第1日目10月8日(記録:恵美子)
今回で何回目の草津行きでしょうか、最近は健ハイの出席回数が少ないのでとても楽しみにしていました。メンバーの中に膝、腰、にトラブルを抱える人がいることを考慮した計画をしてくださったことで最後の日程まで一緒に行動できました。
天気予報は晴れとなっていましたが、曇りとガスがかかって快晴ではありませんでした。それでも太陽が顔を出すと赤・黄色・緑とダケカンバの白が彩り鮮やかに目に入り外国に来たような景色に囲まれ素晴らしかったです。昼食のそば処・風は新そば、舞茸の天ぷら、そばがきと期待通りの味、また庭先の花々、特に上品な薄紫のサフランの花が咲き誇り美しかったです。
宿泊施設周辺のチャツボミゴケは春の青さから変わって秋の紅葉時期は黒ずんで見えました。公園の周辺はきのこの宝庫、全員でたくさん収穫して管理人に食べられるものを選別してもらい夕食の男性陣の豪華料理の一品となりました。メイン料理は味噌仕立てのちゃんこ鍋、量がピタリで味も美味しかった、美味しかったと皆大満足。9時就寝、
第2日目 10月9日 (記録:才美)
8時出発の予定だったが例によって健ハイ時間は7時40分出発 車で志賀高原へ向かう高度を増すにつれ霧がわき又流れ景色はめまぐるしく変わる。濃緑の笹原に朱のナナカマドが飛び火し、薄黄葉の樺は空へと優しい。写真マニアが道路に列なすのもうなずける。「硫黄のにおいがしてきたね」と言われる頃に渋峠を越した。気温は低い。
硯川駐車場9時着。トイレタイムの後眼前の前山スキー場リフト(標高差100m)に乗り前山登山口へ。きれいな湿原。晴れていれば笠が岳、横手山、志賀山などの眺望を楽しめるらしいがこの朝は霧に阻まれ、早々に湿原を横切り、樹林帯の緩やかな登りに入る。シラビソ、コメツガの香りが心地よい。ほどなく渋池着。モウセンゴケ、ワタスゲには会えなかった。それでも観光客はここまで入っていた。道幅は広く歩きやすい。左に志賀山の双耳峰を見ながらの森林浴は楽しい。
1時間弱で四十八池着。60余の池塘を抱く湿原。立派な木道。秋草の絮が浮遊し、人声も浸みる。静寂。小休止後早々に鉢山への登りにつく。全員同じ行動。丸太の階段状の登りは多少歩き難いが、ゆっくり軽いステップで全員登頂(2041m)。視界ゼロ。無愛想な頂上だ。というより単なる尾根。ここで早めの昼食。食糧係りが早朝から準備して下さった握り飯のおいしかったこと。ここで5人のパーティとすれ違う。
下山は同じコース。朝に比べいちだんと紅葉の進んだ志賀、草津を車中で満喫した。早めの帰着。高橋さん仕込みのおでんに舌鼓。のんびりと湯につかり、例によって歓談。ほどほどの山、かけ流し湯、五臓六腑に染み渡るお料理、満足度100パーセント。
第3日目 10月10日薄曇り (記録:多摩江)
天候は、良いとの情報を得て7時50分宿を出発する。 途中、草津白根山の展望台に寄る。紅葉が進みだした山は、赤、黄、緑で彩られて素敵な絨毯の様だ。 渋峠ロマンスリフト(往復700円)に乗る。リフトの下を横切るリスを見た人もいた。冬支度に大忙しなのであろう。リフトを下りて、横手山山頂に向かう。足元は霜柱が立っていたり、凍っていたりする。5-7分程で山頂(2307m)に着く。
横手山は、志賀高原の南東端に位置し中央分水界上にある。二等三角点があり、そこに横手山神社が鎮座する。雲海の果てに浮かぶ様に見える山々(富士山、北アルプス)、天気の良い時には佐渡島まで見える。その後、山頂にあるレストハウスに行き日本一高い所にあるパン屋さんで、パンと飲み物を買い、一時、寛ぐ。他に、NTT無線中継所が置かれているが、現在、光ファイバー網の発達によりその役割を終えている。
再び、リフトに乗るが、強風が氷の様に頬を撫でる。渋峠(外気温5.5℃)まで下りる。 笠越水芭蕉公園へ向かう。到着後、公園内を散策するが何も見ることは出来ない。 車に戻り,笠岳登山口まで林道を行く。2007年5月8日に来た時は、雪を掻き分けながら、そして両側の蕗の薹を積みながら歩いて登山口まで登った事を思い出す。笠岳峠(登山口)に到着後、雲の動き、風等を考え頂上への登山は中止した。そこにある「峠の茶屋」で、きのこ汁を食した。シャキシャキとした歯ごたえのある採りたてのきのこがたっぷり入った味噌仕立ての汁でした。
笠岳(2075.7m)は、山頂直下まで木階段があり、男坂女坂分岐点まで整備されている。男坂は岩場に10m程の鎖が掛けられた本コース随一の難所。女坂は、岩盤崩落で荒れているが、ひと登りで男坂と合流する。山頂の大岩脇には、石祠と二等三角点が設置されており大岩上部からの眺めは格別である。上信山脈の山並みの中にあって一際目立つ鋭鋒。見る場所により、入道頭の様でもあり、編み笠の様にも見える。登山口近くの眺めの良い場所からは、北アルプスの山々を遠くに見ることが出来る。山の中腹辺りには、雲がたなびき幻想的である。眼下には、須坂市、長野市が点在している。
一路山田牧場に向かう。勝巳さんの秘密の場所で通電している牧場の柵の下を這うように潜り中へ入る。林の中には、きのこ、そして蕨の茎も葉も枯れたものが沢山目につく。蕨は、牛が食べないので残されたままになるとの事。林を抜けると、パッと視界が開け、草原が広がっている。足元には、大量の牛の糞が点々と落ちている。眼前には、青空の下に長閑で、心を洗われる様な景色が広がり、心が和む。 山田牧場駐車場に行く。そこからは、小笠岳が見え、その奥に笠岳がある。
一級河川の松川を渡り、一路、りんご農家を目指して高山村へ向かう。高山村へ入って来たが人影が無く右往左往する内、土地の方と出会うことが出来、知り合いの農家を紹介してもらう。しかし、端境期で提供してくれるりんごが無く、又、その農家の方に高山共撰所まで道案内をしてもらう。そこでようやく美味しいりんごを購入することが出来た。 上信越道の須坂長野東I.C.に乗り、東部湯の丸S.A.で遅めの昼食を摂り、関越道の嵐山P.A.で解散をした。
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