第3日('09.6.27) 礼文島を観光・散策

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Hokkaido3_1.JPG(記録担当 きみ子)

 昨日の利尻岳登山の長丁場の筋肉痛も、薬効著しい宿の温泉と早めの就寝でほぐれ、今朝はみな元気に起床、朝食もたっぷり食べて、宿の車で鴛泊港のフェリー乗り場まで送ってもらう。荷物をロッカーに預け、身軽になって港の突端にそびえるペシ岬まで散策。頂上からははるかかなたのサハリンが見えるとか。帰途、急坂を降り切ったところで三貴也さんがGPSを入れたリュックを頂上に置き忘れたのに気がついて、頂上までよじ登るハプニングも。

Hokkaido3_2.JPG 定刻に鴛泊港を出港したフェリーからは、遠ざかりゆく利尻岳の雄姿がいつまでも望まれた。

 礼文島香深港に到着。タクシー2台に分乗して北上し、島の最北端スコトン岬へ。スコトンとはアイヌ語で「夏の住処」というそうで、また、潮の混ざり合うところともいうそうである。対岸のトド島までは目と鼻の先なのに潮流が激しくて渡りきれないという。

Hokkaido3_3.JPG 途中レブンアツモリソウの群生地を通ったが季節が過ぎてしまってお目にかかれず、代わりにホテイアツモリソウに出会った。そのほか花は真っ盛りで、ヨツバシオガマ、フーロ、エゾカンゾー、センダイハギ、アサギリソウ、と枚挙にいとまがない。

 

Hokkaido3_4.JPG スコトン岬から南下して西上泊、澄海(スカイ)岬へ。その名の通り海はエメラルドグリーンに輝き波は静かで、感動で何の言葉も発することができない。

 ここで昼食。みんな思い思いのメニューで食事。というと聞こえはいいが、じつは全員に「ウニ丼」がいきわたらなかったのだ(ウニが不漁で数が少なかったとか)。

Hokkaido3_5.JPG 桃岩を目指してタクシーは走る。桃岩展望台から林道を歩く。草地や岩場の入り組んだ景色に海の色があいまって道を曲がるごとにさまざまに姿を変える。海を隔ててそびえる利尻岳が神々しい。

 元地灯台のあたりでレブンウスユキソウをみつけた。小さくてかわいい。まだ先に道はあるが、満足して引き返す。

Hokkaido3_6.JPG 桃岩が"岩"である証拠というのが、その真後ろにあった。桃を二っに割った形の岩の中心に種をかたどった石が密集し、その周りを岩が放射状に連なっている。「放射状節理」というのだそうだ。すごーい!自然の妙。礼文島の懐の深さを思い知らされた感じ。

 愉快な解説と安全な運転で礼文島を堪能させてくれた運転手さんに別れを告げ、香深港から稚内を目指して船中の人となった。

 
  • コースタイム(着/発)
    旅の宿「しらかば」出発(/8:00)――ペシ岬散策・買い物――利尻島鴛泊港出航(/10:00)――礼文島香深港(10:45/10:55)――礼文島内タクシーで観光――香深港(16:00/16:30)――稚内港(18:15/)――民宿「北乃宿」(18:30/)――(宿泊)

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このページは、akirafが2009年7月 6日 06:31に書いたブログ記事です。

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