第七日(アメリカ旅行)

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(5月16日)月 晴れ、曇り

ここまでの移動距離2047マイル(約3300km)曇り。晴れ。寒い

US-40.jpgホテルの近くを早朝散歩。寒い。周辺は高級な住宅街に見える。庭に、子供の自転車やプールがあり、なんとなく生活のにおいがして、日本を想いだす。犬がたまに吠えるだけで、人影はない。小さなゴルフ場が隣接されて、遠くに街が見える。すぐ裏の赤茶けた低い岩山に朝日があたりだした。牧草の中に鹿がまどろんで夜明けを楽しんでいる。

US-41.jpgブライスキャニオンまでの道は、長閑な田園地帯。小川が流れ、梨や、リラの花咲く道。遠く地平線まで境が見えない。突然岩の世界が現れる。標高2500m-2800mのブライスキャニオンである。ブライスキャニオンは車でナンバー1から14地点まで廻り後は歩く。グランドキャニオンよりは明るく、なんとなく清廉された風景だが、千以上の岩峰が屹立する奇岩に次ぐ奇岩は、ローソク、女神、仏像などいかようにも見える。

US-42.jpgサンセットポイントから尾根と谷間の、クインーズコースを歩く。見上げるような岩は非常に脆くコースを外れることは危険だ。15時発、16時着。寒い。

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公園内のロッジにある立派なレストランで昼食。夏のチリソース味のスープとサンドウイッチ(変わったライスペーパーのようなパン生地に野菜を煮てつぶしたものをサンド)日本にはこれほどのものを出す山小屋はないだろう。

US-44.jpgサンライズポイント、ブライスポイントに立ち寄り、レッドキャニオンは通過し、海抜3000mの涼しい山道をシーダーシテイに向かう。ここにも多くの山火事の跡。途中スーパーで夕食の買い物。部屋で夕食。

アメリカの公園はどこも極端にコントロールされている。ルートは整然として、全ての施設が完備している。食事も、コーラーをのんで、バーグを食べてどんな田舎にもマクドナルドやウオールマートがあって、同じものを同じ値段で、同じセリフで売っていて、同じ名前のレストランがあって、巨大スパーがあって同じものを売っている。みんな同じ生活なのに、個性を競い合い、ハンバーグの僅かな中身の違いにこだわったりする不思議な国だ。公園もいいが、それを結ぶ、田舎道がいい。小さな集落が本当のアメリカかもしれない。

US-45.jpgシダーシティーは大学もある美しい町。周囲を雪の山で囲まれて、幅広い道路は簡単には人間は渡れない。買い物も、散策も道を越えることは危険を伴う。街にはリンカーンや他の有名人の銅像がある。寒い、小さな静かなモルモン教徒の町である。夕食は例によって、スーパーで買い物、自室で夕食だ。ここのモーテルは今までで一番貧弱だった。

 

  • 宿泊

    CEDAR CITY アービィー イン 3400円/人

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    このブログ記事について

    このページは、yoshioが2011年8月 4日 18:25に書いたブログ記事です。

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