サロンno.45 新春七福神めぐり(2011.1.17)

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(記録担当 伊久枝)

 北鎌倉に10名が集まり出発。

  Shichifuku_2.JPG 七福神にはない東慶寺の凛としたたたずまいに惹かれ寄り道。予約しないと出会えない月面観音を拝することができ皆感激! 境内奥にある著名人の墓もひと巡りする。静謐さ漂う境内に十月花が小さな花をつけていたのが印象的であった。

 歩くこと2--3分で第一の淨智寺へ。何故かこの一角は民家も含めロウバイが大木となり満開である。

  Shichifuku_1.JPGふくいくとした香りが心を和ませる。階段を登りつめた入口から庭内へ。谷戸の寺は樹木に囲まれ、深く静かだが3本のビャクシンは見事であった。天然岩のトンネルを抜けるとやぐらの中に2m位ある大きな布袋尊。おなじみの太鼓腹は参拝者がなぞるので色変わりしており、頬のあたりで右手の人差指が東の方を指しているのが特徴。

 第二の鶴岡八幡宮への道は狭い道路に車も行きかい歩くのが少しきつく感じる。建長寺の手前で匂いにつられ紫いもコロッケを買う。八幡様の脇から境内に入り参拝。階段横の"隠れ大銀杏"の生命力に感心しながら源氏池の中にある旗上弁財天(年1回しか御開帳がない)に詣でる。

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 池の端で小さくなりながら温かい内にとコロッケのおやつをいただく。

  国宝館の前を通り、3--4分で第三の宝戒寺へ。立派な門柱と石畳の参道は10m程。両側に手入れされた梅の木が目立つ。正面の本堂にあがり、ご本尊横の毘沙門天にお参り。

 庭内はあまり広くないが、ムクロジ(追羽根の根の黒い玉に使う)をはじめとした大木に覆われている。

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第四の妙隆寺は、2分程の住宅地にあり、見落しそう。門を入ったすぐ右手に小さなお堂があり、そのガラス越に寿老人。後になべかぶり上人が木製の小屋に坐っていらした。

 第五の本覚寺へは2分程で着き、正面に仁王門。入ってすぐ右手の階段上に六角形の夷堂があり、恵比寿さまが祀られている。商売繁盛の神様故か、他の寺では見かけなかった人も多い。

 本堂脇に愛らしいお地蔵さまがおり、"しあわせ地蔵"とのこと。身体は石のまま、顔だけが彫られているが、斜め横から眺めた時のなんとも愛らしく、幸せそうな、こちらも微笑んでしまうようなほのぼのとしたお顔である。

  Shichifuku-7.JPGその後、各々で昼食の用意をし、江ノ電に乗車。長谷駅で下車し、歩いて3分程で第六の長谷寺へ。入場した所から境内は見事に整備されており、池の端には真赤なボケ、スイセン、ロウバイが咲き、階段を登ると水かけ地蔵堂。再度急な階段を登ると観音堂、大黒堂が並んで建っている。ここの十一面観音は、一本の楠で二体を彫り、一体を奈良の長谷寺に安置。もう一体は伊勢から海に流し、15年後に長井の浜に漂着したので、長谷寺を建立して安置したと伝えられており、9.18mもある大きな像である。

 隣の大黒天は出世大黒、左にさわり大黒も祀られている。本堂先に海を眺望できるテラス状の休憩場があり、弁当で大休止(休憩場横の食堂組と二手に)。食後、俳句を作り、投句をする。その後で裏山にあたる眺望散策路をひと歩き。細い急坂であったが、由比ヶ浜に打ち寄せる形の波や、白い泡が美しい紋様を描く様など、登ってきた甲斐があった。

 第七の御霊神社は長谷寺の下にあり、来た道を途中まで戻る。別名権五郎神社(鎌倉、湘南地帯を開拓した領主、鎌倉権五郎景政を祀っている)と云われ、イチョウやタブの大木に囲まれている。

  Shichifuku-8.JPG正面右手に堂が祀られ、その中に福禄寿。両脇に特異な面10個が飾られており、公の命日9月18日に面掛行列という奇祭があり、面を付けた十人衆が古式のいでたちで神輿と共に街をねり歩くそうである。

 門前を走る江ノ電の踏切を渡ると七福神は終りである。今回はもう少し歩こうと極楽寺を目指す。広い道を右に曲り、極楽寺坂切通しを登ること5--6分で江ノ電の上に架かる橋を渡ると右手に地蔵堂があり、その縁台に坐り、夕日をあびて一息入れる。1分の所にある極楽寺庭内はサルスベリの大木が肌を光らせ見事。"八重一重咲き分け桜"という珍しい名の桜があり、見てみたいと思った。

 丁度来た江ノ電に乗り、藤沢へ。

 藤沢でお茶を一服のつもりがステンドグラスを見ることができるホテルがあるというので捜しながら駅周辺をひとまわり。捜しあてたザ・ホテル・オブ・ラファエロ湘南はチャペルが目標。飲物付き500円でステンドグラス美術館内を案内してもらい、アンティーク・ステンドグラスやヨーロッパ各地からの作品を堪能する。

 ホテル2階のラウンジでお茶を飲みながらの歓談はお昼に投句した俳句の披露で盛り上がる。

 今年の健ハイの健康と安全を祈っての七福神巡りも無事終り、藤沢駅にて解散となる。

  • 日時:2011年1月17日
  • 参加者
    三貴也、美奈子、孝儀、多摩江、勝巳、才美、伊久枝、世義、吉生、博子、以上計10名
  • コースタイム:(着/発)
    北鎌倉駅(/8:50)――東慶寺(9:00/9:50)――淨智寺(10:10)――八幡宮(10:40/)――宝戒寺(11:00/11:30)――妙隆寺(11:45/)――本覚寺(12:00/)――(江ノ電)――長谷寺(12:35/)――御霊神社(13:55)――極楽寺(14:15/14:30)――(江ノ電)――ラファエロ・ホテル(見学・お茶)(15:00)――藤沢駅(16:30)(解散)

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このページは、akirafが2011年1月27日 19:24に書いたブログ記事です。

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