No.244 足尾銅山見学・青春18切符の旅(2010.4.2)

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Ashio_2.jpg(記録担当 きみ子)

  湘南新宿ラインは混んでいた。が、久しぶりに会うメンバーで話は盛り上がり3時間余りの行程もあっという間だった。 わたらせ渓谷鉄道。単線で、たった1両の車両(1両でも列車というの?)がコトコト走る。腹に動物のイラストを配したチョコレート色の列車。

 このわたらせ渓谷鉄道は、足尾銅山から産出される鉱石を輸送するために敷設された路線で、旧国鉄の足尾線をひきついだ第3セクターの路線です。渡良瀬川の渓谷に沿って走るのどかな路線は、白い大小の石と水の流れとで美しい景観を呈している。

Ashio_1.jpg 沿線に白い花をつけた木が見える。「あ、あれは山桜」。「梅だよ」とどこかのおじさんの声。桜満開の報に接している都会っ子(?)の我々は「アーここはまだ梅の時期なんだ」と思い知る。珍しい駅名にも盛り上がる。その1番は「沢入り」。何て読むんでしょうか。(答えはソーリです)水沼駅――ここは構内に温泉センターがある。神戸(ごうど)駅――花桃の鮮やかな紅。沿線にずらーっと並んでいる。見事。

 ここは草木ダムがあり、富弘美術館がある。構内に列車のレストラン。 通洞(つうどう)到着。足尾銅山観光に向かう。駅前でコロッケを買う(「この肉屋のコロッケはおいしいよ」と教えてくれたから)。いもの多いあったかいコロッケを食べながら歩いているうちに坑道内展示場入り口に着いた。

 約400年にわたり掘り開いた坑道の長さの総延長はおよそ東京から博多間に達するという。坑道の標高差は100メートル。鉱脈に行き着いたら上へ。そこからまた横に掘り進む。また鉱脈に当たったら――――という具合に坑道が伸びてゆく。まるでありの巣のようなのだ。掘り進む坑道は細く、人がかがんで掘らねばならない。

 江戸時代の手掘りの様子から、機械化された昭和時代の様子が人形を使ってヴィジュアルに展示されている。そして、昔の鋳銭座のしくみや、寛永通宝が展示されている資料館では「へーそうなのー」と驚きの連続だった。

 通洞駅に戻る。平成2年に国の登録有形文化財に指定されたのだそうだ。駅舎周辺を掃除している女性がいた。自動ケンバイキはなく窓口に行く。その女性が切符を売ってくれた。なんとこの人が駅長さん? 厚い切符を1枚ずつひっぱりだす昔の券売機が据えられている。ここにしか残っていないそうだ。 そして、タブレットクッキーなる「1村1品」運動のクッキーを「いかが」と勧める。 このひと売り子さんにも変身する。

 通洞から桐生、小山へと帰り、湘南新宿ラインで、一路横浜へ。川口のお化け煙突、飛鳥山の桜見物のこと、公害のこと、宇宙開発の必要性などなど、車内学習はなやかなうちに横浜に着いた。

  • コースタイム
    横浜(6:49)――小山(9:24)――桐生(10:26)――通洞(12:06//14:05)――横浜(19:00)
  • 参加者:勝巳、才美、孝儀、恵美子、憲治、伊久枝、きみ子

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このページは、akirafが2010年4月11日 10:34に書いたブログ記事です。

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