No.334大霧山(766m)。長瀞。小川町。

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関東平野と秩父盆地の中間の低山ながら展望の名山。晴天なら日光や浅間、谷川をみることができる。それでなくても秋真っ盛りの高原牧場を見ながらの歩きやすい登山道の尾根は贅沢だ。今回は雨天中止の春以来の再、再挑戦(今度こそはと張り切る)。
この山は比企三山と呼ばれるが秩父と、皆野の境にあり比企にない。「山頂恒に霧あり」(武蔵通志)から山名がある。登り口の粥新田峠という変な名前は大和武尊が東征の時にここで粥を炊いたという伝説による。字は異なるが古い「粥仁田地蔵尊」が祀られている。往時、この峠は和紙の原料になるコウゾウを運ぶ馬で賑わったのだがその面影はない。

ookiri7a.jpg山もいいがこの辺りは未知の地域。秩父盆地と比企丘陵の境目は里山の美しさに満ちている。桜の頃もいい所らしい。今回の山行は今後の山行の現地調査も兼ね周辺も広く訪ねることを目的にしていた。そんなこともあり山の帰り長瀞に立ち寄る。小学校の遠足で来て以来64年ぶりでほとんど記憶がないが、石畳と、お土産屋で買った大きなロウ石は鮮明に覚えている。其の後何年も道端にロウ石でいたずら書きをして遊んだ。
観光客が紅葉を求めてゾロゾロ歩いているが長瀞の紅葉はみすぼらしいがお土産屋は元気がいい。曇り空のもと川下り遊覧船を見送る。水はトロンとして瀞そのもの。
まだ時間があるので、さらに小川町に立ち寄る。来るとき「何かがありそうな町」の予感がしたが立ち寄ればさびしい田舎町。所どころに「和紙」工房などの看板が出てくる。駅近くで見つけた「和紙」専門店でお土産を買い、造り酒屋を聞き訪ねる。今年のみそ漬けや新酒は11月20日ごろから売り出すとのこと。この街には観光案内所があるところを見るとほかに尋ねるところがあるようだ。秩父地方の特有の謙虚さが街にあふれ地味に伝統を守っている懐かしい生活の臭いをかぐ。
ookiri5b.jpg次回は周辺のハイキングとミックスしてこの街と周辺を桜の頃に尋ねたい。
  • 実施日;2015年11月13日(金)。
  • 参加者;(3名) 勝巳(リーダー、企画、記録)。憲治(会計)。吉生(車)。
  • 集合;二俣川農協裏6時30分出発。
  • コース;(徒歩時間は2時間30分程度ゆっくり休憩含む)。
      二俣川農協裏 6時30分発――(途中高坂SAのおにぎりは見てる前で作り温かく旨い)――粥新田峠着9時10分。登山開始9時15分大霧山山頂10時20分(10時45分出発)――粥新田峠着11時30分――長瀞12時――小川町13時――関越自動車道――圏央道――海老名――東名町田――二俣川着16時30分。
  • 持ち物;昼食弁当、杖、軍手、雨具、医薬品、懐中電灯、防寒具、水等。
  • 交通費;5,000円。
  • 地図;2万5千「安戸」。
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