(5月10日)火 晴れ、曇り
(記録担当 勝巳)
(5月12日)木 晴れ
ラスクルーセスのホテル発7時30分。晴れ。70号線で北のコロラド高原方面に向かう。ここから先はロッキー山脈の最南端の砂漠地帯で、この広さは遥か紫の山裾まで続き広大不毛の世界である。軍事基地や、ミサイル射撃場や、広島、長崎投下原爆の実験場でもある。軍事基地は日本のつもりで、入口にゲートがあり、金網越しに基地の建物が見えると思っていたら大違い。走れども走れどもどこにも基地の建物など見えない。基地であるとの標識が思い出したように道端にあるが、立ち入り禁止を示す鉄条網以外に何もない。途中、検問に出会った。親切そうな軍人らしき青年が丁寧な対応をしてくれた。この付近はテロ対策や、軍事機密を守るため厳しい監視と検問があると物の本に書いてあったので、緊張して身構えていたのに拍子抜けした。この6人はどう見てもスパイではないとすぐに見破られた。
(5月13日)金 晴れ
サンタフエ発7時、今日はあこがれのモニュメントバレーだ。何度も行き損ねていただけに、この旅の核心部分である。ガソリンスタンドがないというのでガス欠に注意する。
それにしても海抜2000mのサンタフェの朝は寒い、勇んで出発したが立ちどころに道にまよう。これ幸いと、3000mの春の雪の峠を越えて本物の田舎を走る。ロッキー山脈の南端を越えていることになるが、方向さえ間違っていなければ陸続きだ。どこかへは必ず着く。それにしても美しい。まるでスイスの田舎のような錯覚に陥る。森も、草原も、牧場も春にやっとなったかのように、全てがみずみずしいのだ。あの荒涼とした砂漠は何処へ行った。道端に残雪があり、遠くに4000m級の山が見え隠れする。むろん人間も、人家も見当たらない。すれ違う車も、この先は行き止まりかと心配になるくらい少ない。この旅の形が生んだ偶然の贈り物である。こんな道は、探しても見つからないだろう。
(勝巳)
アメリカインデアンのことがいつも旅行中頭にあった。栄光のアメリカの歴史に葬られた残虐と、裏切り、殺戮の真実を忘れられない。突然荒涼とした砂埃舞いあがる不毛の砂漠になるとそこは必ずインデアン居留地だ。小さな粗末な古ぼけた小屋が点々としている。白い光の中で死んだように埃にまみれている。強靭で誇り高く、独自の文化を持ち、生まれ育った緑の大地の自然の民、それが本来のインデアンだ。
当初、海外の山ということで今年に入ってすぐに、アリューシャン、カムチャッカ等の検討をしていたが、インフルエンザなどが邪魔をして海外でも「北海道」にしようと決まったのが2月頃。早速、山の選定に入り、どうせ行くならと盛りだくさんの計画にした。
なにせ、11時間はかかる山である。初めて見た時、海上に屹立するその姿は、あんなのに登れるのかという畏怖感であった。美しい姿に惑わされてこれで4回目の登頂。道は数年前に比べてずいぶん手入れされ良くなった。その分登山者は増えたが。
昨日の利尻岳登山の長丁場の筋肉痛も、薬効著しい宿の温泉と早めの就寝でほぐれ、今朝はみな元気に起床、朝食もたっぷり食べて、宿の車で鴛泊港のフェリー乗り場まで送ってもらう。荷物をロッカーに預け、身軽になって港の突端にそびえるペシ岬まで散策。頂上からははるかかなたのサハリンが見えるとか。帰途、急坂を降り切ったところで三貴也さんがGPSを入れたリュックを頂上に置き忘れたのに気がついて、頂上までよじ登るハプニングも。
快晴、風もなく、黒岳は寒くなかった。
利尻富士登山の筋肉痛も昨日の礼文島の散策でかなりほぐれ、今朝はみな4時ころには起床、朝食前に山行に持ってゆくものと残すものをえり分け、出発の準備万端が整い、玄関にはリュックなどが並ぶ。ほっけの開き、ひじきと野菜の煮付け、梅干、焼き海苔、味噌汁など定番の朝食。
この大旅行もあと2日。今日は道内一の高さを誇る旭岳を目指すことになり疲れが出てきついかな?と心配したが、ホテルを予定通りに出発した皆の顔は晴れやか!!
