第41便 NHK「世界の名峰」取材続報-3(2009.8.8) 羊飼いのおじさん

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SN41_1.JPG ツェルマットに、昔ながらの羊の放牧をしながら生活している「ハイニーおじさん」を取材しました。

SN41_3.JPG 白いひげにパイプをふかし、とってもやさしい表情をする彼に貧しかった昔のツェルマットを語ってもらいました。彼は74歳です。

 

 

 

SN41_2.JPG この日はアルプを放牧する120頭の羊に塩をやりに2匹の犬を連れてリッフェルベルグへいきました。雄大なアルプとマッターホルンを背景に、静かでおだやかな朝でした・・・・。

 ゆきより

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コメント(4)

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ユキさんご無沙汰しています。ご活躍のご様子何よりです。
来年の放映を楽しみにしています。

『ハイニーおじさん』 ハイニーさんと羊達、何か話をしているみたいですね。なんて温かく、そして美しい丘の上の一齣でしょう。その向こうに見える山なみ、ダン・ブランシュ、そしてオーバー・ガーベルホルン、・・・ロートホルンですか。ハイニーおじさんの優しい眼差しの向こうにあるのは・・・あの時我々も見たシェルマットの風景なのでしょうか。

 ユキさん、私はこの4月から、67歳の手習いで囲碁を始めました。お仲間に98歳の方が居られてお相手をして頂きます。向き合った時は、「やはりお歳」と思えるような、かぼそい息遣いに、つい身の程をわきまえず驕った碁を打ってしまいます。そうして、数手交える内に私の手筋は支離滅裂になってしまうのです。此の頃、その方から『気』のような物が出ているのを感じるのです。身体の芯から出ているような『生命力』『エネルギー』が私を威圧するのです。

 ハイニーおじさんには、身体の芯から出ている『温かさ』を感じました。ユキさんには、常々年齢や性別を超えた『生命力』『エネルギー』を感じております。益々ご活躍下さい。KOIKOI拝

KOIKOIさん、

すてきなコメントありがとうございます。囲碁ですか・・・・・98歳のお仲間の方の「気」は、目には見えずとも、きっと長年鍛え上げたものすごいエネルギーなのでしょう。

こちらのハイニーおじさんは、本当に、おっしゃるとおり、あったかーーーーいおじいちゃんって感じです。この温かさって、子供のころからずっと苦労してきたひとの心の奥深いところからくる寛容さからくるのかなぁ・・・。

人生、目に見えない大切なことがいっぱいあるようで、これからも、人生一生勉強です・・・・笑。そちらも、ますます囲碁の腕前をあげていってくださいませ!!

ゆきより

羊飼いのハイニーおじさんは74歳ですか? 私より3つも若いのに貫禄がありますね。最初、誤ってこの記事のタイトルを「羊飼いのおじいさん」としてしまいました。たぶんわれわれとは人生観が全く違うんでしょうね。 77歳のあきら

77歳のあきらさんへ

そうなんですよ、74歳といっても背中も丸く曲がって、しわもいっぱいです。小さいころから農作業をずっとさせられて。
昔は登山電車もなかったので、山の羊に塩をやる為に毎日20kg以上も背負って山をのぼっていたそうですよ。子供のころ遊びたいさかりに、楽しみで山に登るのではなく、家族が生きていく為の仕事をしていたのです。牧草刈りも、昔は機械がないので大変な重労働です。ハイニーさんに、子供のころ一番楽しかった思い出は?と質問したら「悪天で野良仕事をしなくていいときが最高にうれしかった・・・」と笑っていました。

今でこそ、世界屈指の山岳リゾートになったツェルマット・・・・しかし、昔は人口700人ほどの3分の2は牧畜で生計を立てていた貧しい村だったのです。その生活を続けるハイニーさんは貴重な村の人気者なのです。

ゆきより

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