サロン89 ジョンソンタウンと航空公園 (2016.2.26)

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syuugou.jpg実施日;2016年2月26日(金)晴れ~薄曇り。
参加者;(10名)
吉生(リーダー)、勝巳(記録)、憲治、貞子、善右衛門、恵美子、三貴也、美奈子、伊久 枝、ゲスト1名。

toun.jpg雪を頂いた遠い秩父の山がここまで来ると近く見える。
所沢のジョンソン基地と言えば朝鮮動乱のころの米軍基地。軍用車が走り回り、デカイ米兵が陽気に歩き回っていたイメージ。ネットで調べると、随分その後の変遷があって、今の街並みになっているようだが面影は残っている。数十軒の特徴ある異国風宿舎が軒を連ね、ペンキで好きなように彩色し、やたらに英語が氾濫している看板がある。相当時代物であるためか、美しい街並みとはいえないが、田舎育ちの兵隊たちの基地の臭いがある。子供のころ米軍の基地で見たこんな家並みを不思議tennai.jpgな気がしたのを僅かに覚えている。戦争が終わって、70年になるのに、いまだ、戦勝国の軍隊が駐留するという歴史的にもまれな基地の国に生活しているのだと実感する。もちろん、今は家の中身は純性日本人。往時の鉄条網に囲まれた基地ではないのでジョンソンタウン住宅の境目も、どこからかすら明瞭ではない。このいい加減さが、なんとも平和なのだ。昼食に入った食堂は韓国人の経営者。暫く世間話をする。かっての米国占領軍の宿舎である。他に客もいなかったので高い人参茶迄無料でサービスしてくれた。気分良かったので「釣りはいらない」と言って春風の道に出てきたら、美しい主人がいつまでも見送ってくれた。なんか急に外国にいるようだった。
tenji.jpg航空公園は、電車で乗り換えるがすぐ近くだ。ここも古びたセコハンの航空機が展示されている。でも、これが珍しい。飛行機の墓場だが中に乗れるのだから。パイロットの座る席で、「なんだこんなに簡単なのか」とトンチンカンの納得をする。古い自衛隊払い下げのヘリコプターの意外な大きさにびっくりしたり、無重力状態の体験機に乗って理由はわからなかったが、宇宙に行ったことになったのだそうだ。子供はきっと喜ぶ。明治以来の航空機の歴史的な展示はなかなかのもの。知らないことばかりだ。ここも戦の臭いがする。所沢を中心に軍事エリアだった名残だ。
帰りの電車には土地勘がなく多少迷ったが、どうせ日本語が通じる陸続きだ。いつも思うのだが、こうして知らない街に来るのはなんだか、75年の人生に一層深みが増すように思う。いや、若返るのだ、小気味いい緊張感で。♪明日は何処の街か
コース;
入間駅集合(南口)11時――ジョンソンタウン11時30分――昼食見学――13時30分――入間駅――所沢駅乗り換え――航空公園駅―(往復)―航空公園――所沢駅――横浜駅16時50分。

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