No.535鎌倉散策(巡礼古道)

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実施日: 2023年2月2日(木)曇り。

集合: JR鎌倉駅10時、改札口

参加者: 6名 勝巳(記録、リーダー)才美、達也(行動記録)、茂子、吉生(写真)、恵美子。 

コース:(徒歩4時間30分程度。12km。22000歩)
 鎌倉駅10時発――徒歩――岐れ道11時――大御道橋――報国時(竹寺)10時30分――浄明寺尾根(金剛窟)11時――鎌倉幼稚園11時30分昼食――鎌倉逗子ハイランド――久木池周辺12時30分――行政区画道取りつき――十二所果樹園13時30分――朝比奈切通14時30分――十二社バス停15時―バス―鎌倉駅15時30分(解散)――(列車遅延)――横浜駅16時30分

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「何処を歩いたかさっぱりわからない」との感想は、このハイキングを言い当てて至言である。最大の原因は、「鎌倉市」と「逗子市」の境界関係と米軍の旧「池子弾薬庫」の存在だろう。ともかく、観光好きな鎌倉市がやたら立てている道標らしき物はここに皆無。もちろん、ベンチなどなく、絶えず、「この道でよいのか」との不安に悩まされる。
535-1.JPG 低山独特の枝道は多く、本道より立派に整備され伐採されている高圧鉄塔の保守用道に迷い込む。ゆるい登り降りとはいえ、引き返す時の精神的苦労を味あう。せめて簡単な標識でもあればと恨み節もでる。どうも、境界線は、行政から見ると辺境扱い。どちらの行政担当も関心がないようだ。加えて、機密を旨とする米軍旧弾薬庫の塀沿いの道なら、誰にも歩いてもらいたくないらしい。たまたま、途中にある十二所の果樹園ですら「スズメバチがいるから入るな」の表示。これとても、ゴルフ場の「マムシ注意」と同程度の代物と疑いたくなる。
535-3.JPG 圧巻は行政境界線への取りつき。地図上は「久木池」の北側から直登すれば行けるのに、池の周りは理由不明の行き止まり。池までかなり下ってからの登り返しを強いられる。25000地図ではここしかない所に介護施設が道をふさぐ。まさかと思うやっと人一人が通れる小路で「ここは絶対に行き止まりと確信できる道がなんと正解。こんなところに標識も出さないのは鎌倉市の作為。やっと、介護施設の裏にあるゴミ箱を横目に鎌倉市と、逗子市の行政区画道に乗る。道は高圧送電線に沿った小さな分水嶺を行く。落ち葉踏む道に雑木が展望を邪魔する。旧日本軍から続く長い間の軍需施設周辺はどこも同じ風景。まだかまだかの先にやっと果樹園。途中で測量していた人に出会い、道を確認しても、「知らない」とすべては秘密めく。
535-4.JPG 後は、黙々と曇りがちな天気の冬枯れの道を上下する。相変わらず、右手は旧「米軍施設」の鉄縄網。左手は小さな谷の源流の森。人造物は見えない。海が近いが姿を見せない。音もない。すれ違う人も居たかどうか程度。果樹園のほかにはこの道には僅か6人の休み場所もない。猪の掘り荒らした路面を淡々と行く。これで鎌倉。これも鎌倉。熊野神社への道を避けたため、朝比奈切通のハイライト部分を通り過ぎたようだ。岩の急坂を下れば切通からの道に出て、あっけなく太刀洗。十二所バス停はすぐ近く。バスはすぐ来る。やっと観光地鎌倉に戻った。535-5.JPG 途中、「鎌倉逗子ハイランド」に最初に出会ったときは、美しい大きな家並に驚いたが、今回その感動はない。それでも、さすがに整然としている。古い開発住宅地にありがちな細分化された小住宅密集化が避けられ、敷地は旧のとおりに保持され、余裕ある風景。電柱もない、看板もない、自販機もない、桜の古木の続く坂道は、それだけで物語を語る。全体に厳しい自主規制がある地域かもしれない。
誰かが、コロナになった人手は上げろという声に、5人が一斉に手を挙げた、残り一人は、屈強のスポーツマン、たぶん何度もなっていたのに、本人が気が付かないのだろう。という意見一致で、全員仲良くコロナに罹患と強制一致。一層病み友達の近親感が深まる。 これだけ歩けた達成感、満足感とともにコロナ後遺症を克服した自信がついた。
535-6.JPG ? 快晴の鎌倉といっても、コースによっては登山。侮ってはいけない。水と、杖は必携。出来れば登山靴を。山は山、何処も同じ。(途中、磁石と、懐中電灯を持参していなかったことを反省。鎌倉でも決して舐めてはいけない)

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