんでみたい衝動に駆られる。春の陽気がさせたに違いない。
いい年をしたガキの気概を残している絶滅危惧種と地図を読みながらビバーク覚悟で枝道に入り込む賛同者はいませんか。いないだろうな。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kenhai2100.com/cp-bin/mt/mt-tb.cgi/1916

コメントする

カウンタ

月別 アーカイブ