(記録:洋子)
雨のための中止を覚悟していたら、突然の梅雨明け、真夏日となった。福山先生の一周忌を前に、先生を偲びながら、生前毎日トレーニングされていたコースを歩き、ヨット「エスぺランサ」へ、という今日の目的に最高の日和となった。
9:30江の島駅改札口集合。今時の思い思いの格好をした若い人たちであふれる弁天橋を渡り、土産物店の並ぶ坂道を登って行くと 江島神社・辺津宮に。島内にある3つの神社を総称して江島神社と呼ぶという。お参りをして、トンビの鳴き声を聞きながら、見晴らしの良い、曲がりくねった坂道を上り、やがて2つ目の中津宮。昨年作られたという水琴窟の心地よい音に、何度も柄杓で水をかける。
坂道を上り続けると、やがてシーキャンドルとも呼ばれる美しい展望灯台が現れる。高さ60m、海抜120mの展望台からは360度の見事な眺望。どこまでも青い海、湘南、三浦半島。暑い中歩いた身には、エアコンの効いた展望台は天国のよう。灯台の足下にはサムエル・コッキング苑が広がり、季節の花や巨大なスダジイを眺めながらゆっくり庭園散策。
3つ目の神社・奥津宮の拝殿の天井画「八方睨みの亀」を眺め、岩屋に向かう。石段を上り下りし、到着した岩屋では、手燭を持って、揺らめく炎を頼りに歩くのが楽しかった。 昼食は、この時期はもちろんシラス丼。生と釜揚げのミックス。この暑さに生ビールを頼む人も。でもなぜか一人ラーメン。
トレーニングコース巡りを終え、今日のもう一つの目的地・ヨット「エスペランサ」へ。 途中、龍太さん馴染みのお菓子屋さんで、買い物やご主人とおしゃべりを楽しみ、あちこちで、ビールやつまみものを調達。ヨットハーバーに近づくと、青い空、キラキラ光る海、整然と並んだヨットがまぶしく美しい。 先生に献杯をして思い出話。そしてビールと龍太さん所蔵の美味しい吟醸酒。「太陽がいっぱい」など、懐かしい曲をバックにおしゃべりに花を咲かせ、時のたつのも忘れ、気が付けば4時。ヨットを後に帰途に就いた。 先生の笑顔と一緒に一日を過ごしたような気のする、15,000歩の江の島巡りだった。
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