昨日登った黒岳から稜線沿いに歩けば7.5キロだというのに、バスは層雲峡温泉から大雪山系をグルリとまわり、向う側の登り口旭岳温泉まで2時間もかかるという壮大さ。
小雨のち曇り
北海道ハイキング大旅行は天候に恵まれて4日間、目指した山、利尻岳、大雪山黒岳、旭岳の登山は計画通りも目的達成、反省会では参加者全員満足そうでした。
最終日は終日観光に充てられ、当日の担当者としては効率的な観光が出来るか心配しながら観光開始。
- 訪問先:利尻岳、礼文島、大雪山(黒岳、旭岳)、富良野、5泊6日
- 参加者(分担):
勝巳(リーダー)、才美(会計)、善右衛門(集合人数確認)、恵美子(JR切符購入)、多摩江(会計)、三貴也(サブリーダー)、昭(写真)、幸子(会計)、邦子(部屋割り)、伊久枝(JR切符購入)、きみ子(部屋割り)、以上11名
訪問先:
利尻岳、礼文島、大雪山(黒岳、旭岳)、富良野、5泊6日
予算:15万円
参加者:11名
勝巳(リーダー)、才美(会計)、善右衛門(集合人数確認)、恵美子(JR切符購入)、多摩江(会計)、三貴也(サブリーダー)、昭(写真)、幸子(会計)、邦子(部屋割り)、伊久枝(JR切符購入)、きみ子(部屋割り)
海外を検討しましたが、50万円を超しそうですので、世界の経済事情を横目で見て、海外でも国内の海外に変更しました。北海道の最高の季節です。
海外を検討しましたが、50万円を超しそうですので、世界の経済事情を横目で見て、海外でも国内の海外に変更しました。北海道の最高の季節です。
第1案ですので参加希望者の早急なご意見をお待ちします。
(記録担当 勝巳)
シャモニー (着/発)
朝食(7:00)......ホテル前(8:15)......ケーブル駅(8:40/9:00)......(ロープウェイ)......ポン・デュ・ミディ......エギュ・ドゥ・ミディ山頂駅(9:30/11:00)......ポン・デュ・ミディ(11:10/11:20)......(トレッキング開始)......ブレチェール(12:30/昼食/13:00)......メール・ドゥ・グラスの見える丘で小休止......動物博物館......カフェテラス......モンタンヴェール駅(15:15)............シャモニー駅(15:40)......ホテル......自由行動......レストランL'Mで夕食(19:30)
2006年6月29日(木)快晴
(記録担当 多摩江)
シャモニー 第3日目 (着/発)
朝食(7:00)......ホテル出発(8:10)......バス停(8:35)......(バス)......レ・プラ教会前......ホテル前......(徒歩)......登山駅(9:20)......(ゴンドラ)......プランプラ......(ロープウェイ)......ブレバン山頂(10:00/10:10)......(トレッキング開始)......小休止(10:55/11:10)......ブレバン湖畔の丘(11:40/昼食/12:10)......小休止(13:00)......ブレバン山頂(15:15)......(ロープウェイ・ゴンドラ)......登山駅(13:45)......ホテル(14:00)......自由行動(買物など)......レストラン・カレッシュで夕食(19:30)
(記録担当 初江)
シャモニーからツェルマットへ移動 (着/発)
シャモニー、ホテルアルピナ(/8:30)......(バス)......スイス国境(9:00)......トイレ休憩(9.55/10:05)......タッシュ駅(11:20/11:50)......(電車)......ツェルマット駅(12:00/)...... ホテル(12:10)......レストランで昼食(12:20/13:00)......古い街並みを散策(13:10/14:30)......ホテル・チェックイン......自由行動......ホテルで夕食(18:30/19:00)......ミーティング(19:05/21:00)......就寝
(記録担当 きみ子)
ツェルマット 第2日目
ツェルマット(8:24発)......(登山電車)......ゴルナグラード(9:05/10:00)......(ハイキング開始)......リッフェル湖(11:15/11:35)......リッフェルベルク(12:40/昼食/13:35)......リッフェルアルプ(15:00)......ツェルマット(電車組16:20着/徒歩組16:30着)......モンテローザで夕食(19:30/21:00)
(記録担当 善右衛門)
ツェルマット 第3日目 (着/発)
