と、いうのは、彼は今年の春、シャモニーで開催された金のピッケル賞の輝いたスイス人で非常に話題性があり、また、マッターホルンのヘルンリ稜往復の最短時間で登頂した記録保持者でもある。
彼自身非常に気さくな26歳。もちろん、この青年を周りが放っておくはずがなく、彼はツェルマットのスター的存在なのである。家の裏のゲレンデでちょっとクライミングを披露してもらったが、まるで、手足に磁石がついているのではないかと思うくらい、スイスイと垂直な壁を登る。
それどころか、オーバーハングも蜘蛛のように登っていく・・・・・私は、固唾を飲んで彼の華麗なクライミングに釘ずけであった。まさに、天才クライマーとは彼の事を言うのであろう。
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