北海道トレッキングの思い出

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北海道トレッキングに参加して      三貴也

Hokkaido9_01.JPG 今まで関東、東北、若干関西地方の山に登っている。ガイドブックを開けば私の経験した山は、ほんの一部でしかないが、健ハイで参加した山々がヒューヒューと脳裏を通り過ぎて行く。 小さい世界ではあるが未経験なのは中国地方、四国、そして北海道である。1965年友人と2週間旅をした北海道の旅を思い起こせば、荒涼とした北海道の自然を堪能し、山に登るといった計画はまったくなくなかった。利尻島では船が出港するまでの少ない時間麓を散策し、礼文島に渡った。

 北海道の山に登ることはないと思っていたが、利尻岳、黒岳、そして旭岳に登る日程を楽しみに、今回のトレッキングに参加した。利尻岳では避難小屋まで登り、礼文島でお花畑を散策し、道央の黒岳では雪渓をこわごわ下山し、旭岳では姿見周辺を散策し、富良野の景色を堪能して、5泊6日の旅を終えた。

 これからも続く健ハイの活動に少しでも長く参加するため、山への思いいれ、気力、十分とは言えない体力、を回復し持続しなければならないと、改めて再認識させられた旅(山行)となった。

 

感想文     多摩江

Hokkaido9_02.JPG 北海道行きを前に足に支障をきたし、参加するか否や考えたが、勝巳さんから散策組があるから大丈夫とのお言葉を頂き、参加を決めました。

 北海道は、学生時代以来で今回行く所では層雲峡にちょっと立ち寄っただけ。稚内の最北端のノシャップ岬に始まり、利尻島、礼文島、黒岳、旭岳、旭山動物園そして富良野と登山こそしなかったものの、全てが凝縮された素晴らしいものでした。一番は、思う存分何種類もの可憐なお花を見られたことです。海の透き通る様な青は心が洗われるようです。地平線まで続く様な真っ直ぐな道といい、全てスケールが大きいです。天候にも恵まれ、言うことはありません。参加させて頂いた事を感謝します。

 

北海道ハイキング6日間を振り返り     善右衛門

Hokkaido9_03.JPG 日本海に浮かぶ美しい最北の楽園、利尻島、礼文島、今も手つかずの大自然との出逢いが、北海道トレッキングの最大の願望でした。

 まして標高1,721メートルの高山、利尻岳の頂上に立つことが出来た喜びは新たな感動でした。島の歴史も明治時代前後より始まったようで、手つかずの大自然が残っているさまが頂上より見渡せた。 また綺麗な高山植物が咲く花の島、礼文島の観光時間が短時間であったが中身の濃さを感じました。

 北海道の中央に位置する大雪山黒岳、北海道の最高峰旭岳の頂上に立つことが出来、二重の感動を味わい喜びいっぱいです。

 最後に北海道の札幌、函館をしのぶ観光スポット富良野、美瑛の観光ができたことです。色とりどりの花や畑、力強くうねる丘、すべてが雄大で日本とは思えないような風景に出逢えたことと、今話題の北海道を舞台にした国民的ドラマ「風のガーデン」、日本最大のラベンダー畑、旭山動物園などの観光を登山中心の中に組み入れた計画に感謝します。楽しい6日間を参加者全員に御礼申し上げます。

 

北海道ハイキング旅行に参加して     恵美子

Hokkaido9_04.JPG 札幌雪祭り、網走刑務所氷祭り、小樽裕次郎記念館など北海道は5回目の旅行です。いよいよ利尻島、礼文島へとイベント満載の旅行が始まります。今回の旅行は健康上の都合で皆さんと行動をともに出来なく私1人行動だと思っていたら多摩江さんが一緒に行動してくれて、とても楽しい日々が続きました。皆さんが利尻岳に登っている時間帯は観光バスにて島一周観光、利尻岳を見ながら次から次へと可憐な花、かわいい花をナガメナガラ楽しかったです。利尻島、礼文島を離れ、大雪山に向かう列車の窓から牧草が大きなロールに巻かれた光景が印象的でした。

