2023年5月アーカイブ

安曇野という言葉の響きに、旅情。詩歌、情緒、民俗、文学的な香りと風景が漂う。 北アルプス3000mの雪山を背景にその麓の谷あいに伏し、溶け込んでいる。 高瀬川と、犀川に挟まれた狭い平野はやがて信濃大町を過ぎれば、分水の峠を越え雨飾の山を過ぎ姫川に沿い、糸魚川の日本海に至る塩の道を構成する。海上の民と、山上の民の交流の道。壮大な時空の世界を出現させる安曇野。風景の道は、すべて天候に左右される。予報は1か月前は雨、数週間前に曇り、直前にやっと晴れ間も期待されたが、実際の現地は好天。朝までは悪天候で豪雨、清水の安曇野の川が茶色の濁流になっている。実に運がいい。今回ほど天候が気になったことはめったにない。何しろ天高く春風、遠望の連山を愛でる爽やかコース。快晴は安曇野の真の姿を見せる。
この、千国街道沿いに祭られた道祖神は、五穀豊穣、子孫繁栄を願い、二十三夜塔は月待ちの祭りに、庚申塔は天帝の嫌猜を恐れ、要は、村に悪弊が入らぬよう、旅人の安全を願ったもの。江戸時代から村々で絹に包まれるように守られた日本人の心だ。なぜか、道祖神に出会うと人は合掌する。素直な心で。
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場所:  長野県安曇野周辺(北アルプス展望ハイキングコース。と安曇野散策)

実施日: 2023年5月8日(月)?9日(火)

参加者:(6名) 勝巳、才美、憲治、吉生、亮子、和子。

集合: 二俣川駅改札口5月8日(月) 6時40分  雨天決行
   切符購入(5月8日)月  乗車券―JR新横浜――JR柏矢町(はくやちょう駅)大糸線、特急券―八王子8時33分発(特急あずさ5号)――松本駅(5月9日)火、乗車券―安曇沓掛(あずみくつかけ)――新横浜、特急券―穂高16時発(特急あずさ46号新宿行)――八王子           

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