国内山行記録: 2022年6月アーカイブ

実施日: 2022年6月25日(土)快晴。山頂は霧、曇天、強風。

参加者: 憲治、貞子、勝巳、才美、吉生、亮子、和子

コース:(健ハイ体力測定コース)

集合:小田急線、新松田駅改札口8時40分

新松田駅バス発8時55分―関本着9時12分―タクシ― 最乗寺最奥駐車場9時30分(測定登山開始。行程は各自自由。)―最乗寺バス停発14時50分―関本―バス―新松田駅―海老名乗換(解散)――二俣川16時ごろ

コロナと、悪天候で何度も中止、何年振りかの体力測定コース。やっと懸案の標識整備が吉生さんの努力で完成。新緑の気配を残す路は、緑陰で、適当に風もあり快適な環境。全体に路が荒れている。たぶん、直近の強風、豪雨があったためだろう。そのためもあってか、低山特有の登山路を外れる適当な路が多く、迷う。慣れた山も、やっぱり山だ。 目的が各自の体力を把握することであり、コールや到達目標はもとよりない、その分、気楽。だが自己判断と自主性が問われる。単独行の一面を持つ。

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ロナ君に散々邪魔され、今度こそは何が何でもと意気込んで決行。なんとなく出かけることに後ろめたさは残っているが、そんなことにお構いなし。我々後期高齢者は限られた時間の中に生きている。ハイキングに行くのにこんなことを考えるのも長いマスク生活の災いか。長い戦火の中で生きていた人々の、失われた時間を取り返すためにも。眉を上げて出かける。早くしないと梅雨。その後は混雑の夏休みだし。
連日快晴快適。春セミ鳴く新緑の深い森の樹々。行きかう人なく裏磐梯は静かだ。万山と鬱蒼たる若葉と蒼き水満る湖。これこそ我が遠き過ぎ去った原風景。行けども行けども豊かな森。まさに新緑の息吹。ここ裏磐梯の探勝路に無駄は一切ない。曲がりくねり、行きつ戻る道にすべて意味がある。花に立ち止まり、春蝉の合唱に、修行僧の声を聞く。道は更に深く森に囲まれ、人跡は朽葉に埋もれ、すべてが苔むす原生に包み込まれる。黒く太い蔦が生き物のごとく孤独に絡みつく大木はそれでも悠然と初夏の若葉風に輝いている。
小野湖半探勝路に至っては、まさに人跡未踏。もちろん国土地理院の2万5千分の一に点線ですら道の記載はない。小さな沢を渡る二本の丸太橋の苔にもこの森の威厳と、深さがある。渡る風は樹々の命を天地に嗅ぐわす。木こりがトロッコを腰を折って押していたあの芥川龍之介の「トロッコ」の胸むしるトロッコ道跡が深く緩やかに森をくねっていく。時たまクマよけの笛が現実に引き戻す。標高800mを正しく春蝉が教えてくれる。山を彷徨するには、宿は雨露がしのげれば十分という価値観を木っ端みじんに砕かれる。高級な宿泊も悪くないと思うのは寄る年波で感性が堕落したためか。狭い宿の玄関に子供の自転車があり、温泉には、サロンパスかケロリンの椅子、窓を開けっぱなしにするな、「カエルや蛇が入るから」の張り紙。胡坐をかいて食べる湯気出る食事、部屋の裸電球を消すと、いっぺんにかび臭い漆黒の世界。早朝冷気含む布団の中で階下の台所の音を聞く。みそ汁の香が漂う。これこそが至福の宿とあえて、長い間求め続けたてきた。私はいつも旅をしていた。旅行ではなく。でも、高級旅館も旅として素直に受け入れる年になった。磐梯山の大噴火は明治21年。火山にとってはつい昨日のこと。多くの犠牲の跡にこの風景が生まれた。湖沼群が、この森が、生まれた。そこに立っている。風景に見入っている。 憲治さんの行動時間管理を頼りに怪我も、迷子も、忘れ物もなく、天気に恵まれたが 今後も、こんな旅はできるだろうか。こんな場所を探し求めよう。裏磐梯はすべて、探勝路として表示されている。名称は景色にふさわしい。uraban-2.JPG

実施日時: 2022年5月20日(金)

集合: JR東海道線 「根府川」駅 改札口 9時

参加者:(6人)男女各3、  勝巳(リーダー。記録)、憲治(サブリーダー)、貞子、吉生(写真)、亮子、恵美子(初参加)

コース概要:(徒歩4時間)  根府川駅発9時――国際高校前――県農業センター――牧板川橋10時――米神水源地10時30分――文三堂11時――石橋山古戦場11時30分――佐奈田霊社――みかん畑11時30分――紀伊神社13時――早川漁港(魚市場)13時30分昼食――JR早川駅14時30分(解散)

(参考) 希望ヶ丘発7時27分――横浜着7時43分ー?乗換ー?(横浜発7時55分発6番線  ホーム東海道線熱海行き)――根府川着8時57分

持ち物: 履きなれた靴。(多少登り下りあり、杖有効)。水筒。マスク、非常用品(けが薬、     足つり薬、突発の雨、地震などでの交通遅延等も考慮のこと) 地図  「小田原南部」(2万5千)

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カウンタ

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