No.198 第5回青春18キップの旅(飯田線)(2007.12.26-27)

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Iida-sen_0.JPG(記録担当 善右衛門)

 青春キップの旅も今回で5回を数えます。春・夏・冬の年3回実施している。健ハイ2100の会としても年間計画2回実施、今年で3年目であります。この冬で6回目となるところ、夏の計画がリーダの都合とサブリーダの体調不良が重なって中止となった計画を今回再現です。

Iida-sen_1.JPG 横浜駅6時20分集合、6時36分発熱海行き乗車、車内は通勤客で混みあい着席できる座席はほとんどなく着席できたのは7人中1人、平塚駅で全員着席、前に進行していた車輌が大磯?二ノ宮間で車輌トラブル発生13分の停車、次の熱海駅から静岡駅に乗り換え時間6分でしたので、乗り継ぎが出来るか心配したが、静岡行きが待機していたため乗り継ぎ完了。沼津をすぎ富士駅に近づいたとき、山側に着席していた勝巳さんから富士山が間近に見えると声がかかる。振り向くと、富士山に雪のないはげだらけと声を発したところ、勝巳さんから南側だからよ、今川公園でラジオ体操を終え帰り道中沢橋から見る富士山は真っ白な姿であったためびっくりした。次の乗り換えは浜松駅で乗り継ぎに要する時間18分。昼食の弁当の購入について相談、弁当の種類については勝巳さん、三貴也さんに一任、他の人は座席確保のため乗車ホームに移動。浜松名物特制ワイン味うなぎ弁当・ビール付を人数分購入。

Iida-sen_2.JPG 横浜駅から浜松駅までは通勤車輌、浜松からは昔ながらの向き合うボックス席のため、早速早めの昼食、ビール1本ではアルコール不足と謙司さんが持参したワインを空けて次の豊橋駅到着までに飲み干した。

 今回の青春キップの旅の記録担当が突然のご指名。出発まで1日あったので飯田線の旅が目的と苦手なインターネットを検索したところ、飯田線は折々の時代の要請の中で、愛知県・静岡県・長野県に跨る険しい山岳地帯を貫き全通を果たし、現在も東三河、天竜、中南信の都市農山村を結ぶローカル線の中でも最も長い路線。豊橋駅から辰野駅まで6時間かかると書かれていた。

Iida-sen_3.JPG もともと、豊川鉄道、鳳来寺鉄道、三信鉄道、伊奈電気鉄道という4社の私鉄路線を戦時中に国有化、統合したことで成立した路線で、このため駅間距離が旧国鉄の地方路線としてはとても短いのが特徴で、全長195.7kmに起終点を含め実に94の駅がある。駅間平均距離は2.1kmと大都市の市街地路線並みで、又、地方鉄道の簡易な規格で建設されたことから制限速度は低く急カーブや急勾配も多いとのことである。

 本日の宿泊地は飯田線、豊橋駅から本長篠駅まで乗車区間は18駅、この区間は東三河地区とよばれ、約1時間超、1時間に1本運転されている。

 計画では本長篠駅から1200階段を登って鳳来寺山神社に参拝することになっていたが、1200の階段では登るのに負担のかかる人もあるという気遣いから送迎車のある宿泊施設に変更。

Iida-sen_4.jpg 途中日本三大稲荷のひとつで商売繁盛の御利益で知られる豊川稲荷を経て予定通り本長篠駅に到着。改札を出たら宿の出迎えのマイクロバスが待っていて勝巳さんと挨拶かわし早速乗車。本日の計画案内書の四谷千枚田に向けて出発、25分で到着、約40分見学。四谷千枚田は明治37年から整備が開始されて、1296枚を850戸が所有、平均21枚、最高が65枚と案内されていた。次に田峰神社を見学、境内の入口に飲料水が湧き出ていて大きなポリ容器に給水している人が何人かいた。田峰神社は境内に神楽殿を備えた神社にて地元民の中心であるとのことであった。

 駐車場に隣接するおみやげ店と宿に行く途中の設楽観光センターで地元産の土産を買入れ、予定時間3時に宿泊施設芳泉荘到着。

 入浴・夕食までの時間、廻りを散策したところ、塩津温泉郷には4軒の宿の名前が書かれていたが、すでに2軒が後継者問題で休館、営業しているのは2軒だけ。

 入浴後6時より夕食、懇親宴会開始、料理は鯉づくしで盛り上がったが、早朝からの行動とアルコールがかさなってか1時間少々にて宴会終了。

 宴会会場の後かたずけはおかみさん1人、カラオケの準備をお願いしたが、フトン敷きのため、手が回らず。男性陣はカラオケどころかいつの間にか就寝、時間を確認したところ午後8時であった。

 

 翌12月27日は5時起床、6時30分入浴、7時30分朝食、8時20分芳泉荘をマイクロバスで出発、本長篠駅には8時55分到着。1人3役のおかみさんの働きぶりには恐れ入るばかりであった。

 本長篠駅9時16分発天竜峡行きに乗車、いよいよ飯田線の旅です。飯田線の沿線は古い歴史と自然にあふれた、期待していた通りの右、左の美しい風景に、席に座るひまもなく景色に見とれて天竜峡駅到着。飯田駅行きに乗り継ぎ飯田駅12時34分に到着。次の茅野駅行きまで約1時間休憩、改札口を出て昼食を済まそうと飯田市街の食堂を探したが見つからなかったが、地元の人がレストランを案内してくれて、コロッケ、牡蠣フライの定食にありつき1時間の休憩も足りないくらい。

 飯田駅からは13時31分発茅野駅行きに乗車、途中の小さな小和田駅は人里離れた秘境にたたずむ無人駅、愛知、静岡、長野の3県に接し、ホームに三県分境の標識が立つ。皇太子殿下ご成婚時には雅子妃殿下の旧姓と同名であることから一躍有名になった。

 今回の旅は2日間とも天候に恵まれ雲一つない晴天が重なり、川の水の濃いグリーン、淡いグリーン、吊橋、鉄橋と素晴らしい景色が次から次へと続き、目を上げると真白に雪をかぶった南アルプスと中央アルプスの山々の様子が走馬灯のように展開していった。飯田駅から約6時間、そろそろ疲労と空腹を感じるようになってきた。

 岡谷駅で乗換えて甲府駅到着、立食いそばを食べる。高尾駅行きに乗車、高尾・八王子を経て、今回の旅の終着点町田駅に計画通り8時21分到着。

  • 日時:2007.12.26(水)--27(木)
  • 参加者
    三貴也、善右衛門、恵美子、勝巳、才美、謙司、幸子、以上計7名
  • 今回利用した路線と停車駅数:東海道線:54、飯田線:94、中央本線:38、横浜線:9、合計:195駅

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このページは、akirafが2008年1月 7日 16:17に書いたブログ記事です。

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