No.225 村上山(1,746m)山行記録(2009.2.25-26)

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Murakami_11.JPG (記録担当 勝巳)

 目的が、「雪の森を逍遥」すること。ついでに登る雪山という設定だったが、まさに計画そのものとなった。

【第1日】2月25日

Murakami_12.JPG 東京駅9時20分発あさま511号に参加者各自がそれぞれ勝手に乗車。集合は新幹線「上田」駅改札口。久しぶりの通勤ラッシュにまともにぶつかり、大きな荷物を持って右往左往。宿の送迎バスが上田駅温泉口から11時10分に設定され、これを逃してタクシーだと10,000円は超えることになるので仕方なくこの時間としたが、まったくこのラッシュには参った。こんなことを何十年もやっていたのかと今更のようにわが身に感心する。

Murakami_13.JPG 天気は暖かい曇り、時々思い出したように「少雨」。バスが鳥居峠を越えるころから北側に入ったこともあり一面のキャベツ畑に雪が積もっている。東京で消費されるキャベツの90%がここの生産とのこと。すっかり暖房されている宿の部屋に荷物を置き、はやる心を抑えていそいそと昼食、4時間500円のスノーシューを借りて早々に1時出発。

Murakami_14.JPG 雨もやんでたまに森を渡る風が海抜1300mの高原であることを改めて思い起こさせる。森の中のしっかりした雪に隠れた林道と思われる道を登り始める。明日行く村上山への直登を左に外し、大きく迂回し村上山の山麓を地蔵峠方面に向かう。この山は、作業道も含め道が幾筋もあり、まさに逍遥の為の森だ。どの道に迷いこんでも静かな雪の森に行きあたる。一汗かいて2時間も散歩したころ、本来の村上山への登山道に出くわしたので今日はこれまで。あとは、温泉とビールに全員異議なし。

 夕食までの2時間を冷えた体を温泉につかり、閑散としているが温かい広々としたロビーで生ビールを片手にゆったりと過ごす。そとは、海抜1300mの夕暮れの雪の森。あとは豊富な種類のバイキングの夕食を待つ贅沢な山行だ。9時頃就寝。今、話していたのに返事も聞かずにもういびきをかいている。眠れない人が見たら神業だろう。

 宿泊先:国民休暇村「鹿沢高原」Tel:0279-98-0511

 

【第2日】2月26日

Murakami_15.JPG 今日は出来るだけ早く宿を出発するという昨日からの申し合わせが功を奏して、7時からの朝食を済ませて7時30分スノーシューをつけて出発。さすがに見事な団体行動である。朝から薄日ながら太陽が出る絶好の登山日和だ。久しぶりの参加で一番若い一朗さんを先頭にして、昨日引き返地点に8時30分に至る。森の中の道は昨夜の寒さで雪が締り、スノーシューを脱いでも快適だ。休憩のたびに衣類を脱ぐ。

Murakami_16.JPG 9時30分には山頂に立つ。ここからの嬬恋の雪の高原の俯瞰は見事だ。遠く信州国境の白根や志賀の山、さらに浅間の長い山麓。風もない。空は、時たま雲が切れると冬の日がまぶしい。下りは道がいらない。丁寧に付けられた赤い目印を追って疎らな森林を各自快調に下る。10時30分には宿に着く。

 

Murakami_17.JPG この年齢で冬の雪山登山ができるのは幸せだ。あとは、宿の送迎が1時に出るまで、大きなロビーでビール、その後12時からレストランで昼食。上田駅までの送迎バスの中の温かさにうとうとする。上田駅発14時頃の新幹線は乗客も疎ら。談笑していたらもう東京駅だった。雪の森の逍遥、適度な登山の達成感。まさにこれで満足だ。

  • 参加者
    三貴也、多摩江、勝巳、才美、伊久枝、一朗、以上計6名

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このページは、akirafが2009年2月27日 10:11に書いたブログ記事です。

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