No.526根府川から相模湾を望み、ミカン畑の路 (2022-5/20)

user-pic
0

実施日時: 2022年5月20日(金)

集合: JR東海道線 「根府川」駅 改札口 9時

参加者:(6人)男女各3、  勝巳(リーダー。記録)、憲治(サブリーダー)、貞子、吉生(写真)、亮子、恵美子(初参加)

コース概要:(徒歩4時間)  根府川駅発9時――国際高校前――県農業センター――牧板川橋10時――米神水源地10時30分――文三堂11時――石橋山古戦場11時30分――佐奈田霊社――みかん畑11時30分――紀伊神社13時――早川漁港(魚市場)13時30分昼食――JR早川駅14時30分(解散)

(参考) 希望ヶ丘発7時27分――横浜着7時43分ー?乗換ー?(横浜発7時55分発6番線  ホーム東海道線熱海行き)――根府川着8時57分

持ち物: 履きなれた靴。(多少登り下りあり、杖有効)。水筒。マスク、非常用品(けが薬、     足つり薬、突発の雨、地震などでの交通遅延等も考慮のこと) 地図  「小田原南部」(2万5千)

nebu-1.JPG
行動中、いわゆるハイカーに一人も出会わなかった。直射日光にはこの季節かなりまいるが、今日は見事に曇り、時々薄日、無風の絶好調。太陽を背に歩くので快適。
nebu-2.JPG 降り立った無人の根府川駅。関東大震災の時、この駅に停車していた機関車が海に落ちいまだ、乗客ともども岩石の下、海底にある。根府川駅前の内容がない古びた案内板を眺める。大体、どこの駅前看板も広告中心で、実際の案内には役立たない。特にひどいのが観光地の案内図だ。距離感も、南北方向もでたらめ。旅館や、食物屋がやたら大きく、道路は大きさも曲がり方も正確ではない。坂の状況も不明。この案内図を利用すると普通の人は迷う。地図として作成するなら地図作成の一定の縮尺など約束事に最低限従っての表示とするべきなのに、広告中心に作成し混乱を起こす。徒歩と、車での案内が一緒に表示してるため数?単位で間違いがあったりする。ちょっと違うが田舎で道を聞くと、あと10分と教えてくれるがこれが曲者。車の時間を教えてくれるから。何度も経験することだが、駅を出て、街を抜け登山道に至るまでがやっかい。登山経験もまったく役立たない。やっとコースに入ったところの看板がわかりにくい道路標識で、早速農業技術センターに迷い込む。丁寧に職員から道を聞き振り出しに戻って再出発。
nebu-3.JPG 舗装道路は整備されている。真鶴道路が、工事中で通行止め、そのため旧道が渋滞。なんとしても渋滞する歩道もない危険な道を避けたいので、25000の地図で比較的山中の道を選ぶ。必然的に山から海へ落ち込む尾根を横切る。結果、登り下りの連続。高低差は大したことはないが、繰り返されると歩き飽きる。そんな時たまたま峠に出ると海が見える。新幹線や、在来線、自動車道が狭い海岸線と山に挟まれて、その先に太平洋、相模湾だ。初夏の雲のもと、湖のような静粛な海の風景をたまに破る新幹線。ここにきらきらする湘南、伊豆の海はない。
nebu-4.JPG 山道は、柑橘類畑が多く、名は知らないがその種類が多い。喉の渇きを癒したく人を探すが誰もいない。やっと親子で作業をしている人に出会い、待望のミカンを譲ってもらう。料金は安すぎるのでおつりはもらわない程度の謙虚さはある。食べながら歩く。峠に近く海がまた見え始まる。あと少しで楽になるとの気分は何とも言えない。いまだハイカーには誰とも出会わない。周りは相変わらずのミカン畑、打ち捨てられた石段の畑。たまに石段の上に神社。案外古い土地柄なのだ。頼朝が敗れた石橋山古戦場にある佐奈田霊社とは、神社とは違い、特別の祖先の霊を祭る神社のこと。佐奈田与一を祀る。咳、声、ぜんそくに霊験があるそうだ。珍しい効用だ。神社も世間並みに手広いマーケティングをしたものだ。いずれも1200年ごろの話。
nebu-5.JPG しとどの巌屋に頼朝が隠れた、ここで首を洗ったなど、この周辺には、鎌倉時代の多くの史跡が残されている。しばらく山の中。今度は無口なしっかりしたおじいさんから甘夏を買う。お土産にしたいがともかく重い。ミカン畑の道を更に行く。ずいぶん前に早川の駅から一夜山に登った時に(2013年10月単独)辿った記憶がよみがえる。ともかく高圧線を目指して両側がミカン畑の細い急坂をまっすぐ登った。振り返れば海。やっと、小田原城が見える。街が見える。この下が早川の「漁港の駅」だ。昼食13時30分。多少並んだが。何せ土曜日。駐車場は満車。登山姿は我々だけ。帰りに小田原城に周ろうとしたが、歩き始めてすぐに早川駅に出会い、先行く元気なく、ここからJRのお世話になる。
nebu-6.JPG ついでだが早川駅も寂れている。下を向いて歩いていたら、泥だらけの道路に「早川駅前通り」と記されていて、始めて駅近とわかる程度。なんで東海道線で熱海の手前なのにこの空白があるのだろう。海と山のはざまで、平地がないためだろうか。災害の尾を引いているのか。たいして太陽に当たらないのに、22000歩あるき、みんなの白い肌が日に焼けた。とおもう。

nebu-7.JPG

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kenhai2100.com/cp-bin/mt/mt-tb.cgi/2398

コメントする

カウンタ

月別 アーカイブ