 ロープウエイにて旭岳の5合目を散策してから3人で美瑛の丘パッチワークの模様のような美しく配色された丘、牧草で大きなロールに巻いたものを山案山子にしてあるその前で記念撮影、トマトをかじりソフトクリームをなめた。風のガーデンの美しい花園、ファーム富田のラベンダーの畑、外来種の花も美しいけれど、自然の色あざやかな本物は何物にも変えがたいほど私たちをとりこにしてくれました。

 最後の日は旭山動物園、オランウータン、北極クマ、ヒグマ、アザラシ、ペンギン、と会いたい動物に会った。登山は出来なくても十分に楽しみました。多摩江さん、三貴也さん、そして参加された皆様お世話になりました。大変な思い出、計画してくださったリーダー、本当にありがとうございました。

 

利尻岳の思い出     才美

Hokkaido9_05.JPG この度の利尻岳は多くの経験を鮮烈な思い出として残してくれました。天候の変化、北の果てに生きる自然の生きざま、高齢者といわれる私達の健脚向け登山の安全性、グループ登山の考え方などがあげられるでしょうか。

 まずは霧。礼文島から見た、裳裾を広げ海からきりりと聳え立つ秀麗なこの山は夏の太陽に触れれば美しい光に満ちてはいるが、ひとたび空が変われば海からの激しい風が山の様相を激変させると見た。風が霧を連れてきた。濃く薄く、重たく、流れて。気がつけば肩をしとど濡らしていた。

 風。猛り狂っていた。地を這う低木を、樺を、うつぎを容赦なく叩き、揺さぶり、そして吠えている。私達はただ登山靴のつま先を見つめ黙々と登り続けた。自然の怒りにひれ伏す如く。しかし時として目線が遊ぶ時がある。そこには高山の花たちが精いっぱいの健気さで、強風に耐え、霧に震えて今の命を生きていた。懸命さに心打たれる瞬間だ。花の名前の不勉強を恥じた。

 リーダーの指示のもと、長時間の登山になるので身体への負荷を出来るだけ掛けないようにするため荷物はぎりぎりまで軽くした。荷の重いグループもいて疲れた足取りで歩行はスローになっているように見受けられ、高齢者の登山は疲労を軽減する方法の大切さを実感した。また歩行の速度も私達にとって無理のない、むしろゆっくりめにとっていた。連泊で時間にゆとりがあったこともこの登山を成功させた要因でしょうか。

 トムラウシの遭難者の問題を真摯に受け止めている。

 今回はトレッキング組も同時進行の盛りだくさんの計画でしたが、それぞれに多忙な北の山旅に満足できたのではないでしょうか。

 利尻岳は前回行った時と様相が多少異なっていた。携帯トイレの徹底。頂上直下の登山道の整備。自然を大切にする思いが形となって伝わってきました。

 旅館やホテルの食事の豪華だったこと。いよいよ残量僅かとなってきている私の登山年齢。山小屋に泊まらないこんな豊かな登山方法もあるのをとてもうれしく思う山旅でした。

   登りきる利尻の富士や薄暑光

   浄土へと鈴鳴らすらし宝鐸草

   入り江出ず長き水尾や浜カンゾウ

 

北海道 利尻、礼文、大雪山ハイキングに参加して     邦子

Hokkaido9_06.JPG 20代の頃、ユースホステルに泊まりながら北海道を旅してから40数年長い間利尻、礼文、大雪山には行きたいと思っていたので本当に嬉しく、勝巳さんには感謝の気持ちでいっぱいです。特にご自身は何回も訪れているにもかかわらず、私たちの願いを聞き入れてくださり有難うございました。

 利尻島行きの船から見えた美しい利尻岳を見ていてとても登れそうもないと気持ちがなえていたのですが、避難小屋で休憩後どうしようかと迷っている私に、"ゆっくり行きましょう!"と言う先生の言葉で登ることに、何度も引き返そうという思いがよぎりましたが、昭さんの頑張りにつられて、とても怖っかたけれど山頂に立つことが出来ました。

 又、礼文島もたくさんのお花が私たちを迎えてくれて素敵な思い出が増えました。黒岳ではショウジョウバカマやクロユリが咲いていたこと、大雪渓をこわごわ下ったこと、旭岳ではお花畑の中から可愛いエゾリスが顔を見せてくれたこと、山頂からはまだ雪をかぶった360度の大雪の山々を展望することが出来、こんなに嬉しいことはありません。

 思いがけなく"風のガーデン"の花々や、美瑛の丘の遠くに大雪を写した雄大な景色を見ることが出来て良かった!!

