No.392新年山行「2020年」城山跡 (2020.1.10)

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P1100647b.JPG実施日;2020年1月10日(金)朝方薄曇り後快晴、無風。暖か。
集合;JR東海道線「湯河原駅」改札口9時20分コース;徒歩約3時間。18,000歩。
湯河原駅前バス停9時34分発4番線(箱根町行)――しとどの岩屋下車10時――城山跡10時30分――恒例の健ハイ広場11時(新年会2時間)――宮下林道――五所神社14時――湯河原駅14時20分――小田原(解散)。
参加者;(7名)
憲治(リーダー、食材)、貞子。勝巳(リーダー、記録)、才美。達也(写真)、茂子。幸子。

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恒例の新年山行と言うだけで場所も、集合も、山頂での催しも全て通ずる。持ち物などの分担も自然。今でこそこのような形になったが20数年前はまず場所決めに苦労した。中央線沿線の滝子山前衛や、大山南面、西武池袋線、鎌倉、三浦半島周辺などを模索したが、何かが欠けている。新年らしく、参拝する神社仏閣があり、山頂に大きな芝の広場があって、しかも南向きで陽光がいっぱいあたり、雄大な風景、出来れば海が展望できるところ。更にトイレがあり、雨の時はご丁寧にも東屋があるそんな場所は簡単にそこらにあるはずがない。加えて近くて交通の便が良く、出来るだけ行程が新年らしく短く平坦で、自分たちだけで、出来れば他の登山者に合わないこと。帰りには下山途中で地元のお土産が入手できることまで加わる場所がはたしてあるのか。

P1100661b.jpgところがあるのだ。人知れず私たちの新年会場の為にだけ、誰も来ないのに1年間美しく光輝く芝の広場が待つところが。やっとたどり着いたこの場所はもし、新年会場として日本一の場所を関東周辺で選んだら間違いなくここだ。この場所は今では私達クラブの貴重な財産で毎年の新しい年の登りはじめ。皆で囲む鍋料理は改めていい出会いに感謝し、贅沢な時間を共有する。参加者は7名。でも心許す仲間は一騎当千だ。その証拠に、場所に着くが早く敷物で陣地の食卓を造る者、ガスコンロに火を起こす者、各自持参の熱湯を集めるもの、準備してきた各種の食材を火にかけるもの、と一言の指示らしきものもなく自然に流れるように準備が進む。ここまで見事な分担行動は長年の相互の信頼関係が元になっている。ガスバーナーの音と、鍋の湯気と食欲をそそる料理は30分も経たないで出来上がる。各自持参の食器に各自思い思い熱く盛る。春のような暖かさの中、遠く相模湾の逆光に浮かぶ大島、伊豆半島、真鶴半島が霞んでいる。食後は上手くはないが心通う合唱が自然発生する。こんなところで、大声を出すのは幸せだと思う。
gosinbokub.jpg帰りは、長年使ってきた林道を避け、初めて宮下林道を下る。どこを下っても海から登って海に下るのだからそんなに変化はない。舗装してある立派な道が水源ヒノキ林の中をくねくねと行く。途中で聞いたら、蜜柑はもう時機を逸していると、地元の老人が言う。残っているのは猿も食わないと言うが我々には立派な蜜柑に見える。猿の方が味については一枚上のようだ。巨木のある五所神社で今日来られなかった方の分まで参拝。街中に入る手前で硝子戸の中におばさんが座っているだけの土産屋に出合う。もちろん、売っているのは蜜柑だけ。うっかりしていると見逃す。自分が二の宮の畑で作った蜜柑だという。楽しい山の帰りの昂揚感が饒舌になる。城山から下りてきたと言うと大いに驚く。今度は温泉に来なさいと勧める元気なおばさんはおまけをくれる。なんだか安く買いすぎたようで申し訳ない。東海道線は時刻表を気にすることはない。ホームに行けば列車はある。熱海発のガラ空きの車内は冬の海に低い夕日が入り暖かい。
元気で、誰もが楽しく、安全で、精神的にも健康な山行を続けようと願う。
今年もいい山行ハイキング旅行が出来そうだ。

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