サロンNo.18 社会参画 六会から江ノ島へ史跡ハイキング(2008.1.27)

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Enoshima_6.JPG(記録担当 勝巳)

 8時30分予定通り出発。

 小田急江ノ島線、「六会日大前」駅。健ハイで歩いた13年前の駅前とは当然大きく変わっていたが、境川に出るころは、昔ながらの田園風景。真正面に、大船ドリームランドの特徴あるホテルが周囲の森や畑を睥睨している。その中を境川にそって太平洋に向かい歩き続ける。日は照っているし、風もない。時たま、サイクリングに人が追い抜いていく静かな専用歩道である。

Enoshima_1.JPG サロン主催とあって少しは史跡などと「小栗判官」に焦点を絞る。この御仁、多分に伝説的で異なる物語があるが、藤沢あたりが中心的な地域のようだ。14世紀の初めごろ常陸の国の小栗満重という大名が戦いに敗れ藤沢近くまで逃げてきて盗賊に命を奪われたが一人だけ熊野の湯につかって黄泉の国から蘇生した。それが小栗判官。照手姫と言う美人との悲恋や、信仰の深さなどがちりばめられ、江戸時代は知らぬ人も Enoshima_3.JPGいない有名な浄瑠璃や、歌舞伎、説教の題材で現在でも、スーパ歌舞伎で上演されているほどだ藤沢の遊行寺は、踊り念仏で有名な一遍上人の縁故ある総本山だがこの寺が、布教のために、多くの説教師を全国に遣わしこの物語を使ったようである。遊行寺に「小栗判官」「照手姫」の墓があった。私たちの馴染みの引地川という名も満重を車に乗せ熊野まで出発したところから名づけられているらしい。

Enoshima_4.JPG 程よい疲れを感じるころ、旧江ノ島街道に出る。今や、住宅街の道だが、杉山検校が建てた道しるべが片瀬小学校の校門近くに残り、やはりどこかしら旧道の面影がある。江の島が休日でもこんなに賑やかとは意外であった。途中で買った昼食のオデンやビールで重くなった袋を引きずり、龍太さんのヨットにたどり着いたのが13時頃。

 早速龍太さんの手作りのヨット料理が始まる。船室はコンパクトだが、その分全員が身近で温かい。美空ひばりのCDと17 Enoshima_5.JPG人の一斉のおしゃべりの中、盛大な午餐会が始まりあっという間に夕方になっていた。江の島散策組と、直帰組と別れるため波が黒々としてきた橋の上で15時30分解散。夕方の気配が刻々と迫り、天城は雲にあって、箱根は夕日にあって、丹沢はまだ雪の山であった。

 今回、担当が代わってリーダーとしてのお披露目サロン開催。17名の参加は近頃にない盛況。次回以降は一層有意義なサロンにしようなどと暗くなってきた電車から、流れる町の光をぼんやり見ながら徒歩4時間と宴の心地よい疲れの中で考えていた。

  • 日時:2008年1月27日(日)晴天。無風。
  • 費用:ヨット昼食分個人500円。会補助全員で1000円
  • 参加者
    三貴也、美奈子、孝儀、晋、洋子、恵美子、龍太、美保、勝巳、才美、伊久枝、文子、邦子、恵美子、昭、謙司、幸子、以上計17名

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コメント(4)

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皆さん、S.Y.「エスペランサ」にお立ち寄りいただきまして有難ういございました。時間とギャレーの能力制約から大したことができませんでしたが、艇内の雰囲気を味わっていただけたと思います。またおいでください。なお江の島から直帰された方にアドバイスです。一度、島の裏側(南)の高いところから相模灘と伊豆半島にかかる夕陽を眺めてください。龍太・美保

ただ歩けば何の変わり映えのしない道も街も、皆と歩けば足取りも軽くなる。それに、「こんなところに小栗判官?」知的興味も沸いてくる。
エスペランサ号の小窓から見えた空はもう春空だった。微かな揺れを感じなが飲むお酒・・・すこし酔った気持ちに、美空ひばりのマドロス演歌が妙にフィットして・・・生きている事が楽しくなる一日でした。 紘正


龍太さんのご好意でエスペランサのギャレーでいただいた熱々のおでんとお酒。少し飲みすぎてすばらしい夕陽を見られなかったのは残念でした。当日撮った写真が135枚。CDに焼いて後日お配りします。 昭

江の島の温泉は値段が高い。(2時間2300円)あれは観光客向けで地元向けの料金ではない。やっぱりヨットがいい。心豊かになれる。龍太さんご夫妻に感謝。これからもよろしくお願いします。 勝巳

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このページは、akirafが2008年2月 5日 08:57に書いたブログ記事です。

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