(勝巳)
出発まで
度重なる打合せ、宿泊先の予約、HIS経由の航空券、レンタカーの手配、海外旅行保険、渡航認証取得等にかなりの時間と労力を要した。
アメリカとはいえ、今回の様な手作り海外旅行は緊張する。10日間、しかも僻地ともいえる南東部のコロラド高原を中心にした自動車旅行。行き当たりバッタリの精神だけではこの年では心もとない。出来るだけ気ままに、しかも安全に、快適に、美しい所や、珍しい所を安く、少しでも多く見て回ろうと矛盾して、欲張った考えだったが終わってみればほぼ目的は達成した。
ともかくアメリカは変化に富んでいる。僅かな期間では、象の足を触って全体を想像するにすぎないが、それでも触っただけのことはある。奇妙としか言えない風景が次々に展開し、圧倒される。なんでこんな風景があるのだろうとあきれる。この全てを伝えることなど不可能だ。案内書など街にあふれているからぜひご覧いただきたい。したがって観光案内部分は市販のガイドブックに任せて、気の向くままの記録とする。
それにしても事前準備を含め吉生さんの活躍が無ければこの旅行は成立しなかっただろう。
- 移動概略(全て吉生さん、憲治さん両氏運転のレンタカーによる) 成田――ロサンゼルス――ユマ(泊)――サガロ国立公園(ツーソン)――ラスクルーセス(泊)――ホワイトサンズ国立公園――サンタフエ(泊)――モニュメントバレー(泊)――ページ(パウエル湖)(泊)――アンテロープキャニオン――グランドキャニオン国立公園(ノースリム)――カナブ(泊)――ブライスキャニオン国立公園――シーダーシティー(泊)――ザイオン国立公園――ラスベガス(泊)――ロサンゼルス(泊)――成田
この旅行で見当たらなかったもの。
黒人。横断歩道橋、自動販売機、ホームレス、ヒッチハイカー、路上の故障車、治安の悪さ。野生動物。金持ち。あくどい土産屋。
改めて驚いたこと
木製電柱が延々。発電の風車の群れ、モーテルの安さ、清潔さ。寒さと暑さの気温。直線で広い道路。生活費の安さ。先住民の貧しい集落、大自然の広大な風景、山火事。樹木類の単純さ。貨物列車の長さ。墓の少なさ、残雪の道路、巨大スーパーに客が居ないのに成り立っていること、など
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