第50便 Via Ferrata ヴィア・フェラータの巻(2009.9.16)

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 直訳すると「鉄の道」といわれるヴィア・フェラータは、第一次世界大戦の前に、鋭敏なイタリア軍の山岳部隊が険しいドロミテの岩壁を横切るために考えだしたのが起源である。

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 フランスやスイスにスポーツとしてポピュラーになり始めたのは1990年前後というものである。私が始めてフェラータに挑戦したのはドロミテで、今からちょうど10年前になる。

SN50_02.JPG SN50_04.JPG   さて、今日は友達のアウトドア・カメラマン、よっちゃんと二人でフランスのコロンビア峠にあるフェラータ(難度3/5)をしにやってきた!

SN50_05.JPG SN50_08.JPG  写真をご覧の通り、装備は岩登りと似たようなもので、ヘルメットとハーネス、フェラータ用のシュリンゲとカラビナ2つ。靴はバスケットシューズでオッケイ。岩壁に鉄の支点が2m間隔位に打ち込んであり、それをケーブルで何百メートルも、何キロメートルもつないである。簡単に言うと、そこにカラビナを架け替えながら進んで行くというもので、足場は鉄のはしごのようなものや、手すりがあり、通常では絶対に登れない急な岩壁をトラヴァースする事ができる。このすがすがしい景色を楽しみながらの手軽な岩登り感覚を味わえるのは爽快!!たまには、一本の細い木の橋を渡ったり、スリル満点である。安全な岩登りを楽しみたい人にはお勧めだ。しかし、あまりの高度に圧倒されて怖くて動けなくなってしまうような人もいるので高所恐怖症の人には不向きだろう。(笑)

SN50_06.JPG SN50_07.JPG  日本の人たちに紹介したいと言う事で、ヘルメットにカメラを取り付けて頑張ったよっちゃんは、なんと今回初挑戦だったのだが、3時間コースを余裕の2時間で抜けてしまった。堅い岩盤じゃないと危険なため、日本で普及するかどうかは疑問であるが・・・・。

SN50_09.JPG SN50_10.JPG  と言うわけで、今日は新しい山のスポーツの紹介である。

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