午前中立ち寄ったリンツはオーストリア第三の都市でドナウ川の流れに寄り添う美しい街は多くの音楽家を魅了した。モーツアルトやベートーベンもその1人である。
バロック様式の建物に囲まれた中央広場にはカフェがあり、とても優雅な香りが漂う。
その後、下見中に買っておいた『サウンドミュージック』のCDをバスの中でかけながら、湖水地方をドライブする。エーデルワイス ♪ エーデルワイス ♪ と、お客さんも気分よく口ずさんでグループ全体がいい雰囲気につつまれ、最後ザルツブルグに到着。
3日目は、キッツビュールへ移動してチロル州でハイキングの日! やっとトレッキングツアーらしくなって来た・・・・と言うところで、とうとう雨に降られた。
しかし、私にしてみれば雪が溶けて歩けるだけありがたい気持ちだったのであるが。キッツビューラーホルン(2000m)までゴンドラでのぼる。残念ながら、頂上から見えるはずのチロルの山々は雲の中。
雨具をきて、植物園を散策し、雲の隙間から時々見える緑のアルプを眺めながらくだる。雨でもエーデルワイスは凛として咲き誇っている。
ハイキングの小道は、非常に整備してあり明快で歩きやすい。お客さんの1人、田代さんが「雲があるから幻想的ですてきですよねぇ・・・」と私を励ますかのように話しかけてくれた。あぁ・・・、北海道の人は心が寛容だなぁと嬉しくなる。
キッツビュールの街は、とても小さくこじんまりしていて、色とりどりの家が可愛らしく並んでいて、ショッピングしたい誘惑に駆られる。しかし、高級リゾートだけあり、物価は安くない。
この日は、夕方インスブルックにはいる。旧市街地の由緒あるゴルドナー・アドラーホテルに到着する。なんと、ゲーテやモーツァルトも泊まったという600年以上の歴史があるのだ。
サービスも行き届き、レストランでは名物のウィンナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)をたべ、皆大満足であった。
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