 健ハイの皆様どうもありがとうございました。

 北海道で見たお花

  • ピンクの花・・・ハマナス、アサギリソウ、ツガザクラ、ヨツバシオガマ、エゾコザクラ、チシマゲンゲ、イブキトラノオ
  • 白い花・・・シシウド、エゾイヌナズナ、レブンウスユキソウ、チンルマ
  • 黄色の花・・・センダイハギ、サイハイラン、キンポーゲ、エゾキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾカンゾウ、メアカキンバイ、ウコンウツギ
  • 紫の花・・・ホテイアツモリソウ、レブンフーロ、アヤメ、クロユリ、ミヤマオダマキ、ショウジョウバカマ
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    感激の北海道旅行     きみ子

    Hokkaido9_07.JPG 昔、礼文島に行った時、島を歩いていると常に利尻島が遠く近くに見え、それを畏敬と憧れの念で眺めていたものです。その山にとうとう登ることができたのです。そのうえ、黒岳、旭岳にも登れたなんて、まさに私にとっては驚異そのものです。毎日が感動の連続でした。

     これもひとえに、リーダーの適切な指導の賜物と感謝しています。必要なもの以外、物を持たず、歩幅を小さくゆっくりと、休憩のタイミングなどなど、これらの全てがあってこそ、私の"ゆめ"が実現できたのです。

     おまけに、旭山動物園や富田ファームや「風のガーデン」の見学があったりと、本当に充実した6日間でした。ありがとうございました。

     

    皆さん、ありがとうございました     昭

    Hokkaido9_08.JPG 「北海道ハイキング大旅行」の参加申し込み期限は3月末、術後6か月の私には無縁の計画であった。それが5月になって、急きょ参加することになった。

     利尻は観光組ですか?と聞かれて、登山組にしてくださいと答えてから、資料を見てあわてた。標高差1,500m、往復12時間の行程。

     それから1月半、リハビリとトレーニングを続けたが、これだけの長丁場には全く自信がない。観光組に鞍替えしようかと前日まで考えていた。

     それが当日歩きだしてみるとツアー・リーダー勝巳さんの絶妙なペース配分で、さしたる支障もなく避難小屋に到着。三貴也さんの言葉に、私も、と言いかけた時、邦子さんから「昭さんは登りますか?」と聞かれ、「ここまで来たんだから、登りましょう」と無謀にも答えてしまった。

     それからの1時間半、邦子さんと2人で霧の中、ガレ場に足を取られながら、やっとの思いで登頂。伊久枝さん、邦子さんと3人で一等三角点の上で固く手を組み、登頂を確認した。

     下りが苦手の私を見かねて、リーダーは私をセカンドに据え、遅いペースに合わせ、小刻みに休憩を取って頂いたので、疲労困憊しながらも最後まで歩き通すことができた。

     非力の私が利尻岳に登頂できたのは、勝巳リーダーはじめ、皆さんの理解あるご援助があったからだと、心より感謝しております。本当にありがとうございました。

     

    北海道トレッキングに参加して     幸子

    Hokkaido9_09.JPG 日本最北の海に浮かぶ利尻島、そこに聳える利尻山に登れたことが夢のようです。

     これは偏に健ハイのメンバーを知り尽くされた、リーダー勝巳さんご夫妻の賜物です。

     抱負や豊な経験、無理のない綿密な計画、沢山の連絡、適切なアドバイス、訓練山行などのお蔭です。心より感謝しております。

     高山植物が咲き誇る礼文島、雪渓を歩いた黒岳、噴煙が上がる旭岳登山、天人峡の羽衣の滝、風のガーデン、富良野、美瑛のパッチワークの丘、旭山動物園と廻り6日間お天気に恵まれ無事に楽しく北海道ならではの雄大な大自然を満喫しました。

     また、古希の最高の記念になりました。

     皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。

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このブログ記事について

このページは、akirafが2009年7月 6日 02:55に書いたブログ記事です。

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