第5日('06.7.1) ゴルナグラードからハイキング

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Swiss5-1.JPG2006年7月1日(土) 快晴

(記録担当 きみ子)

ツェルマット 第2日目

ツェルマット(8:24発)......(登山電車)......ゴルナグラード(9:05/10:00)......(ハイキング開始)......リッフェル湖(11:15/11:35)......リッフェルベルク(12:40/昼食/13:35)......リッフェルアルプ(15:00)......ツェルマット(電車組16:20着/徒歩組16:30着)......モンテローザで夕食(19:30/21:00)

Swiss5-2.JPG ゴルナグラード鉄道の登山電車に乗ってゴルナグラード駅に向かう。電車は、右手の車窓にマッターホルンを映しながら、勾配のきつい斜面を登っていく。マッターホルンの様相が、さまざまに変わっていく。

 頂上から北壁に流れる尾根は、大きなライオンが横たわっている背中を思わせる。今は夏で雪が少ないので、頂上の方は僧 Swiss5-3.JPG帽をかぶったたれ目の坊さんのように見える。絵や写真で見る雪を頂いたマッターホルンは、屹立していて威厳があり近寄りがたいが、このマッターホルンは親しみさえ感じられる。

 車窓の外に目をやると、斜面の土の上を走っては見え隠れしている小動物がいる。マーモットと言うのだそうだ。なかなかすばしこい。声も小鳥の鳴き声に似ている。

Swiss5-4.JPG 登山電車を降り、標高3130mの展望台へ。360度の展望。「すごーい」の一言。ガイドのユキさんに何回も何回も聞いて覚えた山々の名前。雪に輝く山頂と足元を覆う氷河の流れ。この氷河も急速に消えて行ってるそうで、それを観測するテントがいくつか点在していた。

 アルプスの大展望を堪能してから逆さマッターホルンの見えるリッフェル湖へ。展望台 でもそうだったが、どこを向いても日本人だらけ。なるべく日本人の少ないほうの湖へと由紀さんは案内してくれた。昼食もまた、一方は満員で、片やがら空きのカフェテラスという状況だ。彼女の尽力で、マッターホルンを正面に見るカフェテラスでゆっくりと昼食をとることが出来た。日差しは強いが風がさわやかで気持ちいい。それもこれも、当地をよく知っている由紀さんだから出来たこと。大いに感謝したい。

Swiss5-6.JPG 昼食がすんで、リッフェルアルプ駅を目指して歩き出す。マッターホルンが正面にあったが歩くにしたがって、他の山々が見え、その様子が変わっていくのが面白い。マッターホルンとクライネマッターホルンが(すぐ隣という感じだったのに)ものすごく離れて位置しているのにびっくり。山の名前も覚えているのはマッターホルンだけ、あとはうやむや。せっかく親切に教えてくれたのにごめんね。

 リッフェルアルプ駅が足元に見える草原で、ゆっくりくつろぐ。高山植物をよけて座ろうにも一面の花々。目を楽しみ、谷をわたる風を感じ、おしゃべりに時を過ごす。時折マーモットの声。近くに人間がいるぞと警戒しあっているのか。あちこちから声は聞こえるのだけど、姿はなかなか見つけにくい。

Swiss5-7.JPG 駅で「このままツェルマットまで歩こう」ということになり、電車組と歩き組に分かれることになった。電車組は孝儀さん、多摩江さん、善さん、初江さん、邦子さん、昭さん、幸子さんの7人、歩き組は勝巳さん、才美さん、紘正さん、伊久枝さん、ユキさん、きみ子の6人。

 歩き組は、ハイペースで森の中をとんとんと下っていく。歩きいい道が続く。曲がり曲がり下っていくと、ときどき木立がないところがある。そこは、マッターホルンのビューポイントで、ベンチがおいてあったりする。ベンチでは老夫婦が陶器のお皿を使ってランチをしていた。「さすがー」と感心した。

 下るにつれ、マッターホルンだけが目に入っていたのが、牧草地とマッターホルンになり、村の屋根とマッターホルンになったりとその景色も変わっていく。この道はどこをとってもマッターホルンだー!いくらみても見あきない。

 ホテルについてシャワーもそこそこに町へ出る。明日の昼食と水を買うためだ。何しろスーパーが6時にはしまってしまうのだ。

 6時30分、ホテルモンテローザで夕食。

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このページは、akirafが2006年8月20日 07:09に書いたブログ記事です。

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