No.391天覧山197m。多峯主山(とうのすやま)270m (2019.12.21)

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DSCN3402.JPG低山でもこの山の展望は高山なみ。冬枯れの武蔵野の雑木林の散歩道。
横浜から飯能までは乗り換えなしで座っていける。と簡単に思っていた。天覧山等は小学生のころの遠足先。しかも奥武蔵の入り口の山。都心への通勤の人さえ周辺に住んでいる。

ところが結構歩き徒歩時間は5時間。なんで時間がかかったかわからないが、山を下りてから最後の入間川の吾妻峡は歩き難かった。先の台風の影響で河川が増水、何DSCN3388.JPG時もの川辺の観光用遊歩道は寸断、ゴロゴロの石コロ道は足首にこたえる。こんな道は途中で逃げ出したかったがどこにも逃げ道はなく全コースを付き合わされる。登山は何処に行くにも舐めてはいけない。登山靴さえ簡単なものにしようなどと迷うほど軽く見ていた罰がまた当たってしまった。今更のように何度も凝りなく反省している。
飯能までは電車で乗り換えなしの直通。何本もある電車は座って寝て行けるのが何とも贅沢だ。これが中央線沿線の山では4回の乗り換えがありそれもかなり路線が離れていて、しかも早く移動しないと座れない為、駅に着く前からドア付近に移動する騒ぎ。交通が便利なのは何となく行やすく手ごろな山にDSCN3397.JPG思えありがたく思はなければならないのに、低く評価をするなどもってのほかと自らを戒める。
飯能駅は冬の曇天のせいか侘しい。昼食弁当を買うにも簡単には店は見つけられない。町は古く由緒があるが、今や林業はかっての活況はなく、これと言って産業もなし、どんな生活の街か等と余計な心配までする。ここでゲスト参加のW氏を加え総勢7名でブラブラと出発。今回はバスにも乗らず、歩いて町並みをすぎれば登山口だが結構込み入っている。駅から登る山は登山口までの道にいつも苦労する。当然のことだが、普通の生活のDSCN3398.JPG地域を抜けるのだから。広小路、飯能河原などの由緒ありそうな町並みを経て、立派な市民会館を過ぎ能仁寺に立ち寄る。幕末ここが戦場になった時の幕府側の本陣だけあって境内は広く、清掃が行き届き静謐な品格が漂う。300円の庭園散策は省略し一年の無事の感謝と、来年の無事をお願いする。余談だがお参りに際してお賽銭は出さない。神様仏様がお賽銭を出すか否かで差別をするはずがない、盛りだくさんの願い事を小銭で依頼するのはむしろ冒涜。しっかり見てくださる公平無私の神仏を信じているから出さないのであって念のため。この事は神仏に密かにご了解を得ている。しっかりした道標のある登山道はしばらく舗装道路で落ち葉が滑る。途DSCN3416.JPG中の広場で展望を楽しみ、急な階段を避け十六羅漢像のある道に入る。徳川綱吉の母が病気治癒のお礼に寄進したそうだが羅漢様は結構雑におわしますようで数も十六よりも多いような気がする。すぐに天覧山の山頂。若い人や家族連れが休憩している風景は平日にしか登らない身には珍しい光景。展望は相変わらず曇天。少し降りると立派なトイレまであり時期によっては混雑する山なのだろう。途中明らかに水田跡と思われる場所に出くわしたが低山に水があるのが不思議だ。多峯主山周辺には水が枯れない「雨乞池」があるくらいだから水田も出来たのだろうか。多峯主山山頂は人が多い、土曜日の為かほとんどが家族連れ。子供は元気だ。コンクリートDSCN3425.JPGの展望所からの展望は広い。正面の遥かに巨大な新工場がある。下北でも経験したが山深く突然出くわす巨大な建物は何か胸騒ぎがする異様さがある。つづら折りの道を落ち葉を踏みながら吾妻峡めがけて道標に従って降りれば河原に立つ。ドレミハ橋で入間川を渡り直ぐに河原沿いの道を探しながらくだる、そこからが結構面倒。何の変化もない石ころだらけの道だが之が疲れを呼ぶ。水は白い濁りがあって綺麗とも思えないがこの川の水で飯盒炊さんしたという同行者の言はずぶん昔の事だったろう。渓谷の両岸は広く紅葉は終わっている。川原でたき火をたく煙が紫に長閑に漂う。どこかの団体が遠く先を行くの。やっと河原を離れ、平成30年に開通したばかりの新しい橋を渡り狭い自動車道を飯能駅に向かう。電車はすぐに出発。途中、中華街にでも行くのだろう人で混みだしたが始発で乗っているからゆっくり眠る。これなら16時頃には横浜に着く。

DSCN3426.JPG実施日;12月21日(土)終日曇り。風無し。

集合;21日横浜駅 東急東横線7時56分発飯能行ホームの中程 7時40分集合(西武池袋線Fファイナー快速特急7時56分飯能行の中程の車両に各自乗車)

参加者; 6名。+1名(リーダー;勝巳。憲治。)吉生(写真)。貞子。邦子。和子。ゲスト。
ゲスト参加は旧会員W氏。友もあり遠方より来るまた楽しからずやである。

コース;(徒歩5時間程度)
西武池袋線 飯能駅9時26分着――能仁寺10時――天覧山10時30分――多峯主山(とうのすやま)11時(昼食)――雨乞池――永田大杉12時40分――山峡コース(吾妻峡)――新岩根橋13時30分――西武池袋線飯能駅14時30分――横浜16時着。

持ち物;弁当 水筒 杖、手袋、非常用品、雨具(防寒具兼用)等。

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