第31便 ヴァレンタインデーのプレゼントの巻(2009.2.17)

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SN31_1.JPG 2月14日バレンタインデーは世界各地で男女の愛の誓いの日としてにぎわったようですね。

SN31_2.JPG このSt.Valentaine's Day は269年2月14日にローマ皇帝の迫害下で殉教したヴァレンタインというキリスト教司祭に由来しています。ローマ皇帝クラウド2世は愛する者がいる兵士は戦闘士気が下がるという理由で婚姻を禁止しました。しかし、このヴァレンタイン司祭は恋する若者達を勇気づけ、秘密に兵士達を結婚させたのでした。このため彼は捕らえられ処刑され、後にこの日はキリスト教徒にとって祭日となり恋人達の日になったとされています。

SN31_3.JPG スイスのバレンタインデーは、花屋さんで愛する人に捧げる花を買うために年に一度、若者から年配の男性までが、列を成しているのを見かける日です。赤いバラが売れています。日本は、お菓子会社のキャンペーンに乗ってチョコレートを女性から男性にプレゼントするのが"日本の文化"のようになっているようですが、国によっていろいろなバレンタインデーがあるようですね。経済の活性化に貢献していますね!ハハハ

SN31_4.JPG 私達のバレンタインの週末は、純白の誰も踏み入れていないフカフカの新雪の斜面を二人っきりでスキー滑走するというお互い最高のプレゼントを交換しました!わたしも主人も、あまり俗世界の流行に疎いもので、花もチョコレートもプレゼントしたいと思うときに買えばいいし、バレンタインデーに限る事もないと思っています。 SN31_5.JPG私は主人が元気でわたしの傍にいてくれるだけで、ありがたい事だと毎日感謝しています。おそらく、健ハイの仲のいいご夫婦の皆様も同じ心境だとお察しいたします。

 写真の通り、スイスの山はまだまだ雪で覆われています。今回の山スキーは、シャモニーの手前、Sallanche (サランシュ)の村から、Quatre tetes (四つの頭)という SN31_6.JPG2,301mのピークを目指していきました。その名の通り、スキー登攀中、ポアン・ペルセイを代表とする大きな岩頭が四つ目の前に立ちはだかり、迫力満点。今回は、取り付きから標高差1,460mの登りで、久しぶりにやり甲斐のある山行でした。日のあたらぬ北側の急斜面を二人でシュプールを描きながらくだると間もなくDoran の村に着き、シャレーが大雪に埋もれていました。日本の福山先生から可愛らしい福寿草の便りを頂いたばかりですが、スイスはまだまだ春は遠く、こんなに雪がいっぱいなんですよ・・・・。

 雪のヴァレンタインデー便りでした。 ゆきより

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コメント(3)

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なんてロマンチックですばらしいバレンタインデーでしょう!ステキ!!
そして、なんて美しい白銀の世界!
日本での毎日の生活が陳腐なものに思われてしまいます。
今年はチョコレート戦争(?!)に関わることもなく過ぎて行きました。
残念ながら、経済活性化に貢献できなかったです。

東京に桜の開花宣言が出てから寒い日が続いているのでまだ満開にはなっていませんが、まもなく満開の桜が街に溢れます。

スイスの春の便りを楽しみにしています!

Chiera さん、

初めてのコメントを、ありがとう!
日本は、そろそろ桜の時期なのですね・・・・日本の桜は世界一です!Chiera さん、春の桜をみるハイキングなど、行ってみては如何でしょうか?この健康ハイキングの会のメンバーは、とってもメンバーがバラエティーに富んで楽しいですよ。そして、自然の中で新しい世界が見えてきますよ。

残念ながら、スイスは、春にはもう一頑張りって感じです。ハハハ
今週末も山は積雪で、例年にない豪雪です。スキーヤーにとっては最高の冬です。

来月下旬には山の南斜面にクロッカスの姿が見えるといいなぁと思っています。また、お便りしますのでお楽しみに。 

日本は、もう最高の季節ですね。

この季節は、何もかもが輝いて、生き生きして活気があり、エネルギーが飛交っていますよね。

実は、今年はかなり積雪があるのでイースター休暇にオートルート(シャモニーからツェルマットまでの山を山スキーでトラバース)する事にしました。紘正さんと一緒に行きたいと以前話していたルートです。

今回は、下見ということで、紘正さんが準備万端になったらいつでもご一緒できるように!ハハハ

メンバーが、けっこう面白いのです。私達夫婦、シャモニーの山友達(女性)、彼女の日本のお友達・・・・日本でかなり先鋭アルピニストとして活躍している30歳の若手クライマー、と、彼のヒマヤラ遠征のときの知り合い74歳、もう1人は、個人参加69歳の山好き男性。プラス、フランス人の山岳ガイドです。

どんな珍道中になるか・・・楽しみです。また楽しい報告ができるといいなと思います。紘正さんに刺激的なスイス便りとなる事でしょう。

ゆきより

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