ホテルロビー集合(8:00)......ロープウェー乗場(8:20)......シュバルツゼー駅(8:35/8:45)......(登山開始)......休憩(9:30?9:40)......2回目休憩(10:20/10:35)......3回目休憩(11:30/11:40)......ヘルンリヒュッテ(12:00/13:00)......休憩(13:50/14:00)......2回目休憩(14:40/14:50)......シュバルツゼー駅着(15:20)......ロープウェー乗場(16:05)......自由行動......きみ子さんの部屋でミーティング(18:30/19:20)......イタリアンレストランで夕食(19:30/21:30)
(記録担当 邦子)
ツェルマットからフルアルプ小屋へ
ホテルフロント集合(8:00)......地下ケーブル駅発(8:30)......スネガ着(8:33)......スネガリフト発(9:00)......ブラウヘルト着(9:10)......ブラウヘルトゴンドラ発(9:20)......ウィンターロートホルン着(9:35)......フルアルプ小屋へハイキング(10:20)......フルアルプ小屋への分岐(11:20)......フルアルプ小屋到着(11:50)......ステリ湖へ出発(12:00)......昼食(12:20)......フルアルプ小屋展望台にてミーティング(3:00--4:00)......ヒンデル氷河見学(4:00?5:25)......夕食(7:00)......就寝(22:00)
2006年7月4日(火) 快晴
(記録担当 幸子)
朝食(7:30)......フルアルプ小屋前(8:30)...... (トレッキング開始)......休憩(9:45/10:00)......スネガ駅(10:20/10:30)...... (地下ケーブル)......ツェルマット駅......ホテル(11:30/シャワー/12:00)......レストラン(12:30/昼食/13:00)......ツェルマット駅(13:30)......テッシュ駅(13:45/14:00)...... (バス)......シンプロン峠(15:10/15:20)......イタリア国境(15:45)......ロカルノ行き狭い道......方向転換(16:40)......元の道を戻る......ミラノ方面行き高速道路......サービスエリア(18:10/休憩/18:40)......スイス国境(19:30)......ルガノのホテル、ベルビュー・オ・ラック(20:00)......遅い夕食(20:30/21:00)
(記録担当 昭)
ルガノからミラノへ、パリ経由 成田へホテルのロビー集合(8:30)......ルガノ市内観光、自由行動......湖畔のレストランで昼食(11:30/12:00)......ホテル(12:30発)......(バス)......イタリア国境......ミラノ市内中心部......大聖堂(ドーモ)......(15:00/15:30)......自由行動......ガレリー入口集合(17:40)......(バス)......ミラノ空港(19:30/20:25発)...... (アリタリア航空)......パリ・ドゴール空港(21:30/22:40搭乗開始/23:30発)...... (エールフランス航空278便)............成田空港(日本時間18:00着)......到着ロビー(18:45)......解散
(記録担当 伊久枝)
YCAT(16:53発)......成田(18:27着、20:15発)(QF180便)
参加者全員がYCATに集合、高速バスにて成田へ。ウィークデーの通勤時間帯ということもあり、集合時間ギリギリに滑り込む。
(記録担当 才美、邦子)
ドゥブ湖をぐるり周遊、秋のお花畑の岩稜コースを楽しみつつ、クレードルマウンテンの岩稜直下をトラバースし、クレーターレイク、ツウィストレイク、レイクハドソンなど湖を見下ろす6時間コース
【第4日】2004年3月16日(火) 晴れ
(記録担当 伊久枝)
ビュッフェスタイルの朝食も早々に済ませ、出発までにパッキングをして9時にトランクを渡す。ロッジからマイクロバスに乗り、昨日と同じ道を走る。駐車場まで続く木道は魅力的で一度歩いてみたい誘惑にかられた。ウエスタン調の昨日のドライバーと異なり、今日はお年に似合わぬ元気な声の人。
(記録担当 伊久枝)
メルボルン港(7:00発)......空港(7:20着--9:35発)(QF2802便)......キャンベラ(11:00着?11:05発)......(市内見学).......アクトンパークレストラン(11:40着 昼食 13:00発)......クーマ(14:00着)......スレドボ(15:50着)......夕食(19:00--)
