No.323 涸沢紅葉、贅沢ハイキング(2014/9/30-10/3)

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(記録: 勝巳)

  • karasawa-1.jpg日時: 2014年9月30日(火)―10月3日(金)3泊4日
  • 贅沢かどうかは、日ごろの山行レベルが基準。したがって、いつもなら、泊まるところは雨露がしのげればいい、食事は食えればいい(つまみはイカでいい♪)。時間はあげるほどあるので、特急座席指定なんか使うことないし、行き帰りは公共交通機関を利用しタクシーなどよっぽどの不便なところ以外は使うことはない、まして山登りで、高級旅館など使うことは考えもしない。なのに、どう間違ったか贅沢登山。どこが贅沢かというと

    まず、紅葉をみに、わざわざ涸沢を選んだこと、しかも8か月も前から予約することなどどうかしている (紅葉の名所は混んでいるだけ、その程度の隠れた紅葉の名所は日本の山奥にはいくらでもある。)

    3泊4日を費やしたこと、 (どう見ても涸沢の紅葉はせいぜい2泊、厳しいが一泊でもいいところ)

    そのうち、「徳澤園」の旅館部門で一泊したこと (歴史ある有名観光旅館、この混雑の時期に3室を確保、しかも3時には宿に入って、一番風呂と豪華な夕食。翌朝8時に出発という大名登山。暗くなってやっとたどり着き、翌朝は、懐中電灯で出発が普通の事なのにである)親切。食事がよい。部屋がよい

    行きは特急の座席指定、帰りは松本始発の特急利用 (特急なんか使って山に行くなど恥ずかしい時代に育っている身にはこれとても贅沢)

    松本駅にタクシーを待たせて上高地まで乗車 (いつもなら、電鉄に乗って、バスにと乗り換えに右往左往するのが)

    帰り際に、上高地のホテルでの昼食と入浴 (12時予約で入浴。豪華レストランでの三段重ねの昼食と至福のビール)

    上高地のホテルの玄関前までタクシーを呼び松本まで乗車 (せいぜいバスセンターから新島々までのタクシー利用なのに、行きの運転手を指名してのタクシー利用、入浴と、ビールのほろ酔いのまま玄関から駅まで一歩も歩かず。好きなところに停まって自由なお土産の買い物) どうです、絢爛豪華でしょう。(そうでもないかな)

    ともかく快晴。

    karasawa-2.jpg

    紅葉は快晴に限る。穂高の峨峨たる岩山にアルプスの10月の抜けるような青空。燃える紅葉と草紅葉の黄色、風も、音もない。カールはただただ紅葉。朝の氷点下から、僅かな温かみが増し、山稜に光、徐々に大雪渓と紅葉が奏でる交響曲の荘厳。振り返れば常念や屏風岩はすでに天空にどっしりと明けている。昨夜の点々とした淡い光のテント村が朝日に起きだす。ヒュッテ裏の小さな氷の池面に穂高が写り、移ろい行く。今日の散策時間は有り余る。ただ乾いた岩だらけの斜面の紅葉の島々を行く。やがて登り始めた陽が心地よい。ザイテングラードの付け根まで行く元気な才美さんをリーダーに、茂子さん、貞子さんを送り出し、残留組は、温かみだした岩に寝て眩しい青空に身を任す。

    涸沢山荘はヒュッテと風景が違う。光が違う。

    karasawa-3.jpg

    木製のベランダでの紅葉の昼食。1000円のラーメンもこの景色の前には高くない。こんなにゆったりできるのも涸沢2連泊のお蔭。あとは、谷の向こうのヒュッテに帰るだけ。夜は星を見よう。寒さに震えながら。 帰りの日、昨夜からの小雨が途中までやまない。急な下りで登りくる登山者との擦れ違いがせわしない。横尾について、ほっとする。たぶん雨の山道から解放されたことによるのだろう。全員、遅れると入浴も昼食もなくなるとの恐ろしい言葉を信じて、全走力。どこにこんな力が残っていたのか。まったく地図と同じ時間の予定通り。この年で大したものだ。あとは、風呂と、昼食。ビールを飲んで迎えのタクシーを待てばいい。

  • コース記録:

    第一日(9月30日)

    松本着10時23分(あずさ3号)――タクシー発10時30分――上高地着12時20分――上高地バス停(昼食後)発12時30分―(梓川左岸、治山工事道経由)――明神池14時――徳澤園着15時――17時30分夕食――21時就寝

    第二日(10月1日)

    徳澤園発8時――横尾着9時30分――本谷橋10時30分――涸沢ヒュッテ着13時30分(ヒュッテのベランダ等)――涸沢ヒュッテ泊(夕食16時30分)(就寝20時)受付女性がしっかりしていて安心。別館の3人個室部屋に8人。2日同じ部屋

    第三日(10月2日)

    涸沢ヒュッテ発6時(朝食4時30分)――池の平経由大雪渓パロラマコース最高点(2500m)8時 (3名はザイテグラード取りつき往復)10時出発――涸沢小屋着11時30分(昼食)13時発――涸沢ヒュッテ着14時――夕食17時――就寝20時

    第四日(10月3日)

    涸沢ヒュッテ発5時40分朝食4時30分(小雨)――本谷橋7時――横尾8時――徳澤園9時30分――明神10時30分――河童橋11時30分――上高地アルペインホテル着11時45分――入浴13時――昼食(ビール等)14時30分――ホテル発15時10分――松本着16時50分――松本発17時18分(あずさ32号)乗車――八王子19時34分着(解散)
  • 費用: 宿泊35000円。タクシー往復一人7000円。入浴風呂第2160円 ほかにJR交通費。昼食弁当代、山小屋コーヒー代、等 
  • 参加者: 8名(男3名、女5名) 勝巳(リーダー記録)、才美(サブリーダー)、憲治(サブリーダー会計) 貞子、茂子、邦子、(ゲスト)M夫妻
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