No.284 兜山(かぶとやま)913m(2012.4.10 快晴)

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(記録:多摩江)

山梨県笛吹市にある913mの兜山登山。兜山という山名は、大岩が突出し麓から見ると兜の形に似ているからという。 kabuto-1.jpg

9時40分中央本線春日居町駅に集合し、9時50分に出発する。アスファルトの道をブドウ畑、薄らピンク色に膨らんだ蕾の桃の木畑、春の陽光に建ち並ぶ人家の間を歩を進める。所々には、満開に真っ白の花を付けたスモモの木が青空に清々しく映えていた。気温が上がってきて汗ばんできたので、フルーツラインを横切る手前で衣服の調整をする(10時20分)。思った以上に暑い。

kabuto-2.jpgフルーツラインを横切ると「夕狩沢古戦場」の案内板がある。そこからアスファルトの道で無くなる。その道を真っ直ぐ上って行く途中で振り返って見ると、正面に甲府盆地が広がっている。標高452mの所にある花部工場の脇を通過し、いのしし村で休憩をとる(10時30分)。辺りは、桜が満開で樹木の間から見える青空に映えている。これより道なき道を暫く上って行く。足元にはすみれが色を添えている。途中には砂防堤もあった。そうこうしている内に登山道に出た。

kabuto-5.jpg駐車場、夕狩沢、兜山と書かれた標識のある分岐を兜山方向に上って行く。標高650m辺りで昼食を摂る。風もなく穏やかな日である。唯、時々、樹木の間から心地よい風が頬を撫でていく(11時30分―11時50分)。暫く緩やか道を行くと、垂直に切り立った大岩が頭上に見える。その横は、一気に展望が開けていて正面に富士山、眼下には春日居ゴルフ場が見下ろせる。

正にその場所から急な岩場の鎖場が続く。標高差50m位あった。更に、急登は続き、樹林の中を九十九曲がりの様に行くと、正面に富士山が見える所に出る。春霞でぼんやりと見えている。緩やかな稜線を行くと、913mの兜山山頂に着く(12時55分)。山梨百名山の標識と三角点がある。

kabuto-9.jpg頂上までは岩場コースを来たが、下りは山腹コースをとる。緩やかな稜線を駐車場分岐(895m)に向かい、そこを「最高点」方向ではなく左方向(駐車場)に歩を進める。丸太の階段や木のベンチのある樹木に囲まれた緩い登山道を下りると岩堂峠分岐(778m)に出る。休憩を取った後、未舗装の轡の跡がある林道を下り、獣除けのゲート(428m)を通過する。駐車場(567m)に13時50分に着き、トイレに行ったり、ストック等を整理する。舗装道路をどんどん下り、橋を渡り、石で作られた観音様等を横目で見ながら、一路、春日井駅に行く。途中、少々迷ったが15時20分無事駅に到着する。 15時24分発の大月行きに乗り帰路についた。春日居町付近の山麓には、梨の木(ヤマナシ)の林があったことから山梨県になったという一説がある。

  • kabuto-8.jpg集合 
    JR中央本線「春日居町」駅改札口 午前9時40分
  • コース
    春日居町駅(9:50)⇒岩下温泉⇒夕狩沢古戦場(10:25)⇒夕狩沢⇒大岩鎖場(12:00)⇒山頂(12:55)⇒駐車場(13:50)⇒桃の花畑⇒春日居町駅(15:20)
  • 参加者
    孝儀、多摩江、善右衛門、勝巳、伊久枝、憲治、貞子、吉生 計8名
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