【第6日】2004年3月18日(木) 快晴
(記録担当 幸子、美和子)
オーストラリア大陸最高峰マウント・コジオスコ登頂
8時40分 天野ツアーリーダーとメンバー7人でスレドボのホテルを出発。快晴で気持ちが良い。
【第7日】2004年3月19日(金) 晴れ
(記録担当 伊久枝)
スレドボ・アルパインホテル(8:15発)......ジンダバイン湖畔(9:00着9:05発)......クーマ(9:50着9:57発)......キャンベラ駅(11:23着12:15発)......(キャンベラ・エクスプレス)......セントラル駅(16:30着17:05発)......シドニー空港(17:15着 搭乗手続き開始18:15、22:15発)......(QF021便)......成田空港(翌3/20 6:05着 7:20発)......YCAT(8:45帰着)
【第1日】2002年12月20日(金)
- 成田18:30発 ニュージーランド航空 NZ090便にてオークランドへ
【第2日】2002年12月21日(土)
- オークランド着8:30 ニュージーランド入国
- オークランド(12:50発)――クライストチャーチ(14:10着)
- クライストチャーチ(14:50発)――クイーズタウン(15:40着)
【第3日】2002年12月22日(日) 晴れのち小雨
ミルフォード・トラック 第1日目 1.6kmの行程
- 9:30 ミルフォードトラック・ガイデットウォーク社前よりバスにて出発
- 12:00 テアナウ着 ホリデイインホテルにて昼食
- 13:50 テアナウダウンズから船でテアナウ湖の北端グレイドワースへ
- 15:00 トレッキング出発
- 15:30 グレイドハウス到着
- 15:45 2組に分かれ、ハウスの裏山を散策
2002年12月24日(火) 曇りのち霙 雨のち晴れ
ミルフォード・トラック 第3日目 14.9kmの行程
ポンポロナ小屋――ミンタロハット――パスハット(昼食)――クインティン小屋
【第7日】2002年12月26日(木) 曇りのち晴れ
(記録担当 才美)
ミルフォード・トラック 第5日目
ミルフォード・サウンズ・クルージング――テアナウ―――クイーンズタウン
【第8日】2002年12月27日(金) 晴れ
バスにて ワイナリー――サザンアルプスのマウントクツクヘ、ハーミテージホテル泊クイーンズタウン(9:30発)――ワイナリー(10:10発)――クロムウェル――オマラマ昼食(12:30発)――トワイゼル――ピーターズフッカートン (写真ポイント)――マウントクック村 ハーミテージホテル(15:20着)
【第9日】2002年12月28日(土) 快晴
マウントクック南壁の美しいフッカー谷ヘ、ハーミテージホテル泊
ホテル前集合(9:00-9:15発)――ホワイトホースヘル(キャンプ地)( 9:00-10:10発)――トイレタイム(12:00軽食-12:30発)――フッカー湖畔(12:50昼食-13:45発)――吊り橋(15:00小休止)――キャンプ地(15:45)――ケアポイント(16:05-16:35発)――ホテル(17:40着)
【第10日】2002年12月29日(日) 晴れ
マウントクックからクライストチャーチを経てオークランドヘ、リッジズホテル泊
ハーミテージ・ホテル(8:00発)――鮭養殖場――善き羊飼いの教会(テカポ湖畔)――ジェラルデイ――小高い丘(テイータイム)――ヘアリー――カンタベリー平野――ハッシュバートン――ローレストン――リカトン――クライストチャーチ(13:15着/昼食/15:10発)――クライストチャーチ空港(16:30発 NZ532便)――オークランド空港(17:50着)――リツジズホテル(18:30着)
【第11日】2002年12月30日(月) 晴れ
(記録担当 伊久枝)
オークランドから日本へ帰国
- 5:30モーニングコール
- 6:00荷物を出す
- 6:30朝食
- 7:00ホテル出発
- 7:30空港出国手続きの後、木暮さんに別れを告げる。
出発までの間、ショッピングをしたり、ニュジードルの消化。 - オークランド(9:30発)――成田(16:25着) NZ099便
夢の如き11日間
孝儀
小学生時代の趣味は写真。その後、思い出したように写真を撮った。今回のニュージーランド遠征にも10年振りの一眼レフのシャッターを心ゆくまで切ってみた。
仕上がった約400枚の写真を見ながらシャッターを押した瞬間を脳裏に鮮明に呼びおこさせるも、それを超えた感動が写真からは起こらない。不思議だ!!!
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