4月15日、今日はフランスのサモアン地方にある、有名な景勝地、馬蹄の谷(Sixt Fer a cheval ) へハイキングです。
この谷の入り口が丸く馬蹄型になっていることからこの名がついています。
ここへ来ると、歴史を感じ、人間の一生などほんの一呼吸のようなものだと感じます。何千年も前に氷河が流れ出し、岩肌を削りU字谷を作り出しました。
この標高差200メートル近い谷に雪解けの水が花嫁のベールのようにやさしく、塵のように軽く美しい白い滝を創り上げるのです。その数大小あわせて20本を超えます・・・・幻想的といえばこの上なく、壮大なスケールを誇るこの景色は、神の創り上げた芸術品のようです。耳に響くのは水の音だけです。標高1600メートル付近まで登るとクロッカス、すずらん水仙など満開でした。
今年は例年より一ヶ月早いようです。真っ青な空、可愛らしい高山植物、山頂に残った白い雪、U字谷の底は小川がなだらかに蛇行し、夏にかけて川のほとりでは子供連れの家族などがピクニックする姿も見られるようになります。
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