第24便 『実』のあるハイクの巻(2008.8.16--17)

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SN24_2.JPG 8月16,17日今週末は、アンテン湖という2,150mに位置した湖を見に行ってきた。

 レマン湖をはさんでジュネーブとちょうど反対側に位置するDents du Midi という山の麓である。

 Champery という街から、絶壁に作られた幅1mほどのギャラリーを行く。その後森に入り、森林限界を抜けると後は一面に広がるアルプである。その上、数日前2,300メートル辺りまで降った雪が岩肌を白く覆っているのでコントラストが美しい。

SN24_1.JPG  SN24_6.JPG  SN24_7.JPG スイスの旗を掲げた山小屋のすぐ傍には、透き通った湖があり、魚釣りができる。水面が写真のように全てを写す!

SN24_3.JPG そう、そう、山小屋のお兄さんは、明らかに『ホモ』であった。あの話し方といい、やわらかい物腰といい、フェミニンな笑い方・・・・。

 その相棒は、羊飼いの男でこの山小屋は二人の愛の巣??のようであった。ホモも、レズも、珍しくないヨーロッパ社会、山に居ても不思議ではない・・・。夕食は、塩の効きすぎたミートスパゲッティーがでた。案の定、夜中に喉が渇いて目が覚めてしまった。トホホホ

SN24_4.JPG さて、土曜日は快晴だったが、日曜日は予報どおり崩れてしまったので、山小屋から上に登るのはあきらめておとなしく下ることにした。途中、山一面に丸々と太ったブルーベリーがたくさん実をつけているので、雨風の中ブルーベリー摘みに専念する!! 1時間もすると、さすがに2,000メートルを越す悪天の山の上、手が凍えてきたのでまだまだブルーベリーはたくさんあったが1kg程収穫したのでストップ。

SN24_5.JPG (家に帰ってジャムにしたら、なかなか旨い!自分で摘んだので思い入れがあるせいであろうか・・・。)そのご、下る道延々と熟した赤いフランボワーズがなっており、もう一つ、あともう一つ・・・・と、これまた前に進まない・・・・。森に入ると、たくさんのきのこが顔を出していたが、さすがに毒キノコかもしれないので通り過ぎた。

 少し高度が下がると、今度は、野イチゴ発見!次から次へと手が伸びる。実は小さいが、これの甘い事といったらほっぺが落ちそうである。あーあ、こんなに道草をしながら山を歩いたのは初めてだった・・・。急ぐ旅でもなく、車でジュネーブにもどるだけだとおもうとまた右手が伸びてしまうのであった・・・。

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コメント(4)

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健ハイでも西丹沢の不老山でキイチゴ狩りをしたことがあります。時期は6月上旬。収穫したキイチゴをジャムにして楽しんだ方もいました。野趣があっていいですね。

⇒ AKIRAFさん、
コメント、どうもありがとうございます!木苺というのは、木にイチゴがなっているのですか?わたしは、見た事がありません。
20代の頃は、より難しいルートを、より早く!!と、バリバリ登る事しか頭にありませんでしたが、40歳も超えると、山の素晴らしい恵みに目が行くようになりました。ハハハ 自分達で摘んだ木苺をジャムにするなんて、本当に素敵な事ですよね・・・・。『自然の恵みに感謝 !!』
ゆきより

マダム ユキ Bonjour!
思わず、そんな呼びかけをしたくなる「スイス便り」有難う御座いました。
文章から、写真から、もう初秋の景色になったスイスを充分に感じます。今一度生まれ変わって、ユキさんみたいな生活を送りたい・・・・

こちらも、肌に秋風を感じるようになりました。そして、再び山に行く元気が出てきました。
多分、10月ごろは紅葉の山道を、「日本に生まれて良かった」などと思いながら歩いています。Au revoir


⇒ KOIKOIさん、

Bonjour ! コメントありがとうございます。
日本は、まだ8月だと言うのに秋の風がふきはじめましたか・・・・。今年は残暑で苦しむ事はなさそうですね。
これから、ヨーロッパは長い長い冬に向けて寂しい季節に突入していくのですが、日本は、一番いい時期ですね。栗ご飯に、ホクホクのサツマイモ、あぶらの乗ったサンマ、まったけご飯に・・・なんて書いていたら、よだれが出てきそうです。ハハハ 
唐松が、黄色く紅葉して、夕日に照らされ黄金の世界になったあの日本の山行を思い出します。
素晴らしい日本の秋の山行を楽しんでください。  ゆきより

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