離陸後は雲がかかり地上は見えなかったが、青森県上空あたりで小川原湖など海岸線が見え、ここから一気に北海道へ。北上するにつれて次第に高度が下がり、右手の窓から天売島と思われる島影。さらに高度が下がり、稚内を左手に海上へ出て右に大きく旋回、宗谷岬には風力発電の風車が立ち並ぶ。
定刻には稚内空港に到着、預けた手荷物をピックアップ、展望ロビーで昼食を食べることになったがエレベーターはなく、1階から3階まで荷物を全部持って移動。2階に戻って弁当を買おうとしたが、品数が少なくあぶれる人も。空港発のバスに早めに乗車、満員の客を乗せてバスは海沿いの直線の道路をしばらく走り、稚内市内を抜けて、フェリー乗り場へ。
フェリーの出発までの時間を利用して、タクシー2台に分乗、海沿いの道を走って北端のノシャップ岬へ。途中、サハリン行きの波止場が立派な公園になってい た。この辺の海辺でとれる昆布は、すべて利尻昆布の 名前で売られているが、利尻産と稚内産では品質が違うので、産地を確かめる必要があるそうだ。平地に建った紅白の灯台近くの展望台で強い西風に吹き飛ばされそうになりながら、記念写真。はるかかなたにこれから向かう利尻島の島影。早々に車に戻り、フェリー乗り場に引き返す。2階のレストランで昼食の食べ直し。
ややあって到着したフェリーに乗船、上甲板の客室に収まって2時間弱の船旅。利尻島の島影が大きくなるにつれて、明日の山行のことが頭をよぎる。鴛泊港に到着すると今夜の宿の「しらかば」の車が迎えに来ていた。2回に分けて宿まで運んでもらう。ロビーで早速明日の天気予報をチェック。まあまあの天気らしく一安心。携帯トイレを400円で購入。リュックに詰める物は最小限にして、明日に備える。温泉にゆっくりつかってからの夕食は海鮮料理のオンパレード。甘い味の生ウニ、ぷりぷりしたイクラ、生ホタテとひも、こってりしたタコの刺身は、どれも新鮮そのもの。ベビーホタテの紙鍋などなど。ホッケの煮付け、これがまた一段と美味だった。すっかり満腹になり、部屋に戻ると早々に就寝。
- コースタイム(着/発)
羽田空港(8:30/9:40)――(ANA571便)――稚内空港(11:30/12:30)――(バス)――稚内フェリー乗り場(13:15/)――(タクシー)――ノシャップ岬――フェリー乗り場(14:30/15:30)――(フェリー)――利尻島鴛泊港(17:10/)――(宿の車)――旅の宿「しらかば」(17:30/)――夕食――就寝(19:30)
コメントする