例会外 増富ラジュウム鉱泉に泊まり、甲信国境、横尾山(1811m)

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Masutomi_1.JPG(記録担当 勝巳)

 連休にブラブラしているのも肩身が狭い天下の暇人4人の温泉ハイキング。この五月晴れの日に家でゴロゴロしてる暇人はと狙いを定め「温泉に泊まってハイキングしないか」「いくいく」と全員即決。無理に富士山のふもとで優雅な別荘生活をしている孝儀さんの車で行くため集合は変則の「大月駅改札口」。

 時間がもったいないので勝巳のみ先行し大月駅前の岩殿山に登る。結構な石段続きだがこの城址は思ったより広く大きく歴史ものだ。コースも豊富にあり、帰りは東側に下山する。昼食は駅前の大月では「こぎれいな」食堂で、「ここは何がいいの」「ほうとう」。もとより食べ物で自主性はないのでこれを注文。

Masutomi_2.JPG大月駅を全員で定刻に出発。安い高速料金を利用し須玉から山に向かう。増富の今日泊まる民宿の前を通り過ぎ、みずがき登山口を超えさらに奥に。山奥にしては大きな芝生の広場で、テントなどが張られている。たっぷり岩峯の春のみずがき山を眺めて引き返し民宿へ、休む間もなく500円を手に裏にある村営のラジュウム温泉へ。この温泉ぬるくて茶色だが癌に効くらしく最近TVで放映され混んでいて座るとこもない。みんな湯船から出ないから外で待っていることになる。必死で治療しているので、3時間は出ないそうだ。

  連休中にでも「明日行くのだが、空いているところはないか」と観光協会に相談したら「あそこなら」と紹介してくれたのが今回の民宿。民宿は当たり外れがある。どちらかというと後者。トイレが不思議なピストルつきで利用方法がわからない。おかずは糖尿患者向き。持込み有料。酒も高額。早々に就寝。

Masutomi_3.JPG 翌朝、ご飯のお代わりをして出発。新緑もここまで来るとまだだ。豊かな森と渓谷沿いを道は登る。ここは若葉と紅葉の頃は素晴らしい。

 立派な舗装道路で信州峠の登山口に至る。

 この横尾山は家族連れに最適、何しろ道が広く、痩尾根もなく、ゆったりと登れて景色がいい。秩父、金峯、八ヶ岳、北アルプス、茅が岳、360度の展望だ。山頂だけでなく登っている途中も絶景の連続。こんな山は珍しい。一汗かいて山頂から引き返すころに登山者が次々にくる。思ったより多くの人に登られている。帰りは信州峠から同じ道を引き返すのもなんだからと、高原レタスの里、信濃川上に出て信州往還を使う。信濃川上のレタス収穫は大変な重労働で朝は懐中電灯ではじまり夜まで延々と続く。みんな5KGはやせるそうだ。もっとも日本人は一日で逃げ出すが。車は勝沼あたりで甲州街道に出ようとして、ブドウ畑の村に迷い込む。昼飯の場所を探しながら村道をくねくねと行くと、例の「ほうとう」の旗が立っている食堂に出会う。道もわからないしこれ幸いと店に入るが、いくら大声を出しても誰も出てこない。遠く老農夫が作業をしている。五月の薫風がぶどう棚の下の古い木造の大きなテーブルに影を作っている。近所のおばあさんが来て何やら叫ぶと食堂のおばあさんが出てくる。兄弟のような(姉妹ではない)おおばあさん2人と中高年4人がブドウ棚の日陰で談笑する。なかなか「ほうとう」は出来てこないが満足だ。

 やっぱり5月の晴れの日の山はいい。一年で一番いい。こんな日は「死ぬには今日はいい日だ」とインデアンなら云うのだろう。

 出かけてきてよかったとしみじみと想う。このブドウ畑からは解散する大月までは1時間もかからないだろう。

  • コース記録
    • 第一日 5月2日(日)快晴
      JR大月駅改札口集合 13時35分安斎車で出発――みずがき山荘の峠を越えて、植樹祭あとの陛下お手植えの広場からみずがき山麓を周遊――増富ラジュウム鉱泉、民宿着15時30分――温泉(近くの村営増富の湯)
      宿泊:民宿「渓月」Tel:0551-45-0028 宿泊料 7200円
    • 第二日 5月3日(月)快晴 徒歩約4時間
      民宿発7時30分――黒森鉱泉――信州峠着8時(駐車)――横尾山頂着10時――信州峠着11時40分――(車)――信濃川上――信濃往還――勝沼付近のブドウ園の中の変な昼食――大月駅着4時――(JR特急)――八王子5時着
  • 費用:宿泊とガソリン代で約13000円
  • 参加者:三貴也(会計)、孝儀(車)、善右衛門(車補助)、勝巳(リーダー、記録) 以上計4名
  • 参考(着/発)
     希望が丘駅(/11:38)――大和駅(11:46/11:49)――町田駅(11:59/12:12)――八王子駅(12:33/12:38)――高尾駅(12:45/12:48)――大月駅(13:24/)

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このページは、akirafが2010年5月12日 09:49に書いたブログ記事です。

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