No.368大楠山(おおぐすやま)(242m) (2017.12.2)

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PC020035a.JPG日時;2017年12月2日(土)晴れ。薄曇り。
集合;横浜駅JR中央改札口「みどりに窓口側」7時20分。
参加者;8名(男4名、女4名)。

    勝巳(リーダー記録)、才美、憲治、貞子、吉生(写真)、三貴也、幸子、亮子。
コース;徒歩 実質約3時間~4時間。
    横浜駅発7時32分――横須賀線(逗子乗換)――衣笠駅着8時21分――京急バス逗子行15番系統3番乗り場――大楠山登山口下車8時35分――平山、阿部倉集落通過――阿部倉橋(横浜横須賀道越え)9時10分――葉山国際ゴルフ場周回ハイキングコース――大楠山10時30分――昼食60分――湘南国際村分岐12時――「めぐりの森」――湘南国際村研修場喫茶店13時――バス停13時30分発――JR逗子駅14時(解散)。
IMG_0393a.JPG今年最後のハイキング。三浦半島の最高峰。昔大楠の木があっての名だが、今は変わりに巨大なアンテナが立つ。360度の展望。健ハイで行ったが一昔も前の事。世間が忙しい暮れに気がひけるが、すぐ行けなくなる高齢者の特権と割り切った。それでも通勤客に迷惑にならないように土曜日に設定と多少は気にしている。2名が途中で同じ列車に合流。他は既定の集合地から乗車。衣笠駅からの逗子行バスは3番線発。これが接続に4分しか時間がない。何はともあれ間に合わせること第一。全員にトイレも買い物もご遠慮願う。「大楠山登山口」とわざわざ銘打っているバス停なのに下車した周辺に、登山口の標識は無い。
何が面倒と言っても「里山の」集落を抜ける道にすぐるものは無い。あっちこっちうろうろして、人に道を聞くがもとより独自路線を行く前提でいるから、教えてもらった道を素直に行くようなことはしないが、これが楽しい。知らない道は気の向くままに迷うに限る。深山で遭難するならともかく、どこを歩いても行くところが決まっている道で、大きな国道を渡る場所は限定され、高圧線が道しるべになっているという誠に迷うのが不思議な環境下なのだから。村の中をやっと抜けるとPC020036a.JPGゴルフ場がでてきた。土曜日で結構若い人がやっている。ゴルフ場の金網沿いに階段を上る途中でやっと海が見えた。冬の海は太陽が低く、のんびりとやけにギラギラ輝いている。今日は、登山日和、そこそこに寒いが之は12月の事。歩いていれば快適な気温だ。山頂は突然現れた。前方が明るくなると思ったとたんに山頂に飛び出す。広くは無いが、展望はいい。高い鉄製の階段で展望台に上るのは此処までの疲れの後で多少こたえる。周囲は海に囲まれている。海に突き出してる陸地は薄っぺらい。津波が来たらなどと余計な心配をする。山頂での昼食後の下り道の周囲は大木の混じる紅葉の森に包まれている。湘南国際村に降りる道は立派な道標と手すりがあって、集団で並んで降りられるゆとりの幅だ。階段の登り降りがあるが左手の森は紅葉の原生林。右手は開発も痛々しいゴルフ場だけにその落差は大きい。横浜の近くに冬の午後の陽に紅葉の輝く森と深く広い谷がある。こんな光景は熊の住む深山にしかなDSC01433a.JPGい。この森に強い好奇心に駆られた。「湘南国際村めぐりの森」で神奈川県が管理しているものと知る。行政はかくのごとき「何もしない」という機能を果たして、たまにはまともなことをするのだ。この自然のままの空間は県民の貴重な財産だ。変な業者に操られてイベント会場や、住宅の開発やゴルフ場などにしないことを願う。この森は海に近いこともあり、12月なのに秋の気配を残し木々はまだ完全には冬支度を整へていない。草紅葉の中の舗装の道を登り切ると「湘南国際村」。何をするところかは県のPRぶりを見ればわかるが、企業研修や交流、講演、宿泊、それに一般住宅等何でもある設備のようだ。ただし、利用状況はごたぶんにもれず、耳触りの良い頭でっかちで「箱もの」の作りっぱなしになっていなければいいが。 国際村に入っても13時にもなっていない。このまま帰っては申し訳ないと国際村の高級ホテル並みの喫茶店に入る。これとても巨大な研修設備の一角に場所を占めている。もちろん店員以外人は見当たらない。登山の帰りにしては贅沢で、この施設を建てた税金のお蔭で安くて気持ちIMG_0396a.JPG良い休憩ができた。帰りのバスは13時30分発。がらがらのバスに乗り案外都会的でない逗子駅へ。
今回は、時間の余裕があり、下りは前田橋へのコースを変更して急遽湘南国際村に出た。このコースは初めてであったが、その周囲の深い森や、急峻な谷、手つかずの原生林に驚かされた。登りも衣笠山公園から大畑橋を渡るコースが工事中で人の通行も禁止。急遽登りコースも変え混乱したが、これがまた、何とも言えない道に迷う贅沢をあじ逢う楽しいもとなった。未知の道にこそ「何のためにあるくのか」という思考に対する答に出会う。 結果は、登りも下りも計画外で山頂だけは同じと言う16,000歩を超える至福の時間が満喫でき、今年を余裕をもって締めくくった。
持ち物;弁当、水筒、雨具、(防寒具を兼ねる)医薬品、杖、手袋、懐中電灯等非常用品、等、一般登山用品。
地図;「横須賀」「秋谷」「浦賀」。

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